ロボットも絵を描く時代に。
今年で2回目となるRobot Art competitionは、ロボットアームに絵筆を取り付けて絵画を描かせるコンテスト。ロボティクスで視覚的に美しいものの制作に挑戦することをゴールとしています。
このコンテストには、オリジナル作品部門と参考画像に基づいた作品部門の2つのカテゴリーがあり、それぞれ6作品までエントリーできます。絵を描くロボットアームは市販品でもカスタム品でもOKとのことで、同コンテストにエントリーするために38の学校や研究機関が1年かけて絵を描けるロボット作りに励んだとか。そのかいあって、今年は198作品ものエントリーがあったそうです。
これはMingJyunさんが公開した、 昨年の優勝チーム、国立台湾大学のロボットが絵を描いていく様子を撮影した動画。こんな風に絵筆を持ったロボットアームが、絵具を混ぜカンバスに絵具をのせていくのです。
それでは今年のエントリー作品をちょこっと見てみましょう。
Gradient 02 by Wentworth Institute of Technology
緻密に計算されたブラシのタッチ。Austin Samsonさんが製作過程を公開しています。
Untitled by JacksonBot University of Heidelberg
ポロックの手法を再現。
the Cathedral of Caddo Lake by Christian H. Seidler The Jeffersonian Institute
繊細な風景画も。
Pikachu by Guild of Robotic Artisans Teslaworks
お茶目な作品もありました。抽象的なピカチュウ。
ロボットのアートと言っても、その手法も作風もバラエティー豊か。すべてのエントリー作品は公式サイトに掲載されています。
このコンテストの勝者は、一般投票とアーティストや批評家、技術者による5人の審査員からの投票などによって決まります。5月10日までは投票できるので、ビビビときた作品があればFacebookアカウントからどうぞ。結果発表は5月15日です!
・周波数スペクトルから生まれるビジュアル、それはシンクがもたらす快感の波
・人工知能に挑戦だ! 美術1の僕がAutoDrawでプリキュアを描く
image: MingJyun Hung / YouTube
source: Robot art
image: Robot Art 1, 2, 3, 4, MingJyun Hung / YouTube
reference: Austin Samson / YouTube
(たもり)