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化物

 不遜ながら申します。

 上越教育大学は県庁所在地でない地域にある、以上に多くの定員の教職員大学です。多くの地方の教職員大学はその定員の殆どを、地元教育委員会との連携で定員を埋めています。ところが、東京学芸大学、兵庫教育大学、鳴門教育大学、上越教育大学は別格です。他大学が20~30人レベルの定員なのに、200~300人なのです。まあ、無理です。東京学芸大学は東京都という後背地があります。新構想3大学はそれがない。兵庫教育大学は免許プログラム、鳴門教育大学はオンラインというアイディアを打ち出し、生き残ろうとしています。しかし、上越教育大学は、それを真似るしか芸が無い。

 とあいえ、上越教育大学は定員を満たしています。

 何故か?

 再度申します。不遜ですがその理由は明確です。最近の大学で収集したデータでも明らかです。

 私と赤坂さんです。その集客力は別格です。

 この事実は事務の課長レベルの人だったら自明です。教員は認めたくないと思います。

 3年ぐらい前から事務の課長レベルの人から、「西川先生が退職した後のことを考えて下さい」と言われます。私は言下に「無理」と言います。私や赤坂さん(以下、私にします)みたいな化物は今後生まれません。

 理由を説明します。

 私の教師用図書の最初

 私が多くの教師相手の本の最初は「学び合う教室」で2000年です。ちなみに赤坂さんの最初の本は「学級指導困ったときの処方箋」で2004年です。

 商業レベルで出版が成り立つのは最低限度は2000冊です。私たちより昔はネットがない時代ですので、真面目な教師は本を読みます。日本中の数百万人の教師が読むのですから2000冊は容易いことです。

 しかし、本が売れなくなりました。結局、固定客がいる人は商業ベースで成り立ちますが、新人が成り立たなくなりました。今後の個別最適化の時代においては、私たちのモデルは成り立たないのです。第2の西川、第2の赤坂は無理なのです。

 でもね、今の時代だからこその戦略があります。ニッチな市場にターゲニングする方法です。一人一人がそうすればいい。

 でも、それが分からない。未だに、昭和の戦略を続けている人たちがいます。他ならない上越教育大学もそうです。ま、ドツボにならない限り変わらないのセオリー通りです。そのうち気づくでしょう。