あの岩を採れ! 今地球接近中の小惑星2012 DA14は推定価値18兆円(動画あり)

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あの岩を採れ! 今地球接近中の小惑星2012 DA14は推定価値18兆円(動画あり)

なんでもインドネシアのスマトラが一番近い...らしい...

あそこに櫓を組めばあるいは...

フットボール場の半分ぐらいある小惑星「2012 DA14」がいよいよ2月15日2:24pm(EST)地球に最接近しますね。「近場に飛んでくる小惑星から資源調達すれば地球は安泰」と言ってるみなさんは是非この機会をお見逃しなく。あれって掴まえると1950億ドル(18兆1389億円)ぐらい価値あるみたいですよ?

小惑星資源採掘事業を目指すDeep Space Industries(DSi)社の試算。飛んでくる岩の塊「2012 DA14」には金属・推進剤が1950億ドル(18兆1389億円)分詰まってるというんですね。

ネットワークワールドのマイケル・クーニー(Micahel Cooney)記者はこう書いてます。

DSiの専門家らによれば、2012 DA14に回収可能な水が5%含まれていれば、それ(宇宙空間のロケット燃料)だけで650億ドル(6兆500億円)の価値になるそうだ。もし質量の10%(軽ければ1万6000トン、重くて100万トン)が簡単に回収できる鉄・ニッケル・その他金属だとすれば、それ(宇宙空間の建設資材)で1300億ドル(12兆1000億円)プラスになる。

残念ながら今の採掘技術ではいくらスマトラから背伸びしても2012 DA14掴まえることはできませんが、昨春発足したIT長者のベンチャーPlanetary Resources Inc.もあと10年で宇宙のゴールドラッシュを始めてみせると息巻いてるので(下の動画は採掘の具体的イメージ)、意外と早く実現しちゃったりして...。

以下は試算を行ったDSiが1月に発表した動画です。

こないだの「コンピュータの世界が終わる日」でも少し触れてましたけど、やっぱりこれしか活路ないのかな...掘り尽くされた金鉱当たるのもいいけど、見てるとだんだんその気になってきますね。

Network World

Jamie Condliffe(原文/satomi)