この通り、なんていうんでしょうか。スターバックスとコットンクラブの間の道。
そういえば、名前のない通りってけっこうありますよね。
登り坂を南へ少し上がったところに、2017年の夏にカレー屋ができました。
それがここ。プネウマカレー。
twitterで高田馬場の情報をウォッチしていたある日、日々のつぶやきが地味に面白いここプネウマカレーを見つけました。
例えばこんな感じです。
本日の営業はご飯切れのため、19:50で終了しました。ご来店頂いた皆様、ありがとうございました。画像は先週から新たに導入した楊枝入れです。個人的には、爪楊枝は割れ物の修復&接着の時くらいしか用が無いんですが、結構ニーズがあるようなので設置してみました。と言うわけで、そろそろ撤収します。 pic.twitter.com/sjnOkJ00o1
— プネウマカレー(伊吹島→高田馬場) (@pneumacurry2016) 2018年2月9日
すごく面白いわけでは無いのだけど、なんかじわじわくる感じ。
この人に会ってみたい。そう思って取材に行ってみました。
以前はバーでしたね、ここ。
中へ入るとおじさんが一人。代表の長谷(ながたに)さんです。
こんにちは。
長谷さん「あ、いらっしゃい」
こんな裏通りでカレー屋さんですか?
長谷さん「あ、はぁ。実は西早稲田で物件を見つけていたのですが、設計とか考えているうちに古着屋さんに先を越されてしまい。その後にこの物件が貸しに出たというのを知人が見つけてくれて」
ということは、高田馬場にゆかりのある方なのですね?
長谷さん「いわゆる早稲田OBですね」
あぁ。ちなみにご出身は?
長谷さん「東京の、馬込です」
カレー屋で修行とかしていたんですか?
長谷さん「いえ。カレーは好きで作ってたのですが、全然別の仕事をしていました。それがある時、外来植物駆除の仕事の現場で、香川県伊吹島の漁師と知り合いまして。そいつが瀬戸内国際芸術祭が伊吹島でも開催されるから、そこで試しにカレー屋やってみたら?と誘ってくれたんです。それで2016年の秋に伊吹島でカレー屋をやりまして」
ほぉ。なかなか変わった開業ストーリーですね。
長谷さん「伊吹島はいりこが有名なので、いりこで作ったアンチョビを使ったカレーにしました。そしたらこれが、まぁまぁウケまして。これなら仕事にしてもやっていけるんじゃないかと思い、東京へ戻って物件を探していろいろあって今ここにいるってそういう感じです」
実際のところ、商売としてはどうですか?
長谷さん「なんとかやれていますね。毎日その日に使う分のスパイスを挽いてるのですが、その日の分はその日に売り切っています」
カレーってお昼ご飯のイメージですよね。夜はお客さん入りますか?
長谷さん「はい。お客さんはほとんど昼ですね。夜も早い時間にご飯をすませて帰るようなお客さんが大半です」
だいたい20時くらいにtwitterで「閉店しました」のアナウンスしてますものね。
長谷さん「そうですね。体力的にもそんな遅くまでやってられないですし」
そういえばtwitterで金泉湯に入ってるつぶやきを多く見かけます。
長谷さん「ああ、あの辺に住んでるんで」
地元民なんですね。
長谷さん「そうですね。大学の時から住んでるので」
どうもこれといって会話が弾みません。
なので取材をこの辺で切り上げて帰りました。
長谷さんの面白さは、店頭よりtwitterで楽しむのが良さそうです。
カレーはチキンカレーが基本。
580円(普通)、630円(大盛)のほかに、木曜金曜に日替わりカレー。
取材時は写真のビーフカレー630円(普通)でした。
付け合わせにはひよこまめのピクルス50円や玉子、チーズトッピングなどがあります。
チーズトッピングは見た目が良いので、SNS界隈でよく見かけます。
スパイスの効いたカレーが比較的お値打ちに食べられるお店だと思います。
あ、あと「プネウマ」の由来を聞いたところ、ギリシャ語で「息吹」という意味なのだとか。
伊吹島とかけているのですね。あと「美味い」にもかかっているので、ということでしたよ。
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SHOP DATA
プネウマカレー
住所 東京都新宿区高田馬場1-17-10
電話番号 080-5434-2626
営業時間 10:45-15:30 17:00-20:00
定休日 日曜・祝日