クマと一緒の「自分撮り」は危険、米森林局が警告
(CNN) 米カリフォルニア州テイラークリークで野生の熊と一緒に写真やビデオの「自分撮り」をする人が後を絶たず、米森林局がハイキング客などに注意を呼びかけている。
森林管理官のナンシー・ギブソン氏は、「熊は予想がつかない野生生物で、怖がらせれば襲ってくることもある」と述べ、自分自身や他人を危険にさらす危険行為は容認できないと強調。「熊に近付き過ぎれば重傷を負ったり死亡したりする危険がある」と警告した。
たとえ自分はどうなってもいいという人も、少なくとも熊のことを考えて欲しいとギブソン氏。もし熊が人を襲えばその熊は捕獲され、殺される羽目になると訴えた。
テイラークリークはこの季節、サケを求めてクロクマが姿を見せる。その熊に近付いて、写真共有サイト「インスタグラム」に載せる写真を撮ろうとする人が頻繁に目撃されているという。
もしこのまま警告が無視され続けた場合、テイラークリークへの一般の立ち入りを禁止する可能性もあると森林局は通告した。
もっともインスタグラムにはテイラークリークだけでなく、米ヨセミテやカナダなど各地で野生の熊と撮った笑顔の自分撮り写真が投稿されている。