Walk On the Kawabata-dori

川端通りをほっつき歩く中年男子の日常を綴るブログ

冬の冷たい手指には・・・

冬は乾燥する。

部屋の湿度計は30%を下回りカラカラだ。初老のお肌はただでも乾燥しがちなのであり、風呂上がりのワセリンは欠かせない。それでも朝になると手指はカサカサであり、会社支給iPhone指紋認証はまったく機能しない。

100均で購入した温湿度計

そしてテレワークをするが、マウスを動かす右手指は耐えがたいほどに冷たい。今のところ、指先のない手袋を嵌めてマウス操作をするが、やはり指は冷たく、また手の甲は手袋で覆われているとはいえ、時々ポケットのカイロで温める必要がある。

この不自由さを少しでも緩和できないものかと案ずるにつけ、手立て、対策は次のいずれかであろう。

  1. もっと暖かい手袋を嵌める
  2. 暖房マウスを使う
  3. スリッパ型のマウスパッドにマウスと手を入れて操作する

1.についてはあまり期待できない。近頃はスマホを操作できる手袋もあるようだが、そもそも普通の手袋でも寒いし、厚手のものだとキーボード操作は不可能であろう。

2.は逆転の発送的にマウスそのものがカイロの役割を果たすということであるが、そのためにはどうしても有線ということになりそれはそれでまどろこしい。

3.は狭いデスクには邪魔になるかもしれないが、どんなものか試してみたい気もする。中にはマウスパッドにヒーターが仕込まれたものもあるらしいが、マウスに悪影響はないのであろうか。

 

などとここまで考えたにもかかわらず、結局のところ、部屋全体の暖房装置により指先まで温めているのであった。

 

 

冬の乾燥をイメージする音楽はこれだと思ったが、半そでだし、やけにドラムが熱い。

Joy Division - Love Will Tear Us Apart [OFFICIAL MUSIC VIDEO]

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ガレージバンド然とした絵がいい。

 

お通夜にて

親戚のお通夜に出席する。

妻の母の兄弟の末っ子というから、つまりは叔父にあたる。10年以上前に1~2度会ったことがある程度だ。料理人の気さくなおじさんであった。自分の親や親戚もそうだが、やはり男から優先的に死んでいくようだ。

お通夜も葬儀も、昨今の風潮に従い、ごく近しい身内だけでこじんまりと執り行われる。しかし身内といっても、妻の親類でり、自分はやや遠い立ち位置であるため、「わざわざ遠いところ、来てくださってありがとうございます」などとよそよそしく挨拶されることになる。こういう場面での大人な挨拶は、いい歳して未だに様にならずもじもじしてしまう。

ここ数年は入退院の繰り返しだったようだが、残されたものに迷惑が掛からないようにと、それなりに貯えはしていたようだ。自分も見習いたいものである。

それにしても、久しぶりの礼服のズボンはかなり苦しかった。

 

 

Leonard Cohen - Hallelujah (Live In London)

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レナードコーエンを知ったのは彼がかなり晩年になってからだ。たしか自分の死期が近いといったようなインタビュー記事を読んだ頃だったように思う。こういう老練な歌手のコンサートにも行ってみたいものだが、今でいうと誰になるであろうか。

 

 

44年目の12月8日

今シーズン最も寒い日ということらしい。それでも大阪は10℃ぐらいはあるからまだまだ生ぬるい寒さと言えよう。

無駄に溜まった書類を廃棄する。

保険会社からの控除証明、前のプロバイダの契約書関係、よくわからん見積もり、さまざまなDM。非常に面倒くさいのは、其処彼処に住所、氏名が印字されていることだ。宛先、契約者名、受取人、口座名義人、署名のコピーなど、きりがない。廃棄するには、これらをいちいち消去せねばならない。もちろんシュレッダーみたいな邪魔な箱は自宅にはない。ただひたすら、素手で破り、あるいはハサミで刻むほかない。

機械的に、無闇に、アナログな用紙を送り付けてくる主はこういう人の迷惑をどう考えているのか。製紙会社か日本郵便と癒着しているのか。まったく無駄な時間だ。

 

「黒牢城」をようやく読み終える。かれこれ2カ月ぐらいは読んだであろうか。就寝前に6ページぐらい読むだけだからカメの歩みとなってしまう。直木賞作品だけに、質のいい時代小説でありながら、よくできたミステリー作となっている。

荒木村重という戦国武将のことは名前ぐらいしか知らなかったが、Wikipediaによると概ね史実に沿った話のようだ。

 

 

そして今日12月8日はジョンレノンの命日。ビートルズを知った中2のその年に起きた事件はぼんやり記憶にある。当時「週刊FM」に載っていたビルボードトップ100から気になる曲のチャートを毎週チェックして折れ線グラフにするのが習慣であったが、「スターティングオーバー」は10位以内に入っていたころであったろうか。

44年。長い月日だ。

(JUST LIKE) STARTING OVER. (Ultimate Mix, 2020) - John Lennon (official music video HD)

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オノヨーコとたわむれているビデオが当時のプロモだったか。有名曲であるのにあまりいい動画が見つからない。

 

とりとめない思いと共に

商店街まで散歩へ出掛ける。

道すがら、ただ歩いているだけでは長く感じるから様々な事を考える。意識して考えることもあれば、自然と頭に思い浮かんでくることもある。

 

12月の18時はもう真っ暗やな。もうじき冬至やからな。

こないだ買ったコートというかブルゾンというのかな、温いし軽いしなかなかええ感じやな。

なんか今日は妙に足取り軽いな。

にんじんともやし。にんじんともやし。

天気予報の言う通り、12月にしては温いな。

母子連れの自転車が多いな。お迎えかな。楽しげやな。子供はやっぱりええもんやな。人生のためにも子供は作るべきやな。

にんじんともやし。

買い物客の多い細い通りに、車入ってくるなよな。通行制限の標識もあるやろが。

きょうはラーメン屋閉まっとるな。

野菜買うならトイレットペーパーはまた今度にするか。

にんじんともやし。玉ねぎはいらんかな。白菜丸ごとで109円は何かの間違いかな。キャベツはまだ300円もするのか。コーヒーは高いんか安いんかわからんけど絶対飲むから買っとくか。

やっぱり今日は温いな。

政治家の自宅が火事になるのはネットの陰謀論かもしれんがやはり偶然じゃないのかな。

コカドとやら芸人はミシンが趣味とはちょっとええかもな。やはり何か特技は持つもんやな。

家系図を作るノウハウを調べなあかんな。戸籍謄本は自由にとれるんかな。ノウハウ以前に今聞き出せるのは母親だけやな。

一年が終わろうとしているが、何か一年続けてたら少しは身になったことあるんかな。

こうして、4、50分ほどの夜の散歩を終えて家路に着いた。

 

 

この曲の舞台はもう少し遅い夜の都会の街中であろうか。

高校三年のころ、テレビで見たこのビデオクリップが好きだった。

 

I'm Swayin' In The Air / ザ・ルースターズ

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残念ながら、大江慎也ルースターズ を生で観ることはなかった。ほんの少し遅かったようだ。

 

自転車に乗って

自転車で出かけることは少なくなった。

自転車を卒業するにはさすがにまだ早いが、自転車に乗るぐらいなら、歩いたほうが健康にはよかろうとの考えからだ。

しかし、きょうは自転車でマイカルまで行くこととなった。マイカルまでは歩けない距離ではないが、大きなものを買い物すると持ち帰るのがそこそこ大変であるからであり、あるいは車で行くとブラックフライデーとやらでアホみたいな渋滞行列に並ぶのがアホみたいだからだ。

ところが、久方ぶりに自転車に乗ろうとすると、まずタイヤの空気が抜けている。仕方がないから空気入れを取りに戻りシュポシュポ入れる。これで快適に走れると思いきや、今度は漕ぐたびにチェーンがギーギー鳴る。どうやらチェーンがゆるゆるのサビサビで今にも外れそうになっているようだ。気になりながらもしばらく走ると、空気を入れたはずなのにやけに重たいと感じる。見ると後輪タイヤがへこんでいる。

こんな状態なので、途中から押していくことになってしまったが、そのままマイカルの自転車屋に持ち込み、修理と整備をしてもらうこととなった。

思いがけず、自転車の修理代金が発生してしまったが、いずれは必要な出費でもあり、予想通り、車は渋滞行列をなしていたので自転車で来たのは正解であったのであろう。

店は思ったほどには混んでおらず、念願のアウターコートやセーターや白シャツやらを購入し、昼は近所の王将で揚げそばを食らい、修理の終わった自転車に乗って帰路に着いた。

 

近くの広場ではテルミンの演奏が見られた。珍しい。

テルミンの生演奏を観たのははじめて

 

 

Queen - Bicycle Race (Official Video)

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いささか安直であるが、すぐに思いつく自転車ロックといえばこれか。意味なく裸の女たちが自転車に乗っているせいで年齢制限がついているのだな。

 

からっぽの堀

見知らぬ街の商店街をめぐるのが近年のささやかなブームであるが、この度は、テレビ大阪の「おっさんぽ」でも紹介された空堀商店街を訪れた。

商店街の街ブラとはいかにも中高年男女の好みそうなことではあるが、ここには昭和なレトロ感と若者向けのこじゃれた映え系の店と地元民の八百屋等とよく見かける都会のチェーン店とかがごちゃ混ぜに存在しているのがよいのであろう。近年はシャッター商店街も多いから、たまに栄えている商店街を発見すると、絶滅危惧種に遭遇したようにラッキーと感じる。

下り坂だが写真ではわかりにくい



番組の中で橋下徹の蘊蓄にもあったが、ここは上町台地の西斜面に位置するため、商店街が坂道となっておりこれも坂道ファンには楽しかろう。そして、空堀というのは大坂城の堀であるが、坂であるから水が溜められることはなく空堀になったというが、その堀自体はどこにあるのだろうか。

こじゃれたカレー屋さんでランチ

 

 

80年代初期にジャックスの再評価ブームというものがロック界のごく一部であり、そこで初めて彼らを知り、そしてハマった。もちろん、クレジット会社のことではない。

当時発売されたベスト版「レジェンド」や早川義夫のソロを購入し、定本ジャックスを手に入れ、はじめて組んだバンドではドアーズやベルベットとともに「ロールオーバーゆらの助」をやったものだ。

このスピード感はZ世代には絶対についていけないだろう。

Jacks (ジャックス) - Vacant World (からっぽの世界) - Single Version

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これをシングル盤とするとは攻めすぎだ。

 

冬に向かって歩け

夕刻、散歩がてら、インフルエンザ予防接種へ行く。

記憶とはいい加減なもの。

ダイソーの上にある、診察券なし、予約なしで対応してくれる医者は、たしか「やまもとクリニック」だったと疑わず、念のためホームページで診察時間を確認し電話予約もする。ところが出掛ける直前になって、そこは「うめだクリニック」であったことが判明する。いずれも過去にワクチン接種のために訪問したことがあるのだが、完全に脳ミソのシナプスが縺れてしまったようだ。しかし電話予約もしたものだから、ここは素直に「やまもとクリニック」にお世話になることとした。接種代は250円ほど高かったようだが。

妻からは、ほぼ在宅ワークの引きこもりのくせに感染するわけないやろと悪態をつかれるが、生物でも無生物でもない、人類にとって最大の脅威は思いがけないところから体内に侵入するものだ。

 

そう、かつて中南米に栄えたアステカ王国インカ帝国はスペイン人のもたらしたウイルスによって滅ぼされたのだ。まあこれは天然痘らしいが。

 

 

80年代、アステカ王国の末裔?、ロディフレイムはアズテックカメラにおいて、冬への備えにインフル予防接種へ出かけろと歌ったものだ。

Aztec Camera - Walk Out To Winter (OGWT)

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