戦時中、寺の鐘は砲弾となり人殺しに使われた…大晦日に響く誓いの半鐘「戦争に加担した過ち忘れない」 さつま・泉福寺

太平洋戦争中に供出される前に泉福寺にあった梵鐘。重さは「382キロ」あったと記録が残る(泉福寺提供)
太平洋戦争中に供出される前に泉福寺にあった梵鐘。重さは「382キロ」あったと記録が残る(泉福寺提供)
2024年12月30日 07時03分

 鹿児島県さつま町永野にある泉福寺の鐘楼には、寺の象徴とも言える梵鐘(ぼんしょう)がつられていない。太平洋戦争中の1943年、武器製造のための国の供出に応じた。代わりに下がるのは、重厚な響きの梵鐘より ...

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