Raspberry Pi(ラズパイ)は、小型パソコンや教育用パソコンとして人気があります。プログラミング・音楽プレイヤー・ラジオ・ホームネットワークルーター・監視カメラなどさまざまな方法で活用が可能です。
しかし、Raspberry PiのOSはLinuxベースで、対応しているアンチウイルスソフトはごく少数です。そのため、インターネット接続するとセキュリティに不安が残ります。
今回の記事では、Raspberry Piのセキュリティを向上させるNordVPNについて解説します。また、Raspberry PiとNordVPNの組み合わせによる活用法もまとめました。
※記載する金額はブログ執筆時のものです。
目次
Raspberry Pi(ラズパイ)とは
Raspberry Pi(ラズベリーパイ)は、ワンボードマイコンと呼ばれる小型パソコンです。開発当初は教育用の安価なコンピューターとして開発されましたが、今では多くのユーザーが愛用しています。
現在までに世界中で4,600万台以上が出荷され、日本国内でも年間80万台以上が販売されています。日本では「ラズパイ」の愛称で親しまれており、販売価格は1万円~2万円ほどです。
【基本情報】NordVPNとは
料金(税込み) |
2年間プラン:530円/月 |
サーバー数/国数 |
5,000/59 |
ノーログポリシー |
○ |
通信速度 |
○ |
サポート体制 |
・365日24時間対応 |
公式サイト(日本) |
NordVPNは2012年に設立されたVPNプロバイダで、1,400万人以上のユーザーが愛用しています。業界トップクラスの通信速度とセキュリティを誇る、コストパフォーマンスの高いVPNサービスです。カスタマーサポートや公式サイトは日本語対応しており、英語が苦手な人でも安心して利用できます。
NordVPNを使えば通信セキュリティを高めたり、インターネット上でプライバシーを保護したりといったことが可能です。
VPNの仕組み
VPN(Virtual Private Network)は、日本語で「仮想専用線」と翻訳されます。トンネリング・カプセル化・暗号化・認証という4つの技術で、通信セキュリティを高める仕組みです。
VPNには以下の2つの効果があります。
- 通信セキュリティの向上
- IPアドレス・閲覧履歴を残さずプライバシーを保護
無料VPNと有料VPNの違い
比較項目 |
無料VPN |
有料VPN |
料金 |
無料 |
数百円~1,500円程度/月額 |
収入源 |
広告・ユーザーデータの販売など |
ユーザーの購入 |
サーバー数 |
20以下がほとんど |
1,000以上 |
安全性 |
低い |
高い |
通信速度 |
低速 |
高速 |
ノーログポリシー |
× |
○ |
安定した接続 |
× |
○ |
暗号強度 |
弱い |
強い |
カスタマーサポート |
× |
○ |
無料のVPNサービスもありますが、あまりおすすめできません。通信速度が遅く、セキュリティリスクが高いからです。
たとえば、オーストラリア連邦科学産業研究機構の調査によれば、Google PlayのVPNアプリの84%で情報漏えいが確認されました。セキュリティと信頼性を求めるなら、有料VPNを利用するのがおすすめです。
Raspberry Pi×NordVPNの活用方法
Raspberry Pi×NordVPNの活用方法の一部を解説します。
- 安全なホームネットワークの構築
- 日本から海外・海外からの日本の動画配信サービスを視聴
- 脅威対策機能でRaspberry Piを保護
セキュアで快適なインターネット環境を構築しましょう。
安全なホームネットワークの構築
Raspberry PiとNordVPNを組み合わせれば、セキュアなホームネットワークが構築できます。Raspberry Piに以下のソフトウェアをインストールして、ルーターとして利用します。
コマンドラインからの操作となるため、上級者向けの活用方法です。Raspberry PiをNordVPNでルーター化すれば、通信セキュリティ向上やプライバシーの保護が行えます。Raspberry Pi用のアプリは、NordVPN公式サイトからダウンロードしてください。
日本から海外・海外からの日本の動画配信サービスを視聴
NordVPNを利用すれば、日本国内から海外の動画配信サービスを視聴できます。動画配信サービスの多くは、その国のIPアドレスでないとアクセスできません。NordVPNなら接続したい国のVPNサーバーを選択すれば、IPアドレスを変えることができます。
逆に、海外から日本の動画配信サービスへのアクセスも可能です。
脅威対策機能でRaspberry Piを保護
NordVPNは脅威対策機能で、マルウェア・トラッカー・広告をブロックします。脅威対策機能とは、NordVPN独自の仕組みで、アンチウイルスソフトに近い機能です。
Raspberry PiはOSがLinuxベースなので、利用できるアンチウイルスソフトはほとんどありません。しかし、NordVPN公式アプリをインストールすればRaspberry Piをセキュアに運用できます。
NordVPNのメリット・デメリット
NordVPNのメリット・デメリットについて解説します。メリット・デメリットを押さえて、上手にNordVPNをRaspberry PiでNordVPNを活用しましょう。
メリット①通信速度が業界トップクラス
NordVPNの通信速度は業界トップクラスです。セキュリティ評価期間として定評のあるAV-TESTの調査によると、NordVPNは通信速度で他社を圧倒しました。
通信速度が速ければ、動画などの重いコンテンツもストレスなく視聴できます。
メリット②料金がリーズナブル
NordVPNは、ほかのVPNプロバイダと比べて料金がリーズナブルに設定されています。
VPNプロバイダ |
NordVPN |
ExpressVPN |
ProtonVPN |
月額料金(税込み) |
530円 |
8.32ドル(1,077円) |
4.99ユーロ(702円) |
月額料金の差がわずか200円でも1年間で2,400円、5年間で12,000円もの差になります。ただし、ほかのVPNプロバイダと同様に、NordVPNもリーズナブルに利用するには長期契約が必要です。長期契約の料金は初回一括払いなので注意しましょう。
メリット③30日間返金保証
NordVPNは30日間返金保証があるので、ノーリスクで試すことができます。使い勝手に満足がいかなければ、30日以内に返金手続きをするだけで返金されます。
返金手続きはメールとライブチャットから可能です。返金して欲しい旨を伝えるだけなので、ほとんど手間もかかりません。
デメリット①自動更新に注意が必要
NordVPNを一定期間だけ利用したい人は、自動更新の停止を忘れずに行いましょう。停止を忘れると契約が自動的に更新され、利用料金が発生します。
自動更新の停止方法は、公式サイトにログインして「請求ページ」を開き、自動更新をオフに切り替えるだけです。
Raspberry Pi×NordVPNで安全なホームネットワークを構築しよう!
Raspberry PiはLinuxベースの小型パソコンで、さまざまな用途に活用できます。Raspberry PiとNordVPNを組み合わせれば、セキュアで安全性の高いホームネットワークの構築が可能です。また、Raspberry Piを単体で運用する場合でも、NordVPNの脅威対策機能によってセキュリティを確保できます。
NordVPNは、世界中で1,400万人のユーザーを抱える人気のVPNサービスです。通信速度が速く料金がリーズナブルで、コストパフォーマンス抜群に優れています。
Raspberry Piを活用するなら、NordVPNと組み合わせてセキュリティを向上させましょう。