ついにタブ派・スペース派戦争に軍配があがる!
プログラマたちの間で長いこと起こっているバトルがあります。「コード内のインデントをタブでやるか、スペースを5回押すか」です。コーディングと無縁の人にはどっちでもいいじゃんな問題かもしれませんが、プログラマたちにとっては白熱バトルな話題です。
タブかスペースでのインデントは、統一されていないとファイルを開くソフトウェアによってはインデントがぐちゃぐちゃになってしまうのです。特に1つのプロジェクトを数人でやっている時は厄介です。この議論は長いことされているため、プログラマ間では「タブ派」、「スペース派」なんていう区別まで生まれています。海外ドラマ「シリコンバレー」でもこの話題が登場しています。
ということで、Google(グーグル)のデベロッパーFelipe Hoffaが一体どっちがメジャーなインデント方法なのかを、なんと14のコンピュータ言語で書かれた10億個のファイルから解析してくれました。お疲れさまです。
Hoffaが使ったデータはBigQueryにあるGitHubファイル。そしてさすがデベロッパー、しっかりダブりがないことを確認。あとは10行以下のコードは含めないのを条件にして解析したそうです。また1つのファイルでタブとスペースが混在していても、各ファイルにつきタブvsスペースの投票は1票のみ。多く使われているほうが選ばれます。最後に上位40万個のレポジトリは、2016年1月から5月までにGitHub上でつけられたスター数ランキング順に並んでいます。
はい、そして結果がこちら。
データから見て取れるとおり、「スペース派」の圧勝ですね。GitHubにある人気ファイルのほとんどは、C言語以外のメジャーな言語では全部スペースが使われているのがわかります。長年おこなわれてきたタブとスペースどっちが人気かっていう議論に終止符が打たれる解析結果となりました。
スペース派の人には、どんなハードウェアでもテキストビューアでもスペースなら間違いなく一緒じゃん! っていう当然の結果なのかもしれませんが、タブ派の人にはタブを使うもっともな意見があるのかもしれません。タブ派のプログラマの方、反論お待ちしています!
images by HBO, medium@hoffa
Source: medium/Felipe Hoffa
Michael Nunez - Gizmodo US[原文]
(リョウコ)