「イヤなら他の使えばいいじゃん」とは絶対に言わないでしょうが。
「グーグルが独占禁止法で訴えられるかも」というニュースが飛び出したのは今年4月のことでしたが、同社はこの度「無料で利用可能な検索サービスが、なぜ訴えられるのか」との見解を示したそうです。
それだけ聞くと、たしかにその通りだなという感じがしますが、ことはそう簡単ではなさそう。
そもそもグーグルが訴えられたのは、検索結果表示において、競合他社のサービスより「グーグルショッピング」を優先して表示させているという行為。これにより消費者に不利益を与え、競争をさまたげた上にイノベーションを阻害したとしています。
これに対しグーグルは「我々は無料でサービスを提供しているのであって、不当な価格で押し付けているわけではない」、また「当局の言い分は、品質を下げろとでも言わんばかりだ」という内容だったそう。要するに「言いがかりはよしてくれ」ということでしょうね。
もしグーグルが敗訴した場合、その賠償金は約8千億円とも言われますから、ちょっと訴訟ビジネスのニオイがしないでもないですが、とにかく今後の動向に注目ですね。
Aatif Sulleyman - Gizmodo US[原文]
(渡邊徹則)