先日、インフルエンザらしき症状が出て3日ほど寝込んでしまった。悪寒はするわ咳は出るわで大変な目にあったのだが、そんなときにふと、飲みたいなぁ……と思ったのがあたたかい卵酒。
しかし、我が家には自分しか料理をする者がいないため、キッチンに立って日本酒を温めたり卵を割ったりする気力は毛頭なくあきらめた次第……。

その後、やや回復してネットをさまよっていたところ発見したのがコレ。福島にある『大木代吉本店』という蔵元がつくったその名も『卵酒』というエッグノッグ・リキュールである。これなら自分でつくらなくても、手軽に卵酒が楽しめそう~。すこし春の気配を感じるようになってきたとはいえまだまだ寒い日が続く中、風邪をひいて休んでいる友人知人へのお見舞いとしても喜ばれそうだ。

本品を扱う茨城の『小野酒店』さんにお話を伺ってみたところ、昨年12月に発売したばかりの新商品で、3月いっぱいまでの限定品なのだとか。なるほど、寒い時期だけのお楽しみ、ということになるんですねー。

純米酒と玄米酒をブレンドしたものに、“海源卵”なる貝殻を食べて平飼いされた鶏が生んだ自然卵、マダガスカル産のバニラビーンズを加えるなど、素材のひとつひとつにもこだわりが。

「通常の卵酒ですと、日本酒が苦手な方にはお酒臭くて飲みにくい、という場合もあったと思います。でもこれは本当にカスタードクリームのような風味なので、日本酒は好きでないという方にもおすすめです。ふんわりトロッとしており、これはもう、“卵酒を超えた卵酒”といえます」。

そのままでも飲めるが、牛乳で割ると、さらにまろやかにおいしくなるそう。
レンジでチンしてあたたかくして飲めば、カラダもココロもポカポカになりそうだ。
「アルコール度数は10%ですが、半分くらい牛乳で割ると5~6%になります。蔵元おすすめの配合は、リキュール4:ミルク1の割合だそうですが、個人的には、リキュール2:ミルク1くらいで混ぜるのが気に入っています。ナツメグやシナモンなど、好みのスパイスを少し加えてもおいしいですよ」とのこと。

お客さんの反応なども伺ってみたところ、「甘くてデザートみたい」「食後のスイーツ代わりに楽しんでいます」「寝る前に飲んでいます」と女性を中心に人気を呼んでいるそうだ。このほか、アイスクリームにかけて食べるなどの楽しみ方も!

と、そんなわけで風邪をひいている人もいない人も、あと少しの寒さを、この滋養たっぷりニューウェイブ『卵酒』でのりきってみてはいかがでしょう?
(まめこ)
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