ご利用前のチェックポイント
幹線道路を中心にルート設計する
幹線道路を中心にドライブルートを設計するようにしましょう。地図上では2車線道路のように見えても、積雪状態によっては1車線しか走行できない、ということもしばしば。細街路などは、思わぬ雪深さに立ち往生することもありえます。
また、カーナビ過信も禁物です。カーナビは道の状況までは教えてくれません。急な上り坂で、運転が難しい道だったりすることも。「雪道に抜け道なし」と思って、幹線道路を中心に走るようにしましょう。
走行時間を多めに見積もる
余裕を持ったスケジュールでドライブしましょう。雪道では、スピードは普段より抑えて走行しなければなりませんし、降雪状況によっては、道路が通行止めになっていたり、迂回を指示されるなど、走行時間がかさむ要素がたくさんあります。
天気予報などで情報収集する
目的地の雪の状況を、数日前から情報収集しておきましょう。
また、道路の状況はJARTIC(日本道路交通情報センター)のホームページで確認できます。当日は、SA(サービスエリア)などにあるライブカメラで交通状況を確認できます。
雪道・アイスバーンでの運転の注意点
雪道は、予想以上に路面が滑るという意識を持って運転することが大切です。
急な車線変更や急ブレーキ、急アクセルなど、"急"のつく運転は避け、慎重な運転を心がけましょう。
雪道での運転の注意点
- ・雪道をノーマルタイヤで走行することは極めて危険なので、スタッドレスタイヤ装着車かご確認の上、予約を取りましょう。
- ・スリップによるトラブルの危険性があるため、急な車線変更、急ブレーキは厳禁。
- ・先行車との車間距離を多めにとる。
- ・発進時はアクセルをじわりと踏み込み、ゆっくり発進する。
- ・屋根に積もった雪はブレーキ時にフロントガラスへ雪崩を起こし視界不良となる危険性があるため、除雪してから運転する。
アイスバーンでの運転の注意点
- ・アイスバーンは雪道以上に滑るので要注意。
- ・昼間に積もった雪が解けたときや、雨が降った後の冷え込みが強くなる夜間や明け方は、一見すると濡れたアスファルト路面のように黒く見えるのに、実は表面が凍りついている路面「ブラックアイスバーン」になる可能性があるため、注意が必要。
- ・「ブラックアイスバーン」では滑ることを前提にした慎重な運転(予測運転)が必要。発進、停止、カーブで「急」のつく動作は厳禁。
- ・風通しのよい橋の上や陸橋、トンネル出入口付近がもっとも危険。
- ・道路脇の道路との境の矢印や反射板のポールを見当に走行する。
雪道でスタックした場合
- ・タイヤがスリップしたり新雪にはまった場合は、ゆっくりとクルマを前後に動かしてタイヤ周辺の雪を踏み固めるようにする。
- ・道路脇に砂箱があれば、駆動輪の外周にこの砂を振りかける。
豪雪で身動きが取れなくなった場合
- ・地吹雪などホワイトアウトの状況ではハザードランプを点灯して停車。
- ・マフラーの排気口が雪でふさがれると一酸化炭素中毒の危険がともなうため、救護を待つ間に、排気ガスの逃げ道だけでも除雪を行う。