なにわ男子・長尾謙杜「俺、あっちゃんに取り調べされてる」刑事役・前田敦子との共演に興奮

長尾謙杜(なにわ男子)が7日、都内で行われた映画『恋に至る病』完成披露舞台あいさつに登壇し、子どもの頃からテレビで見ていたという、前田敦子との共演を振り返った。この日は、ダブル主演を務める山田杏奈、主題歌を担当する石原慎也(Saucy Dog)、廣木隆一監督も来場した。
本作は、ドラマ「コールミー・バイ・ノーネーム」の原作などで知られる斜線堂有紀の小説を実写映画化。内気な男子高校生・宮嶺望(長尾)とクラスの人気者の少女・寄河景(山田)が惹かれ合っていく中、二人の周囲で同級生の不審死が相次ぐ。望は景が一連の事件に関わっているのではないかと疑念を抱き始める。
長尾と山田は、映画『HOMESTAY(ホームステイ)』(2022)以来、3年ぶりの共演。長尾が「素敵に成長しているなと感じました。ふとした時に無邪気に笑う姿とか、少女の部分が残っているのは素敵」と語ると、山田は「あまり大きく変わってないかなぁ」と笑顔。長尾が「変わっていないかぁ」と残念がると、山田は「いい意味で」と伝え、初共演以降はテレビなどで「頑張っていらっしゃるなぁ」と見ていたことを明かし、再共演を喜んだ。
刑事・入見遠子を演じる前田は、長尾との共演について「(長尾が)すごい大変だったと思うので、二人のシーンはあったんですけど、簡単に話しかけちゃいけないなと思って」と振り返る。長尾も「ご一緒させていただくのが重いシーンが多かったので、楽しく会話という感じではなかった」と思い返す。
しかし、その一方で、「(望が遠子に)取り調べをされているとき、撮っている時は思わなかったけど、あらためて完成した作品を観ると『俺、あっちゃんに取り調べされてる』と思って。小っさい頃からテレビで見させていただいていたので、『俺、あっちゃんに取り調べされるときが来たんだぁ』ってドキドキしました」と興奮したことも打ち明ける長尾。前田は思わず「かわいい! かわいい感想で嬉しい」とはにかんだ。
またこの日は、本作のキャッチコピーが「君は、僕のために人を殺したの?」であることから、「自分のためにしてくれたの? と驚いたこと」を問われた長尾は「カフェに行った時に『今日も一日頑張ってください』とか(カップに)メッセージを書いてくれることがあるじゃないですか。たまに『応援してます』と書いてくださる。たぶんファンの方だと思うんですけど、そうやって(自分に)気づいてメッセージを残してくれるのが嬉しい。1日それではじまると『頑張ろう!』と思ったりします」とコメント。
さらに、作品にちなんで「何よりも愛して止まないことは?」という質問には、1年ほど前から緑茶にはまっていると明かし「ペットボトルの緑茶を買い続けていたんですけど、初めてお茶のパックと冷蔵庫で冷やせるボトルを買って(水出しで)入れて飲んでいます」と紹介。さらに、「温かいお茶より冷たいお茶の方が年齢的にも好きです」と話し、客席から笑いが漏れると、長尾は慌てて「すみません。変なこと言っちゃったかもしれないですけど、ご年齢を重ねるたびに温かいものを好きになるイメージがあるので、僕はまだキンキンに冷えた方がいいです」と、23歳という若さゆえの理由を説明して会場を笑いに包んだ。(錦怜那)
映画『恋に至る病』は10月24日より全国公開