『小児科看護師が寄り添う はじめての「かたまり」育児』を読みました

「親が一丸となる術」。

『小児科看護師が寄り添う はじめての「かたまり」育児』（ソシム株式会社）

を読みました。

 

筆者は、papaPANDA（ぱぱ・ぱんだ）さん。

 

先天性心疾患と発達特性がある

ご長男が生まれた後、

父親の存在や家族の在り方、

病気や発達の受け止め方を考えるようになったそう。

 

また

15年以上小児科に携わっていらっしゃり、

そのご経験をもとに

色々と教えてくれる本です。

 

パパの立場から

小児科看護師の方がお書きになった本って

私が知っている範囲では初めてのような気がします。

 

するすると読める文体。

ママ友（パパ友か）に相談しているような感覚で

読み進められました。

 

本の構成は、次のようになっています。

 

第１章　小児科看護師が教える基本のお世話と病気のときの対応

赤ちゃんが泣き止まない、なんで泣いているか分からない。

眠れない、離乳食を作るのがしんどいなどなど。

赤ちゃんを育てていると

気になること、うまくいかなくてイライラすること。

そういうことを「ここがポイント！」と教えてくれます。

 

第２章　小児科看護師が教える家族との関わり

パパが何もしてくれない、

子どものことが可愛いと思えないなど

ママの悩み編。

 

ママの機嫌が悪い、

「ママの方がいい！」にげんなりな

パパの悩み編、

 

スマホは見せちゃダメ？な

じいじ・ばあばの迷信編。

 

ママの機嫌が悪いというのは

きっと多くのパパが感じる悩みでしょうね・・・。

 

わが家の場合も

夫は私の機嫌が悪いときに

どう対応した方がいいのだろうと悩ませたことが

きっと多かったのではと思います。

今でも苦労しているかもしれません(^^;）

 

そんなときの解決策を

パパの立場から「こう考えてみたら？」と

教えてくれます。

 

第３章　小児科看護師が教えるインターネットとの付き合い方

咳や鼻水、熱性けいれん、

頭を打ったときやケガの対応などなど。

 

 

さすが小児科看護師さん、

ここを押さえておいて！というポイントを

分かりやすくまとめてくださっています。

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最後に

そうだよなあ、

子育てで大事なことだよなぁと思った文章を

ご紹介したいと思います。

 

私、子育てのコツは、「うまくなにもしない」「みんなでやる」「上手に解釈する」だと考えています。本当に必要なことと後回しでいいことを分別する。自分がした方がいいことと別の人に任せてもいいこと、複数名でしたほうが効果的であることを見分ける。これが「身体」を楽にします。また、心がマイナスに動いてしまいそうな時に、少し別の角度から物事を見つめ解釈の仕方を変えてみる。これが「心」を楽にします。p.10

 

「うまくする」ではなく

「うまくなにもしない」。

 

子どもを育てていると

あれもこれも、それもやらなくては！と

ついつい考えがちで

たくさんのものを抱え込みがちですが

 

親が「うまくなにもしない」ことで

体力も気力も大きくセーブできるかもしれない。

 

セーブできれば余裕を持てます。

親の体力、気力に余裕があることって

子どもにいい影響しかありません。

この視点は本当に大切だなと思います。

 

子育てしている中で

しんどい思い、つらい思いをするときは

誰にでもあるはず。

 

そういうときに

こういう一文に出会えるだけで

はっと気づけること、

気持ちがラクになることって

きっとあるなと思います^ ^

 

▽papaPANDAさんの本はこちら。

小児科看護師が寄り添う はじめての「かたまり」育児

小児科看護師が寄り添う はじめての「かたまり」育児 [ papaPANDA ]

 

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