1994年に「Don't leave me」でデビューを果たし、今年でソロ歌手として30周年の節目を迎えた韓国芸能界の"レジェンド"J.Y. Park(パク・ジニョン)。
自身が設立した芸能事務所・JYPエンターテインメントで2PMやTWICE、Stray Kidsといったグローバルグループを手がけた名プロデューサーであり、日本ではNiziUやNEXZを誕生させた「Nizi Project」の仕掛け人としても知られる彼は、アーティストとしても精力的に活動。
そんなJ.Y. Parkの30周年を記念して8月に行われた超大型公演プロジェクトが、KBS Worldで12月29日(日)に日本初放送される「KBS大企画-タンタラJYP」だ。
(C)KBS
エンターテイナーを意味するタイトルの"タンタラ"は、韓国では芸能人を見下す際に用いられる言葉。それでも彼は2ndアルバムのタイトルにあえて選択するなど、この言葉をポジティブな意味へと変えるべく"元祖タンタラ(エンターテイナー)"として長らく活動してきた。11月より韓国で放送を開始した新たなタンタラの発掘を目指すオーディション番組「ザ・エンターテイナー」(KBS Worldにて放送中)も話題を集めている。
(C)KBS
8月30日に韓国のKBSホールで開催された「KBS大企画-タンタラJYP」では、蛍光イエローのド派手はスーツ姿で登場すると、デビュー曲「Don't leave me」を筆頭に、「Proposal Song」や「She was pretty」といった自身のヒット曲を披露。パワフルな歌声にキレのあるダンスが光るエネルギッシュなステージで、"タンタラ"としての矜恃を見せつけている。
(C)KBS
セクシーな開脚ダンスでスタートしたパク・チユンの「Adult Ceremony」、華麗な扇子さばきも飛び出したオム・ジョンファの「Invitation」など、自らが手がけた楽曲を再解釈して披露するなど30年に及ぶキャリアを総括するような内容となったこの日のライブには、彼の手によってスターダムへと駆け上がったK-POPアーティストたちも数多く出演した。
(C)KBS
グループ内ユニット"MISAMO(ミサモ)"として活動中の日本人メンバー、MINA(ミナ)、SANA(サナ)、MOMO(モモ)の3人を除く6人での登場となったTWICEは、J.Y. Parkが奏でるピアノの伴奏に乗せて名曲「Feel Special」をしっとりと歌い上げ、さらにヒット曲「What is Love?」をパフォーマンス。クライマックス部分で舞台袖から走りながら登場してきたJ.Y. Parkの姿に、グループの絶対的センターであるNAYEON(ナヨン)が爆笑するなど、満面の笑みを浮かべながらラストのダンスを一緒に踊り、息の合ったコラボを披露した。
(C)KBS
(C)KBS
また、J.Y. Parkが弾き語りする「Again&Again」のパフォーマンスでは、2PMのJun. K、NICHKHUN(ニックン)、WOOYOUNG(ウヨン)、CHANSUNG(チャンソン)の4人が客席からサプライズ登場。2PMを代表する大ヒットナンバー「Heartbeat」では、J.Y. Parkの馬跳びが飛び出すなど、躍動感にあふれたダイナミックなステージを一緒に作り上げた。
(C)KBS
(C)KBS
この他にも、K-POP第1世代として知られるg.o.dのメンバーたちと「Lies」や「One Candle」を共に歌い踊り、日本でも高い知名度を誇るRAIN(ピ)とデュエット曲「Switch to Me」で競演、さらには韓国アイドルブームの一時代を築き、2017年に解散した伝説のガールズグループ、Wonder Girlsのユビン、ソネ、ソンミも集結するなど、K-POPの"先駆者"とされるレジェンド同士のコラボステージは必見だ。
(C)KBS
(C)KBS
長年交流を続けているという韓流トップスターのイ・ビョンホンが新作撮影中の合間を縫って番組のナレーションを引き受け、「江南スタイル」でお馴染みのPSYやaespaのリーダーであるKARINAらトップアーティストがインタビューを通じて彼へのリスペクトを贈るなど、事務所の垣根を超えた交流ぶりも明らかになったJ.Y. Park。"レジェンド"として慕われる一方で、K-POP界に計り知れない影響をもたらしてきた"元祖タンタラ"の真骨頂を、このライブで存分に味わってほしい。
文=HOMINIS編集部
放送情報【スカパー!】
KBS大企画-タンタラJYP
放送日時:2024年12月29日(日)17:50~
チャンネル:KBS World
※放送スケジュールは変更になる場合があります