乗り継ぎ旅行者へのビザ免除、10日間に延長 中国

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中国で、乗り継ぎの旅行者がビザ(査証)なしで同国に滞在できる期間が240時間(10日間)に延長される/Qilai Shen/Bloomberg/Getty Images

中国で、乗り継ぎの旅行者がビザ(査証)なしで同国に滞在できる期間が240時間(10日間)に延長される/Qilai Shen/Bloomberg/Getty Images

(CNN) 中国の国家移民管理局は17日までに、乗り継ぎの旅行者がビザ(査証)なしで同国に滞在できる期間を240時間(10日間)に延長すると発表した。

中国で乗り継ぎ、第三国・地域へ向かう場合のビザ免除は、米国など50カ国あまりからの旅行者が対象。これまでは目的地に応じて72時間(3日間)または144時間(6日間)までと定められていた。

中国は海外からの旅行者の誘致強化という目標を大々的に掲げ、コロナ禍収束後にいくつかの政策転換を図ってきた。

現在、フランスやマレーシア、ニュージーランド、日本、スイスなど計38カ国のパスポートを持つ外国人は、ビザなしで最長30日間、中国に滞在することができる。ただし、米国はその対象国に含まれていない。

米国人は昨年まで、ビザ申請時にホテルと飛行機の予約や旅程を確認するよう求められていたが、この条件はすでに解除された。

乗り継ぎのビザ免除では中国全土への旅行が認められるわけでなく、上海に到着した場合は上海都市圏など、一定の範囲内に滞在しなければならない。チベットなど特殊な地域を訪れるには、さらに別の許可が必要になる。一方、香港とマカオは第三国・地域の目的地として扱われる。

国営メディアが伝えた最新の統計によると、今年1~11月に中国を訪れた外国人は2900万人あまりと、昨年より86.2%増加。このうちビザ免除の制度を利用した旅行者は1700万人で、同123.3%増だった。

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