「私ってもしかして音痴?」そう思った作者の体験談が話題です。
SNS上でマンガを投稿しているとんとんさん(@tobiratonton)がTwitterに作品を投稿したところ、「ありゃあ😂」「楽しく歌えれば良いと思います」などの反響が寄せられました。
注目のマンガがこちらです。
学生時代、カラオケが好きだったというとんとんさん。
しかし、歌っているとなぜか爆笑されたり…。
熱唱中にトイレやドリンクバーに行かれたりということがあったそうです。
他の人は歌声を褒められるなか、とんとんさんは選曲について褒められるという経験も。
そこでとんとんさんは、あることに気がつきました。
「私って音痴?」
社会人になってから、カラオケに行く際は音痴であることを自己申告してみたこともありました。
しかし誰も「音痴じゃないじゃん」と否定してくれず、ますます自分は音痴なのでは…と思ったのでした。
BuzzFeedは投稿者のとんとんさんに話を聞きました。
今回のマンガを投稿したきっかけを、「自覚なき音痴の心情を面白がってもらえたら良いなと描きました」と語るとんとんさん。
「本当に音痴だと、自分が音痴なのが分からない」のだと話します。
カラオケに通う中で違和感を覚え…
学生時代はカラオケで楽しく歌えていたとんとんさんに、その理由について聞きました。
「いつも一緒にカラオケへ行ってくれる友人たちが、私が傷つかないようにしてくれたおかげで楽しく歌えていたのだと思います」
「それでも頻繁に行っているとマンガのような違和感は度々あり、皆のように上手に歌えないことが寂しく、家でひそかに練習したりしていました」
音痴でも楽しく歌えばいい!
投稿に対するコメントには「自分も音痴で音程外れたりリズム外したりしてますが楽しく歌ってます」「友人に『歌うのが好きなら音を外しても楽しく歌えば良い』と言われて歌ってる」など、音痴でも歌うことを楽しんでいる人からのコメントも集まりました。
とんとんさんも、自分は音痴かもしれないと気付いた今も、歌うことを楽しみ続けています。そのために大切なことを聞きました。
「楽しむためには下手にうまく歌おうとせず堂々としてることが大事だと思います。なかなか難しいですが…」
「もちろん嫌なら人前で歌う必要なんて無いし、カラオケは気のおけないメンバーで楽しめたらそれで良いですよね」
音痴を馬鹿にされた人たちへ
最後に、投稿への反響については、こうコメントしました。
「音痴の人からたくさんの共感コメントをいただき、最近の人たちはみんな歌が上手いと思っていたけど、音痴な人も一定数いることが分かり、仲間を見つけたみたいで嬉しかったです」
「音痴を馬鹿にされて以来、歌うことができなくなったというコメントもあり、他にもそういう人たちがいたら、ここに同志がいるんだと安心してもらいたいです」
後日談
とんとんさんにはその後、恋人ができました。なんとその恋人が(とんとんさん曰く)音痴だったそうです。
音痴の彼の歌を聴き、初めは「音痴なのに一生懸命歌ってかわいいな…」と思っていたそうですが…。
しばらくして、恋人が歌っている時にドリンクバーへ。
そしてとんとんさんは気づきました。
「外……めっちゃ落ち着く!!」
とんとんさんとカラオケに行った友人たちの気持ちを体感することができ、「それなのにいつも誘ってくれてありがとう…」と思うようになりました。
とはいえ「音痴同士は気が楽だなぁ」と感じたとんとんさん。
恋人と「またカラオケに来てもいいかも」と思っていたのですが、その後、2人でカラオケに行ったことはないそうです。
ちなみに、恋人も今までカラオケに行った中ではとんとんさんが一番音痴だと思っていたそうです😂
音痴同士のお互い様エピソードに心がほっこりしました。