もし、生物系燃料を使いはたしてしまったら、私たちの体から血糖をエネルギーとして使える日が来るんでしょうか。
実際のところ、チョコバーやカロリーの高い食品をムシャムシャ食べて、体脂肪を蓄積した人間がガジェットを出力することなんてできたら、非常に効率的だと思いますよね。
実はこれ、親愛なる米GIZMODO ブライアン記者から投げかけられた質問だったんです。ブライアンは「このアイディアを考え付いた時はなんかハイになってたかも」と否定的なコメントを残しつつ、心当たりがあるようなかんじでした。
結果的に、 血液中の酸素とブドウ糖を電流に変換することを目的としたガジェットのコンセプトモデルもあったし、最近、酵母燃料細胞を使ったバイオバッテリー研究が成功したというニュースもありました。
現段階では、バイオバッテリーの中でも酵母細胞が一番現実的だけれど、廃棄物に関する重大な問題があるそうです。体内で酵母がブドウ糖を代謝するときにいくつかの電子が作られるのですが、その時に廃棄物が発生してしまうんだそうです。全てのプロセスは、ちゃんと機能するけれど、廃棄物が取り除かれない状態のままでいると、酵母細胞は危険で血流が毒されてしまうので、なんらかの洗浄工程を見つける必要があるようです。
と、まだまだ問題はありますけど、この研究はとっても心強いし大きな一歩になると思っています。私たちが実際にバイオバッテリーを使える日まで何年もかかると思います。でも、その時まで、辛抱強くハーゲンダッツのアイスを食べて脂肪を蓄積しながら待っていたいと思います。
-Rosa Golijan(原文/junjun )