「新車の契約破棄にやって来た少女の話」と投稿された漫画が話題です。
2人のお子さんを育てながら漫画家デビューを目指すみこまるさん(@micomalu)がTwitterに漫画を投稿したところ、
250回近くリツイートされ、1000を超える「いいね」が集まりました。
リプライ欄では「いい話だ…」「うるっと来た」と反響があります。
漫画は自動車の販売店に小学生の女の子がやってきたところから始まります。
作者のみこまるさん(@micomalu)にお話を聞きました。
この漫画は、「クニエ漫画グランプリ2021」という漫画賞に応募した作品だったそう。
そして、実は漫画に登場する小学生のさやかちゃんにはモデルとなった人がいるのだとか。
「知人が自動車ディーラー勤めなのですが、『この間売ったお客さん、そこの子が泣いちゃってさ』という話を聞きました」
「ご両親がその子の不在時に新しい車を決めたらしいのですが、その子としては前の車に思い入れがあったようで。まさにこの漫画のさやかと同じです。そのエピソードが何だか心に残っていたので、今回作品にしました」
車に詰まった思い出ってたくさんありますよね…..!!
筆者もさやかちゃんに思わず共感しちゃいました😭
作者のみこまるさん自身、車に対する思い入れがあるとのこと。
「10年近くマニュアル車に乗っていたのですが、事故で廃車になってしまいました。
あの車で学生時代から、結婚・出産してからも子供と色んなところに遊びに行っていたので、お別れする時は『〇〇にも行ったねぇ』とぶつぶつ思い出を語りながら車屋さんまで最後のドライブをしました。
マニュアル車だったので、自分でギアチェンジするので『運転してる感』の強い車で楽しかったです」
さやかちゃんに共感するところがあって生まれた作品なのかもしれませんね。
今回の漫画に込めたメッセージは?
「モデルとなった女の子に届いたらいいなと思って描きました。
また、『形あるものはいつかは無くなったり壊れたりする。それは仕方のないこと。でも思い出は残るから』と、なかなか断捨離できない自分に言い聞かせるつもりで漫画にしました。でも結局色々手放せずにいます笑」
漫画への反響を受け、こう喜びます。
「皆さんから『わかる…』などコメントやリツイートをいただいて嬉しく思っています。その多くが『昔乗っていた車のことを思い出しました』とおっしゃっていて、もしかしたらもう忘れていたもののことを久しぶりに思い出したのかな、と思いました。そのきっかけになれたのであればなお嬉しいです」