リサイクル建築とはなんと斬新な!
今年2月にニュージーランドを襲った地震で、多くの建物が被害をうけました。クライストチャーチ大聖堂もその1つ。大聖堂再建設までの間に仮の教会を作ることになったのですが、その建築資材はなんと紙! 建築士は紙の建築作品でお馴染みの坂茂氏。坂氏は阪神大震災の時も紙を資材として仮設住宅を作った経験があります。
クライストチャーチ仮設大聖堂は、高さ約25メートル(元々の大聖堂の高さとほぼ同じ)収容人数はマックスで700人ほど。資材が紙といってももちろんただの紙ではなく、特別に開発された紙管と呼ばれるチューブ状のもの。資材を運び現地で組み立てます、組み立てにはおよそ3ヶ月を要するとのこと。完成した建物は向こう10年ほど保つというのですから驚きです。完成後は、地域のグループや音楽グループ等の使用も可能になります。
現在は担当チームが建設場所を相談している段階ですが、地震から1年後となる2012年の2月までの完成を目指しています。
[The Telegraph via Architectizer]
そうこ(Andrew Tarantola 米版)