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Jason Parham head shot - WIRED.jp

Jason Parham

SENIOR WRITER

『WIRED』のシニアライターとして、人種問題、ソーシャルメディア、ビジュアル・ポリティクスを中心にポップカルチャーを担当。2017年に同誌に加わる前は、『The Fader』や『Gawker』で編集者を務めていた。ロサンゼルス出身のパーラムは、新進気鋭の作家たちの声を集めた文芸誌「Spook」の創刊者でもある。

「健全なSNS」をシリコンバレーは模索している

より安全・安心なソーシャルメディアへの需要が高まっている。荒らし対策を掲げるWildrなど、新たなプラットフォームが次々と登場し、既存のSNSに代わる選択肢として注目されている。
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ヒップホップはソーシャルメディアに殺されたのか?

怒りのメッセージが虚しく繰り返されるだけ。そんなポップソングが増加傾向にあるという研究結果が発表された。曲のメッセージはさまざまだが、わたしたちの耳に届く音楽がソーシャルメディアの影響下にあるという事実に疑いを差しはさむ余地はもはやない。
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「AIが公平な機会を与えてくれた」──有色人種クリエイターと生成AI

AIを使った映画制作に乗り出す前、ウィロニアス・ハッチャーは誰からも注目されない存在だった。だがいま、彼がAIを使って制作したショートムービーは急速に拡散し、AIに対してストを起こしたハリウッドからも声がかかるようになった。

ビヨンセ『カウボーイ・カーター』の熱狂と“批判を受け付けない”ファンダムの姿

ビヨンセの新アルバム『カウボーイ・カーター』が発売された。差別的な慣習が残るカントリーミュージックのあり方を問うアルバムに対するファンのリアクションからは、現代のファンダム(ファンのコミュニティ)の風潮が垣間見える。

Blueskyの未来はソーシャルメディアの追憶のなかにある

一般開放されたソーシャルメディア「Bluesky」。だが、使い勝手も体験もかつてのTwitterによく似ていて、このプラットフォームならではの独自性はまだ感じられない。果たして新たなアイデンティティは確立されるのか。
Music

SoundCloudが身売り検討。新たな才能を育むコミュニティのない未来にアーティストたちが危機感

音楽ストリーミングプラットフォームであるSoundCloudが買収先を探しているというニュースが報じられた。このサービスからはこれまでに多くのヒップホップアーティストが誕生しており、ミュージシャンたちは同サービスのコミュニティを失う損失は計り知れないと語る。

Z世代の「マッチングアプリ離れ」が加速している理由

「Tinder」などのマッチングアプリを利用してストレスをためた若者たちが、RedditやTiktokなどに投稿して発散している。いま若い世代はマッチングアプリ全般に「ノー」を突きつけるようになっているようだが、なぜなのだろうか。

ドナルド・トランプの逮捕写真は“永遠のミーム”として歴史に残る

米国の元大統領であるドナルド・トランプは、常に視覚メディアを通して人々とコミュニケーションし続けてきた。このほど公開された公式なマグショット(逮捕後に撮影される顔写真)は、“永遠のミーム”として歴史に残るかもしれない。

ヒップホップ誕生50周年──永遠に終わらない進化論

1973年8月11日。DJクール・ハークはブロンクスのパーティーで2台のターンテーブルをつないでレコードをかけた。この出来事によってヒップホップが生まれ、音楽、文化、そして世界を変えることになった。誕生から50年を迎える今も、ヒップホップは可能性を無限に広げ続けている。

この夏を彩ってくれるサマーソング9選

旅先までの移動、フェス、バーベキューなど、夏になると音楽に触れるシーンが何かと増えてくる。そんな夏のひとときを彩り、思い出させてくれるのはどんな音楽だろうか。何を聴けばいいか迷っている人は、『WIRED』がこのリストで紹介する9曲を聴いてみては。

Amazonプライム・ビデオの「キラー・ビー」は、ゆがんだファン心理をリアルに描いた良作スリラーだ:ドラマレビュー

ドナルド・グローヴァーが手がけた新作ドラマ「キラー・ビー」の配信がAmazonプライム・ビデオで始まった。作中のポップスターに対するゆがんだ愛情を示す黒人女性の様子を描いたこのスリラーは、実在するファンダムを風刺している。

警官による黒人男性の暴行死と、拡散した「2つの動画」が意味すること

ソーシャルメディアは人々に対し、あらゆるコンテンツを観てリアクションし、次から次へと“消費”するよう仕向けている。だが、警察官による暴行で亡くなった黒人男性の動画が流れてきたとき、安易に消費することなどできるだろうか。

映画『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』は、スーパーヒーローの「死」を経て普遍的な物語へと昇華した:映画レビュー

映画『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』が公開された。旧作で主演だったチャドウィック・ボーズマンの死による喪失感から立ち直る過程でスーパーヒーロー作品らしからぬテンポ感となっているが、悲しみという共通言語によってキャラクターの心情が繊細に描かれている。

ジョーダン・ピール監督の『NOPE/ノープ』は、スペクタクルの毒と「見ることの恐怖」を突きつける:映画レビュー

ジョーダン・ピール監督の最新作『NOPE/ノープ』が、日本で2022年8月26日に公開された。田舎町の牧場に突如として現れたUFOに夢中になる人々の運命を描いた本作は、名声の追求とその“毒”に迫ることで、現代の誰もがSNSなどで楽しむ「イメージを中心とする文化」に疑問を呈している。

ある朝、目覚めると人種が変わっていたら──。パキスタン出身の作家が描いた「白人のいない世界」と、“変容”の先にある未来

ある日を境に、白人たちが次々と褐色の肌をもつ人種へと変化していく──。パキスタン出身の作家モーシン・ハミッドが、人種の変容と人間のモラルをテーマにした新作小説を発表し、英米で話題になっている。世界から人種的な“白さ”が突然なくなったとしたら、いったい何が起きるのだろか。

現代のヒップホップは、かくもさりげなく“ジャンル”の解釈を変えてゆく

若いヒップホップアーティストたちが、「ポップス」というジャンルの再解釈に挑んでいる。ヴィンス・ステイプルズやLatto、Doechiiといった人気アーティストたちは、いかにジャンルをさりげなくスマートに“翻訳”し、日常のリアルを伝えようとしているのか。

ソーシャルメディアの普及で、「何でもカルチャーになる時代」がやってきた

ソーシャルメディアの発展により、誰でも自らの声を発信できるようになった現代。トレンドのはやり廃りのスピードが猛烈に加速したことで、あらゆるトレンドがミームとなり、「何でもカルチャーになる時代」がやってきたのだ。

社会派スリラー映画『マスター~見えない敵~』が描く“自覚なき差別”の闇

社会派スリラー映画『マスター~見えない敵~』の配信がAmazonプライム・ビデオで始まった。米国の名門カレッジを舞台に繰り広げられるのは、人種の不協和が生み出す心理的トラウマや絶え間ない不安だ。

“反未来”の音楽としてのR&B:2021年のベストアルバム8選

2021年の音楽業界は、R&Bがアルバムの価値を“復活”させた年だった。R&Bはわたしたちに立ち止まって呼吸し、率直かつ本質に深く迫るような内省を通じて自己を見つめ直し、今後歩んでいくべき道を再検討したほうがいいのではないかと問いかけている──。そんな8つのアルバムを、『WIRED』US版が選んだ。

トランプ不在のインターネットで、いま起きていること

米国の前大統領であるドナルド・トランプがソーシャルメディアから姿を消した。予測のつかない大げさな言動で多くのトラブルも巻き起こしていたトランプとの接点がなくなったことで、人々にはどんな影響がもたらされるのだろうか。