プーチン氏との会談に含み トランプ氏、戦闘終結訴え
2024年12月23日 07時24分
【ワシントン共同】トランプ次期米大統領は22日、西部アリゾナ州での演説で、ウクライナに侵攻を続けるロシアのプーチン大統領が「できるだけ早期に私と会いたがっている」と述べ、対面会談の可能性に含みを持たせた。多くの人命が失われているとし「この戦争を終わらせなければならない」と改めて訴えた。
プーチン氏は19日、トランプ氏と「いつでも会う用意がある」と発言。トランプ氏は7日にはパリでフランスのマクロン大統領、ウクライナのゼレンスキー大統領と3者で会談しており、停戦交渉に向けた外交を今後本格化させる構えだ。
トランプ氏は演説で、ウクライナとロシアの双方の犠牲が拡大する現状について「愚かだ」と批判。早期の戦闘終結に向け、プーチン氏との会談の可能性を「われわれは待ってみなければならない」と強調した。
トランプ氏は11月7日にプーチン氏と電話会談したと報じられたが「交渉を妨げる可能性があることはしたくない」として確認を避けている。プーチン氏は、トランプ氏とは4年以上話していないと説明している。