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2017-09-09

■ []大阪の会 22:06 大阪の会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 大阪の会 - 西川純のメモ 大阪の会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 10月28日に大阪で『学び合い』の会が開かれます。お誘いします。http://itemiyo.com/e351833

■ []ボス 21:54 ボス - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - ボス - 西川純のメモ ボス - 西川純のメモ のブックマークコメント

 なにげに、小松政夫の辞典的なNHKのドラマを見ました。

 植木等が優れたボスであることが分かり、ボロボロと泣きました。あんなボスだったら、犬馬の労はいとわないと思います。

 思えば、私はボスに恵まれました。

 今日のドラマみたいなことはありませんが、ボスへの信頼を失ったことは一度もありません。

 幸せだと思います。

■ []学部生さんへ 14:37 学部生さんへ - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 学部生さんへ - 西川純のメモ 学部生さんへ - 西川純のメモ のブックマークコメント

 教員採用試験が終わり、今後の身の振り方を考えてられる方もおられると思います。もしくは、身近にそのような方がおられると思います。そこで、上越教育大学教職大学院の宣伝をします。

 学生さんには「合格すること」それが全てのように思えるでしょう。でも、採用されたら、それは入り口に過ぎないことが分かると思います。大事なのは採用されることだけではなく、採用された後、務め続けることなのです。残念ながら採用されてから数年以内にやめる人は少なくありません。

 では、やめずに務め続けるポイントは何でしょうか?

 ずばり、年長者に可愛がられることです。これさえあれば、授業が下手でも、仕事が遅くても大丈夫です。年長者がフォローしてくれますし、慰めてくれます。逆に年長者に可愛がられなければ、授業が上手でも、仕事が早くても厳しいと思います。

 上越教育大学教職大学院は、その能力を高めます。

 どうやってでしょうか?

 年長者とチームになって講義・演習を受け、共同で課題に取り組みます。一般的には、現職者用の講義・演習と学卒院生用の講義・演習が別々にあります。これは文部科学省の指導もあり、日本全国の教職大学院の殆どでそうなっています。しかし、そもそも本教職大学院は協働力を育成することを基本コンセプトとしています(なにしろ制度設計は私がしたのですから)。それ故、例外的に、現職者と学卒生が一緒に学べる講義・演習があります。(うちの院生さんは、それが当たり前なので、それが希なケースであることを教えるとビックリします)。

 実習もそうです。現職者と学卒生が一緒になってチームになります。そして、学校の課題に取り組みます。これが出来るのも、上越教育大学が日本中の中堅教師が院生として入学する大学院だからです。現職院生が殆どの大学院、学卒院生が殆どの大学院は少なくないですが、両方とも多い大学院は全国でも3つのみです。そして、上記の協働的な授業と実習を用意しているのは本学だけです。

 このようなカリキュラムを組めるのは、本教職大学院の最大の特徴に由来します。

 それは、スタッフです。

 多くの大学の場合、研究者と実務家教員によってスタッフが構成されています。ところが上越教育大学教職大学院の場合、その差の意味が無いのです。我々のスタッフは、殆どは教職経験者で、教育書などの実務業績を持つ一方、学術論文の業績があります。例えば、教育関係の博士の学位を持つ人は全国的にも多くはありません。試しに自身の大学のスタッフの業績を調べて下さい。教育で博士の学位を持つ人は殆どいないと思います。本専攻には4人いますが、その全てが現職経験舎です。

 多くの大学では研究者教員が学術を教え、実務家教員が実践を教え、両方学んだ学生がそれらを融合することを求められます。でも、無茶です。それを融合することが学生が出来るぐらいだったら教員がとうに出来ているはずです。しかし、それが出来ているならば、学術の業績と実践の業績を持っているはずです。でも、少ないですよね。分かりやすいのは、大きな本屋に行って、教員が読む本棚に行って下さい。そして、著者を調べて下さい。もともと研究者である人の本は殆ど無いと思います。それぐらい難しい。

 では、どうやったら学生さんが学術と実践を融合した知識・技能を学べるか?

 そりゃ、融合した人から、融合した知識・技能を学ぶしか出来ません。上越教育大学教職大学院ではそれが出来ます。

 また、上記のようなスタッフだからこそ、大学院での研究の質が違います。

 研究者教員と実務家教員がハッキリと分かれている場合、研究は研究者教員が担当し修士論文に準じた研究をするでしょう。一方、実習は実務家教員の担当となります。

 しかし、上越教育大学教職大学院のスタッフは学術と実践の両方の業績を持つスタッフなので、実習が研究の場であります。その研究の成果を実習に還元できるのです。だから、上越教育大学教職大学院でのカリキュラムは実習を中心としています。

 これを成り立たせるためには、研究指導をしている人が、実習校の先生方と話し合って調整する必要があります。このときは現場のことをよく知っている人でなければなりません。大学の教師に我々のカリキュラムを説明しても、なかなか分かってもらえません。理由は「そんなこと出来るわけはない」と思われるからです。でも、そんなことをしています。理由はスタッフの特徴があるからです。

 ちなみに、我々のカリキュラムを説明した映像があります。http://www.juen.ac.jp/kj/video.html

 最近、学生さん手作りの紹介映像があります。手作り感満載です。https://www.youtube.com/watch?time_continue=1&v=C_J8pbhakCA

 また、希望される方は体験入学が出来ます。ちなみに、私の所に数日前にそれがありましたし、今月中にもあります。

 もし、教員採用試験が残念な結果だったら、本教職大学院を考えて下さい。

 ゼミ生によく言うことです。過去と他人は変えられないが、未来と自分は変えられる。あの時、落ちてよかった、と思える未来と自分は創れるのです。最初に述べたように、採用されることも大事ですが、務め続けることも大事です。それ故、教員採用試験に合格しているのですが、名簿期間延長制度を使って本教職大学院に入って来る人は少なくありません。

 私のゼミには一発で合格して採用されたが1年半で辞職した人がいます。一度は民間で働きましたが、教職への夢は捨てられず、上越教育大学教職大学院に入学しました。そして、多様な人と折り合いを付けることを学んでいます。修士1年の時に、採用試験に合格し、名簿登載期間延長の制度を使って在学し続けています。彼は、務め続けることがいかに大事かを身にしみて知っているからです。

 なお、教職大学院は試験も有利に受験できます。また、先に述べた名簿搭載期間延長に関してはこれ(http://www.juen.ac.jp/kj/pdf/20170713.pdf)を読んで下さい。

■ []学び直し 14:36 学び直し - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 学び直し - 西川純のメモ 学び直し - 西川純のメモ のブックマークコメント

 今から書くことは最終的にはハローワークでちゃんと調べて下さいね。細かい規定が色々あるのですから。ただ、ザックリと紹介します。(ただし、素人が調べた範囲内ということを理解して下さい)

 専門実践教育訓練給付金(http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/jinzaikaihatsu/kyouiku.html)というのをご存じですか?最近出来た制度です。厚生労働省が雇用の安定を狙った制度で、指定された教育訓練施設で勉強する学費等の一部を補助する制度です。

 今までにもあったのですが、今までのは最大10万円の補助なのですが、専門実践教育訓練給付金は上限が大幅にアップされたのです。そして、これは大学院の場合は専門職大学院しか指定を受けられず、現在、その指定を受けている教職大学院はごくわずかです。

 ただし、これを受けられるのは雇用保険を2年以上受けた人しか可能性がないのです。公的機関や公立学校は雇用保険に入っていないので駄目です。逆に言えば、民間企業や私立学校の場合は可能性があります。(あくまでも可能性ですよ。受けら得るかどうかはハローワークに問い合わせ下さい)

 じゃあどれぐらいの補助が得られるかと言えば、ざっと計算すると上越教育大学教職大学院で2年間学んだ場合は約54万円の補助が得られる計算になります。さらに、修了後に雇用保険のある職場に就職した場合は27万円が加算されるんです。繰り返しますが、お金に関わることですから、自己責任で調べて下さいね。

 私のゼミにも、上記の資格を持った人が所属し、その恩沢によくしております。来年入学予定の方にはこの情報を流しています。

 もし、民間で働いて教育の大学院で学びたいと思う人には朗報だと思います。ただし、本学教職大学院は免許を一つは持っていることが入学の基礎要件です。私のゼミでも中高の免許を持っていて、入学後に小学校の免許を取得し、現在、小学校の教員として勤めている子はいます。しかし、その子も中高の免許は持っていたんです。もし、免許の全く持っていない民間企業で働いた人の場合は、本学の免許プログラムがお勧めです。その場合は上限10万円ですが、その様な人を補助する制度があります。ハローワークに相談することをお勧めします。

 取り急ぎ、第一報です。お子さんやご親戚にその様な人がいたら、ハローワークで調べることを勧めて下さい。

 なお、授業料・入学料の免除制度があります(http://www.juen.ac.jp/090campus/050fee/020free.html)。これに関して詳しいことを知りたい場合は、本学学生支援課奨学支援係へ。「西川先生のホームページで見たけど」と言えば、話が早いかもしれません。

■ []大学院で学びたい現職の方へ 14:51 大学院で学びたい現職の方へ - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 大学院で学びたい現職の方へ - 西川純のメモ 大学院で学びたい現職の方へ - 西川純のメモ のブックマークコメント

 大学院で学びたい現職の方へ、上越教育大学教職大学院にお誘いします。カリキュラムの特徴等は学卒生さんへのお誘い(http://manabiai.g.hatena.ne.jp/jun24kawa/20170909/1504935474)とかさなりますので、そちらをご覧下さい。

 現職の方が教職大学院に入学するとしたら地元の大学院に入学するのが順当です。が、上越教育大学には全国から多くの現職者が入学します。カリキュラムの特徴もありますが、基本的な違いがあります。

 第一に、2年間フルの大学院です。つまり、1年間は大学院で2年目は現場で授業をしながらではなく、2年間、じっくりと学べます。

 第二に、他県の人と学べます。それなりの年齢になれば、それなりの立場になるでしょう。その際、他県にそれなりの立場の人がいて、同じ釜の飯を食った仲間ならば、「おい、おまえのことではどうやっているの?」と聞けます。

 でも、家庭の事情で地元を離れられないという人もいるでしょう。ご安心下さい。本教職大学院のカリキュラムをつくったのは、現場のことを知っている私です。いわゆる座学は、修士1年の4月から7月の4ヶ月に集中させています。それ以降は、修士1年、2年の後期にある実習だけです。その実習は自校でやることが出来ます。大学院に所属しているのですから、担任や分掌はありません。おおよそ週二日ほど学校に行き、授業(研究に直結します)をして、他の先生の手伝いをします。そして残りの日時で、授業の結果を分析するのです。家族孝行は充分に出来ます。子育て期間だったら最高ですね。つまり、有給の産休ができるのです。私のゼミ生の中には、その自由な期間に様々な地域に出かけ、色々な先生の授業を見て議論することに使った人もいます。

 もちろん、上越で2年間、じっくりとということも出来ますよ。

 また、婚活も出来ます。事実、私のゼミ生の中には、入学時は独身で、修士1年の間に婚活をして修士1年末に結婚して、妊娠して修了した人もいます。

 自由時間の中で、色々なことを深められます。

■ []多様性 21:29 多様性 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 多様性 - 西川純のメモ 多様性 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 上越教育大学教職大学院の会議は楽しい。会議中にボケ/突っ込みが満載です。大学教員の会議で爆笑が定期的に起こるところが他にあるだろうか?

 でも、考え方は全く違います。

 私は『学び合い』で考え方です。でも、多くの人は非『学び合い』です。が、それが問題になったことは10年間、一度もありません。何故なら、「その人」を信頼しているからです。そして、学生を守っている教師であることを確信しているからです。

 『学び合い』が是が非か、また、一斉指導が是が非か、そんなことを議論する必要性を感じたことは、一度もありません。会議では、学生さんにとってメリットがある各教員の行動が可能となるには何が必要か、という視点で話し合われます。

 だから、いいんですよね。

■ []無意味なこと 21:29 無意味なこと - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 無意味なこと - 西川純のメモ 無意味なこと - 西川純のメモ のブックマークコメント

 世の中には攻撃は得意だけど、守りが弱い人がいます。

 政治の世界にはいますよね。批判する言葉の切れ味は良く、センスを感じる人。だから、時代の寵児になる人。が、その人が一度批判されると、とたんにがらがらと崩れてしまう人。この10年間でもいますよね。

 大人の世界には喧嘩の仕方があります。過去のメモをアップします。私のゼミ生には、これは口伝で伝えています。

http://manabiai.g.hatena.ne.jp/jun24kawa/20031212/1172911728

http://manabiai.g.hatena.ne.jp/jun24kawa/20031218/1172910563

http://manabiai.g.hatena.ne.jp/jun24kawa/20101016/1287224012

http://manabiai.g.hatena.ne.jp/jun24kawa/20101016/1287224910

http://manabiai.g.hatena.ne.jp/jun24kawa/20151122/1448182111

http://manabiai.g.hatena.ne.jp/jun24kawa/20160528/1464507298

http://manabiai.g.hatena.ne.jp/jun24kawa/20160810/1470829072