「アメリカは根本的に白人の国だということを体現すると極右は喜んだ」。
著名な権利擁護団体「南部貧困法律センター(SPLC)」が指摘するトランプ大統領当選後のアメリカ。白人ナショナリズムの台頭を指摘する。
「クリスマスに欲しいのは唯一、クリーンな白人専用の学校」「人種隔離を守れ」。学校で人種隔離を続けることを求める白人女性ら。警察官に向かって叫ぶ。
「ネグロ(黒人の差別的表現)は俺たちの学校に必要ない」「ネグロと一緒の学校には行きたくない」「ストライキ 人種融合に反対」
黒人が乗った車を襲う白人ら
(左)人種隔離に反対する運動に参加して、暴行を受けた白人の学生。「裏切り者」としてターゲットにされた。(右)黒人の学生を蹴り上げる元警官と歓声をあげる野次馬たち
「われわれの白人コミュニティは、白人の住人を必要としている」
白人の高校生が、木から吊るされた黒人の人形を殴る。70人ほどの生徒が人種融合に反対して、教室を後にした。
人種融合に反対する集会
吊るされたキング牧師の人形
「報奨金 ニガー(黒人の蔑称)の耳1ダース(12個)に200ドル」
「我らの子どもを黒い疫病から救え」
人種隔離に反対して座り込む人たちの後ろをアメリカ・ナチ党のメンバーが歩く。「われわれは平等ではない」
黒人は後方に。白人は前方に。州法が隔離を決めていた。
隔離された黒人の教室
「ネグロ(黒人の差別的表現)の待合室」
「有色人種の専用」
公共のプールは黒人用と白人用に分かれていた。デイビッド・イソム(19歳) はその境界を超える。直後にプールは閉鎖された。
新たに人種融合教育が進められた高校から締め出されて自主勉強会を開く9人の生徒
(左)白人だけが住む地域に初めて越してきた黒人一家に罵声を浴びせる少年たち。(右)「南部の白人はネグロ(黒人の差別的表現)の最良の友人だ。だが、融合はノー」。少年が着るのは、白人至上主義団体クー・クラックス・クラン(KKK)の装束
KKKのメンバーたちが十字架を焼く儀式。人種差別と脅しを象徴する。
爆破された小学校を調べる警官ら。6歳の黒人の生徒の入学が認められた直後だった。
黒人が通う教会が火事で燃えた。黒人の投票登録に関する集まりが開かれた後で、放火と見られる。
(左)警官に連行されるマーチン・ルーサー・キング・ジュニア。(右)「隔離があることは民主主義がないことだ ジム・クロウを葬り去らねばならない!」
指紋を取る警察官をじっと見つめるローザ・パークス
「I Am a Man(わたしは人間だ)」。清掃員らが起こしたストライキ。州兵が銃剣を振りかざした。
(年齢はすべて当時。敬称略)
この記事は英語から翻訳・編集しました。