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データ / Data

MISINFORMATION

AIが集めた「都合のいい情報」を誰もが使い出す──特集「THE WORLD IN 2025」

耳触りのいい甘い言葉でささやきかける──それがアルゴリズムの最悪なところだ。その圧倒的な計算力で、AIは誤情報を生み出す危険な存在となっていくだろう。
Business

ハーバード大、膨大なAI訓練用のデータセットを無料公開。OpenAIとマイクロソフトが資金提供

ハーバード大学はAIの訓練に使える、約100万冊のパブリックドメイン書籍を含むデータセットを公開した。個人や小規模な企業でも著作権の問題を気にせず活用できるリソースを提供することで、AI分野でのより公平な競争促進を目指している。
SMALL LANGUAGE MODEL

AIによる医療は幻滅期の先へ:宮田裕章──特集「THE WORLD IN 2025」

現状のLLMの限界を超えて、より精度の高いAI開発によって個別最適化された医療が社会全体に実装されていくには、「共有」に立脚したデータ生態系を構築することが鍵となる。
Business

AI学習用データをライセンス提供し、ユーチューバーが報酬。新たな仕組みをつくるスタートアップ

主要プラットフォームが大手AI企業とスクレイピングに関する契約を結ぶなか、YouTubeは個々のクリエイターに対応を委ねている。「Licence to Scrape」プログラムは、ユーチューバーたちに適切な交渉力を提供することを目指している。
Business

AIの訓練データ収集は新時代へ。業界団体が“倫理的”なオプトイン方式を提唱

Dataset Providers Alliance(DPA)は、AI業界に公正なデータ取得を求めるために発足した業界団体だ。一部のAI企業が導入しているオプトアウト方式ではなく、著作権者が同意をした場合にのみデータの使用を認める、オプトイン形式の普及を推進している。
Gear

デジタルファイルを適切に保存し、長期にわたって使えるようにする方法

今日作成した「Microsoft Word」の文書は、20年後には劣化して使えなくなっている可能性がある。文書や画像など、デジタルデータ保管時に知っておきたい3つのポイントを紹介しよう。
Security

AIの訓練に用いるデータセットに、子どもたちの写真が無断流用されていた

AIの訓練に用いられるオープンソースのデータセットに、ブラジルの子どもたちの画像170枚以上と詳細な個人情報が無断で流用されていたことが、人権NGOの調査で明らかになった。データは全体のごく一部であることから、同じような画像が世界中から収集された可能性が高いとみられている。
Science

1000ドルでDNAにメッセージを保存するサービスは市場の人気を獲得できるか?

フランスのスタートアップは、DNAを使用した個人向けのデータストレージサービスを提供することを発表した。1キロバイトのテキストデータをエンコードしたDNAが保存されるのは、財布サイズのカードだという。
Security

遺伝子検査の23andMeから個人データが流出、DNA情報をデータベース化するリスクが浮き彫りに

遺伝子検査を手がける23andMeのDNAデータベースから、少なくとも100万件の個人データがネット上に流出したとみられている。データの正当性は現時点では不明だが、DNA情報をデータベース化することのリスクが浮き彫りになった。
Security

英国政府が“インターネット監視プログラム”の開発を加速させている

2016年末に調査権限法(Investigatory Powers Act)を成立させた英国政府が、インターネット監視システムを導入するための歩みを密かに進めているという。当局による犯罪捜査への活用を想定しているものの、プライバシー侵害の懸念は払拭できず、批判の声は根強い。
Business

Twitter APIの法人向け利用料が「月額500万円超から」になり、“誰も使えない代物”になるという決定的な証拠

Twitterが2023年2月に発表した「Twitter API」の有償化について、新たな料金プランを『WIRED』が独自に入手した。最も低価格なプランでも月額42,000ドル(約560万円)と高額になる見通しで、研究目的での利用が不可能になると反発の声も挙がっている。
Security

政府が抱える“バッドデータ”をアップデートせよ──特集「THE WORLD IN 2023」 

各国政府はAIやアルゴリズムを活用した公共政策を進めようとしている。だが、新しい取り組みを成功させるには、データの“穴”をいかに埋めていくかという議論が必要だ。
Security

社会的マイノリティに属する人々の個人情報が危ない──特集「THE WORLD IN 2023」 

データに関する法整備が曖昧で危険な状態に置かれている国がある。SNSやアプリケーション上の個人情報を守る法が制定されなければ、テクノロジーの犠牲になる人々が出てくるだろう。
Security

監視資本主義から「思想の自由」を取り戻す──特集「THE WORLD IN 2023」 

テクノロジーの過度な干渉が「人間である自由」を脅かしているいま、わたしたちが何を考え、感じ、行動するかが大量のデータから判断され、コントロールされるような「監視資本主義社会」を抜け出す動きが始まっている。
Culture

女性が自らの身体とそのデジタルデータを管理できる社会へ──特集「THE WORLD IN 2023」 

人工妊娠中絶を認めた「ロー対ウェイド事件」の判決が覆されたことで、女性の身体やそれをめぐるデータは再び政治的なものとなった。生理トラッキングアプリをはじめとする個人情報の扱いに関して、新たなアクションが求められている。
Business

データローカライゼーションへの対応が急務となる──特集「THE WORLD IN 2023」 

これまでのグローバル化に反して、世界情勢による「データナショナリズム」が各地で発生しつつある。国家をまたいだデータの保存や、安全かつスムーズな情報共有を促すには、新たなデータインフラが不可欠だ。
Security

アマゾンのセキュリティカメラ「Ring」は、これだけ多くのデータをユーザーから集めている

アマゾン傘下でセキュリティ機器を手がけるリング(Ring)は、カメラ付きドアベルなどから実は膨大なデータを収集している。映像や音声などのデータをリング側が「利用」できると規約で定められており、米国では捜査当局に証拠として提供されることもある点が問題視され始めた。
Security

欧州での「Facebook利用停止」は一時回避、メタのデータ保護を巡る規制当局との争いは“延長戦”に

欧州の規制当局において、メタ・プラットフォームズが大西洋を越えてデータを送信することを阻止する議論が進行中だ。最終判断はいったん見送られて“延長戦”に突入したが、このまま判断が確定すれば欧州全域でFacebookとInstagramを利用できなくなる可能性もある。
Opinion

「無意識データ民主主義」という打開策:経済学者・成田悠輔と考える「民主主義の再生」

合意形成ツールのはずの選挙が民意を反映せず、民主主義が“気絶状態”に陥るなか、最終手段として成田悠輔が提案するのが「無意識データ民主主義」だ。膨大なデータ収集と解析により「選挙なし」の政策決定を行なうというそのアイデアに迫る。(雑誌『WIRED』日本版VOL.42から転載)
Business

記録的な猛暑でデータセンターまでダウン。温暖化の影響を回避する現実的な対策とは?

欧州が記録的な猛暑に襲われるなか、グーグルやオラクルのデータセンターが冷却装置の故障により相次いで停止する“事件”が起きた。温暖化による気温の上昇が続くなか、生活のインフラでもあるデータに影響が出ないようにするには、どのような対策が求められているのか。