24年の交通事故死、2663人 過去3番目の少なさ、警察庁集計
2025年01月07日 17時39分
2024年の全国の交通事故死者数は前年より15人(0.6%)減の2663人だったことが7日、警察庁の集計で分かった。統計がある1948年以降、過去3番目の少なさ。事故件数は1万7138件少ない29万792件、負傷者数は2万1839人少ない34万3756人だった。
死者が最も少なかったのは22年の2610人で、最多は70年の1万6765人。政府は21~25年度の交通安全基本計画で25年までに死者数を2千人以下にするとの目標を掲げるが、21年から4年続けて2600人台で推移しており、減少が進んでいない。
死者のうち65歳以上の高齢者は47人増の1513人で、全体の56.8%を占めた。
都道府県別の死者数は、東京が146人で最多、愛知141人、千葉131人で続いた。最少は島根の9人で、次いで鳥取15人、高知21人だった。10万人当たりの死者数では徳島が2年連続で最多の4.75人で、愛媛4.03人、山口3.93人で続いた。