1975年5月10日、ソニーは新聞広告の一面を使って新商品を大々的に発表しました。「次世代のモノ」とうたわれたその製品の正体は…そう、ベータマックスです。
発表された当時、ベータマックスは史上初の家庭用ビデオ録画機として市場に衝撃を与えました。しかし皆さんもご存知のとおり、ほどなくしてビクターがVHSを採用した録画機をリリースしたのです。ベータマックスのテープはVHSに比べて扱いづらく、価格も高い割に録画時間も1時間と短めでした。1本で2時間録画できるVHSのテープと比べると、やや物足りなさもあったかもしれませんね。
自信に満ちた過去のテクノロジー広告を振り返ると、いつも面白いなーと思います。でも、ベータマックスの武勇伝には今の時代にも通じる教訓がありますよね。それは、フォーマット競争にはいつも圧倒的な勝者と悲壮的な敗者がいるということ。ああ、進歩よ…。
source: @RetroNewsNow
Chris Mills - Gizmodo US[原文]
(Rumi)