市村正親、『新解釈・幕末伝』語り部・歴史学者役に決定 キャスト全員集合ビジュアル公開

俳優の市村正親が、『新解釈・三國志』(2020)を手掛けた福田雄一監督がムロツヨシと佐藤二朗を主演に迎えて幕末を描く、映画『新解釈・幕末伝』(12月19日公開)に語り部役で出演することが発表され、豪華キャストが全員そろったポスタービジュアルが公開された。
本作は、多くの革命的な出来事が起こった時代でありながら、多くの人が“知っているようで知らない幕末”を、数々のヒットコメディで知られる福田監督が実写映画化。ムロが革命の志士・坂本龍馬を、佐藤が幕末の英雄・西郷隆盛を演じる。
市村が演じるのは、幕末時代を専門に研究し“新解釈”を講義する歴史学者・小石川二郎役。豪華キャストが幕末の人々を演じるなか、語り部として、観客に知られざる江戸時代の幕末=“新解釈”を講義する。『新解釈・三國志』では、西田敏行さんが、歴史学者・蘇我宗光役で語り部を務めた。

市村は、福田監督作品への出演について「福田監督は舞台の演出もされるので、いつか一緒にお仕事したいと前々からずっと思っていました。そして今回『新解釈・幕末伝』で歴史学者としてお声がけいただいて、とても嬉しかったです。『新解釈・三國志』では、大先輩の西田敏行さんが演じられていて、西田さんのようにはできないけれど、僕なりの歴史学者を演じさせていただきました。脚本は、登場人物たちの会話劇がふつうの歴史物と違いましたし、幕末のお話しを新解釈で描いているので早く観たいと思うほどでした。完成が楽しみです」と念願がかなったことを明かし、本作に期待を寄せている。
ポスタービジュアルには、ムロと佐藤、市村をはじめとするキャスト陣が全員集合。桂小五郎役を山田孝之、坂本龍馬の妻・おりょう役を広瀬アリス、勝海舟役を渡部篤郎、岡田以蔵役を岩田剛典、大久保利通役を矢本悠馬、土方歳三役を松山ケンイチ、三吉慎蔵役を染谷将太、徳川慶喜役を勝地涼、沖田総司役を倉悠貴、コンセプト茶屋店員役を山下美月、後藤象二郎役を賀来賢人、近藤勇役を小手伸也、吉田松陰役を高橋克実が演じる。(編集部・入倉功一)