18歳のMilan Karkiくんは、まるで現代のニコラ・テスラかエジソン!
この床屋さんでニッコリ笑ってる青年が、人間の髪の毛を導体として使うソーラー・パネルを発明したんです。え? 髪の毛で? と意表を突く発想も素晴らしいのですが、そのおかげで世界中のエネルギー危機を解決することができるかもしれません。
ネパールの農村に住む彼は、電力供給不足な生活環境を改善するには、手頃で再生可能なエネルギーソースが必要不可欠であることを身を持って知っていました。そして、なんと低コストで実現できる解決策を発明しちゃいました。それが、人間の髪の毛を使ったソーラーパネルだったんです。
素晴らしい発明の写真がコチラ。
太陽エネルギー自体は、特に新しいものではないけど、ご存知のとおりソーラーパネルはシリコンを使ってるぶん高くついちゃうので、各家庭が導入するにはハードルが高すぎます。その部分を、Karki君が髪の毛で解決したってわけです。
なぜ髪の毛がシリコンの代わりになるのかというと、人間の髪の毛に含まれているメラニン色素には感光性があるので、導体の役割をはたしてくれるんだそうですよ。
ちなみに、ネパールでは500グラムの髪の毛がたったの16パイサ(0.2円)で買うことができ、500グラムぐらいあれば、数か月はもつそうです。一方、電池は50パイサで2~3日ぐらいしかもたないというんですから、Karki君のアイディアの圧勝ですよね?
それにしても、ネパールでは普通に髪の毛が売られているんですね。なんでだろ? なんて疑問ももちつつ、この髪の毛ソーラーパネルのアイディアには脱帽です。これが世界中で活用される姿を早く見たいなぁ。
-Rosa Golijan(原文/junjun )