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晴れブロ そわかの子育て・教育応援ブログ

子育てに悩むすべての方へ、元小学校教員:晴田そわかからのメッセージ💌

小学生のための百人一首ガイド|覚えやすい方法と練習のコツ

※当ブログではプロモーションを利用しています


こんにちは。晴田そわかです。

今回の記事では《小学生のための百人一首ガイド|覚えやすい方法と練習のコツ》について紹介させて頂きます。

 

 

 

 

はじめに

百人一首と聞くと、「難しそう」と思う方も多いかもしれません。しかし、実は小学生でも楽しめる日本の伝統文化です。工夫をすれば、小学校低学年からでも覚えられますし、楽しみながら学べることで記憶力や集中力を育むことができます。

 

私は小学校の教師として、2年生を担任していた時に百人一首を授業に取り入れました。最初は「難しそう…」と不安そうだった子どもたちも、毎日少しずつ取り組むうちに、次第に興味を持つようになりました。中には、1か月で50首を覚えた子どももいました。百人一首は、歌の意味を味わいながら、少しずつ進めることが大切です。

 

この記事では、小学生でも楽しみながら百人一首を学べる方法や、覚えるためのコツを詳しくご紹介します。「難しそう」を「楽しい!」に変える工夫がたくさん詰まっていますので、お子さんと一緒に百人一首の魅力に触れてみてください。


百人一首の基本情報

まずは百人一首について簡単におさらいしましょう。百人一首は、平安時代から鎌倉時代にかけて詠まれた100首の和歌を集めた歌集で、藤原定家が編纂したとされています。その内容には、四季の美しさや自然、恋心などが豊かに描かれており、和歌の持つ深い意味を知ることができます。

 

百人一首は単なる暗記ゲームではありません。和歌に込められた情景や感情を感じながら学ぶことで、日本の文化や歴史にも触れることができます。小学生が取り組む場合、まずは親しみやすい歌から始めるのが良いでしょう。例えば、次のような歌があります。

  • 「秋の田の かりほの庵の 苫をあらみ」
    → 秋の田んぼの小屋で過ごす寂しさを詠んだ歌
  • 「春過ぎて 夏来にけらし 白妙の」
    → 季節の移り変わりを感じる歌

こうした和歌は、子どもたちが季節や自然に興味を持ちやすく、覚えやすい内容となっています。


小学生向けの覚えやすい方法

方法1: 歌を音読しながら覚える

百人一首を覚えるための基本は、「声に出して読むこと」です。音読を繰り返すことで、歌のリズムや言葉の響きが記憶に残りやすくなります。私のクラスでも、朝の時間や休み時間を利用して、毎日5首ずつ音読しました。その結果、徐々に覚える子どもが増えました。

特に低学年の子どもたちは、みんなで声を揃えて読むことで「自分もできる」と自信を持つことができました。家で音読をする場合、親が一緒に読んであげるのも効果的です。

方法2: 音楽やリズムに合わせて覚える

歌を覚えるのが得意な子どもたちには、百人一首を音楽として楽しむ方法もおすすめです。最近では、百人一首をリズムに合わせて歌えるCDやアプリも販売されています。例えば、「春過ぎて 夏来にけらし…」という歌をメロディに合わせて歌うことで、自然に覚えることができます。手拍子や簡単な振り付けを加えると、さらに楽しく取り組めますよ。

方法3: 絵札を活用する

百人一首の絵札は、和歌の情景や詠み手をイラストで表現しているため、視覚的に覚えやすいです。特に低学年の子どもたちはイラストに親しみを持つため、好きな絵札を選び、それに関連する歌を覚えると良いでしょう。「この顔は誰だろう?」といった疑問が、興味を引き、覚えるきっかけになります。

 


私のクラスでの百人一首の覚え方

 

 

 

私が小学校2年生を担任していたとき、クラスで百人一首を取り入れたことがあります。最初に覚えたのは、「村雨(むらさめ)の 露もまだひぬ 槇(まき)の葉に 霧立ちのぼる 秋の夕暮れ」という歌でした。この歌は、秋の夕暮れに霧が立ち込める美しい情景を描いています。

 

覚える際には、文を区切って少しずつ覚える方法を取り入れました。例えば、「村雨の」と「露もまだひぬ」といった具合に、文節を分けると、子どもたちも覚えやすくなります。この方法を試すことで、クラス全員がこの歌を覚えることができました。

 

さらに、興味のある子どもは、休み時間も進んで暗記の練習に取り組み、1か月で50首も覚えた子がいました。低学年でも、興味のある子はこれだけ覚えることが出来るのです。もちろん、全員がそのペースで覚えるわけではありませんが、少しずつ覚えていけば、必ず覚えることができます。個々のペースに合わせた指導が大切だと感じました。


覚えやすくするための工夫

  1. 文節ごとに区切って覚える
    百人一首を覚えるとき、まずは歌を細かく区切って覚えることをおすすめします。例えば、最初に紹介した「村雨」の歌も、「村雨の」と「露もまだひぬ」と区切ることで、リズムに合わせて覚えることができます。この方法を使うと、長い歌も短い部分に分けて覚えられるので、子どもたちの記憶にも残りやすくなります。

また、文節を区切ることで、歌の意味や情景がより明確に理解できるようになり、覚えたときの達成感が増します。最初は難しく感じても、分けて覚えていくことで、徐々に覚えることができます。

  1. 決まり字で覚える
    百人一首には、「むすめふさほせ」といった決まり字というルールがあり、これを使って覚える方法も効果的です。決まり字とは、和歌の冒頭に登場する言葉の音や文字を、覚えやすい順番に並べたものです。

例えば、「むすめふさほせ」というフレーズを使うと、次のような順番で覚えることができます:

む:村雨(むらさめ)
す:すみのえの
め:めぐりあひ
ふ:ふるさと
さ:さびしさ
ほ:ほととぎす
せ:せをはやみ

この順番で覚えることで、和歌の冒頭の部分を思い出すことが簡単になります。このように、語呂合わせを活用すると、覚えるのがぐっと楽になります。

また、これらの決まり字を使うことで、和歌の最初の一部を覚えやすくし、その後の部分もスムーズに覚えることができます。覚えた順番で次々と和歌を思い出すことができ、覚えるペースも早くなることでしょう。

 

わたしも、この「決まり字」を使って、一枚札からその順番通りに子どもたちに覚えるように指導しました。最終的に、100首を覚えることを目標とするなら、この「決まり字」の順番通りに覚えるのをおすすめします!

 

✨決まり字の順番ついては、以下のサイトが参考になります👇

excd.jp

 

  1. 視覚的に覚える
    百人一首は、目で見て覚える方法も有効です。かるたを使って遊ぶことで、文字を見て覚えると同時に、かるたを取る楽しさも加わり、記憶に残りやすくなります。また、百人一首の歌をポスターやカードにして、教室に貼っておくと、日々目にすることで自然に覚えることができます。

かるたは、視覚と運動を組み合わせた学習方法で、子どもたちにとって楽しく、効果的に覚える手助けになります。競争心を刺激することで、より一層覚えるスピードもアップするかもしれません。


練習のコツとステップアップ法

練習1: 家族や友達と競い合う

百人一首の練習は、みんなで楽しみながら取り組むことが大切です。家族や友達と「どちらが早く札を取れるか競争」すると、モチベーションが高まります。特に親子で対戦する場合、親が少しハンデをつけて負けてあげると、子どもたちは喜び、やる気がアップします。

練習2: 部分的に覚える

百人一首をいきなり100首全部覚えるのは難しいので、まずは「春の歌」や「恋の歌」といったテーマに分けて覚えると良いです。また、「今日は5首だけ覚える」といった目標を設定し、少しずつ進めていきましょう。私のクラスでは、1か月で20首を目標に取り組み、全員で進捗を共有しました。

練習3: クイズ形式で挑戦する

百人一首をクイズ形式で学ぶのも楽しい方法です。「この絵札はどの歌だろう?」や「次は何の歌が来るかな?」といった形式で、遊びながら覚えていきます。ゲーム感覚で進めることで、楽しみながら学習でき、記憶に定着しやすくなります。

 

✨低学年には、五色百人一首の使用がおすすめです!五色百人一首については、こちらの記事を参考にされてください👇

www.harutasowaka.com

 


百人一首を覚えるメリット

 

 

 

百人一首には、遊びながら学べる多くのメリットがあります。

  • 国語力の向上: 和歌を学ぶことで語彙力が増し、言葉の美しさやリズム感を身につけることができます。
  • 記憶力や集中力の向上: 札を覚えたり取り合ったりすることで、記憶力や集中力を高めることができます。
  • 日本の文化への理解が深まる: 和歌を通じて、日本の伝統文化や歴史について学ぶことができます。

親子で楽しむ百人一首の取り組み方

家庭で百人一首を取り入れる方法としては、「お風呂上がりに1首音読する」「週末に家族で対戦する」など、日常の中で取り入れることをおすすめします。親子で一緒に楽しみながら学ぶことで、絆も深まります。

また、お子さんが少しでも覚えた時には、たくさん褒めてあげてください。「よく頑張ったね!」「すごいね!」といった言葉が、お子さんの自信を育む大きな力になります。


おすすめの教材とツール

  • 絵札つき百人一首カード(初心者向けでわかりやすい)

 

📝五色百人一首は低学年におすすめ👇

  • 百人一首アプリ(音声やクイズ機能つきで便利)

play.google.com

百人一首チャレンジ

百人一首チャレンジ

  • Trips LLC
  • 教育
  • ç„¡æ–™

apps.apple.com


まとめ

百人一首は、小学生でも楽しく学べる素晴らしい日本の伝統文化です。少しずつ進めることで、お子さんは自分のペースで力を伸ばしていけます。ぜひ親子で百人一首に挑戦し、難しさを楽しさに変える瞬間を一緒に味わってみてください。

 

✨関連記事はこちら👇

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