子どもの頃から大好きな作品とのエピソードを描いたマンガが話題です。
イラストレーター兼マンガ家の赤松かおりさん(@matsubottukuri)がTwitterに作品を投稿したところ、4000を超える「いいね」が集まりました。
「和みますよね」「ごく普通の生活を描いてるマンガって良いですよね」と大きな反響が寄せられています。
投稿されたマンガがこちらです。
「しんどい時に読みたいマンガ」
作者の赤松さんは子どもの頃から「あたしンち」が大好きで、主人公のタチバナ家が推しキャラだったそうです。
「辞書のニオイ」や「アイスコーヒーの氷の量」など、何気ない小ネタについてのエピソードがたくさんある「あたしンち」。
そんな細かすぎる日常ネタが好きで、「なんでこんなに私と同じ気持ちなんやろ〜?」と共感しながら読んでいたそうです。
大人になった今でも、しんどい時に読むと安心できるそうで、「私もこんなマンガが描けたらなあ…」と思うようになりました。
BuzzFeedは投稿者の赤松かおりさんに話を聞きました。
赤松さんと「あたしンち」の出会いは小学生の頃。新聞の日曜版に掲載されていたのを読んだのがきっかけで、毎週日曜日を楽しみにしていたと言います。
赤松さんにとって「あたしンち」は、不安な時や体調が悪くて寝込んでいる時に読んでいると安心する「お守り」のようなマンガだそうです。
「特別な出来事がなくても、いつもの何でもない普通の生活が宝物だということを思い出させてくれます」
「子どもの頃も楽しく読んでましたが、大人になってから読むと、真の『良さ』が分かります」
子どもの頃はあちこち持ち歩いて読んでいたというマンガ本。どこにあるかわからないものもありますが、今も大切に持っているものもあり、何回も読み直しているそうです。
「あたしンち」がきっかけでマンガ家に
投稿されたマンガの最後には「私もこんなマンガが描けたらなあ」という思いが描かれています。
「あたしンち」は現在マンガ家兼イラストレーターとして活動する赤松さんの人生に大きな影響を与えました。
「小学生の頃、『あたしンち』をマネして自分も家族エッセイマンガを描いていました。けらえいこ先生と同じ画材が欲しくて、コピック(アルコールマーカー)も買いました」
「そうして絵を描き続けたことが、マンガ家・イラストレーターになるきっかけにつながりました」
「心の栄養」になるようなマンガ
赤松さんのマンガを読んだ読者からは、「自分もしんどい時に読んでいます」「側に寄り添ってくれる感じにホッとします」などのコメントが寄せられました。
「あたしンち」は愛されている作品だなあと改めて実感したそうです。
最後に、赤松さんからこのマンガを通して伝えたいメッセージを聞きました。
「マンガは心の栄養だと思います。私もそんな作品を描いていきたいので、応援していただければ嬉しいです」