マイクロソフト「ねーねーねーってばー。ね? ねね?」
ネタ元のBloombergが報じたところによりますと、マイクロソフトがHTCのAndroid端末にWindowsのOSも乗せて、と交渉しているといいます。マイクロソフトのOSチームのトップ、テリー・マイアーソン(Terry Myerson)氏が、先月、HTCに対してWindows Phoneもオプションの1つとして端末にいれてくれないか、と持ちかけたとか。ここでいうHTCの端末とは、もちろんAndroid端末です。つまり、オプションとしてOSが2つ乗ってる端末だしてみない?という話ということですね。
さらに、この持ちかけ話の内容では、ライセンス料を割り引いても、もっと言うと0にしてもいいとまでマイクロソフトが交渉の幅を広げているのだそうで。人気機種を持つHTCに対して、どうにも腰が低くなるマイクロソフト。これが本当ならば、Windows Phoneに対してかなり必死な状態ということ。マイクロソフトとしては、Windows Phoneをもっと市場に押し出すために、何かスパイスが絶対必要な状況でしょう、だとしたら今までとは多少やり方を変えるのは必然。吉とでるか凶とでるか…。
Bloombergは、もちろんこの話はまだまだ初期段階であるとした上で、その技術面にも疑問を抱いています。HTC端末が、はたしてWindowsとAndroidを同時に起動できる状態なのかどうか、もしくはユーザー自身がデフォルトを2つから1つ選ぶというシステムが可能なのかどうか、まだまだチェックする項目は多くありそうです。
HTCは、過去にWindows Phoneを作ったことはあります。しかし、現在、社内のフォーカスは断然Androidなのは言うまでもない話。さぁさぁ、はたして…。
そうこ(CASEY CHAN 米版)