イサン

Last-modified: 2024-12-16 (月) 15:23:46

新人管理人向け情報

リセマラおススメ人格・EGO

※該当するおススメが無い場合は表示されません。議論はリセマラおススメ人格・EGOまで

星3人格

id0109_1.webp
イサン
薬指点描派スチューデント
ストーリー〇
-雑魚戦〇
-ボス戦〇
周回作業★
高難易度★
・火力が極めて高い。
・条件付きで強化されるスキル2,3が超強力
・同期化段階Ⅳまで育てないと性能が落ちる。
・バフ/デバフといった絡め手は持たない。
・耐久力が低い。
・デバフを扱える人格と編成を作れるとより強力。
人格入手手段強み弱点補足
イサン

ロボトミーE.G.O::厳粛な哀悼
id0110_2.webp現在入手不可
(ヴァルプルギス
中のみ入手可能)
・マッチ力が高く、敵の精神力を下げられる。
・専用デバフ「蝶」により沈潜編成の核になれる。
・同期化段階Ⅳまで育てないとスペックが落ちる。
・精神力が上がりにくい
・耐久力が非常に低い。
・ヴァルプルギスの夜中のみ入手可能。*1
沈潜を扱える人格で編成を作れるとより強力。

星2人格

人格主な適正強み(標準的な星2との比較)弱点補足
人格入手手段強み(標準的な星2との比較)弱点補足

E.G.O

E.G.O入手概要主に役に立つ場面
イサン

《狐雨》
狐雨自販機限定非常に高い火力とマッチ力を持ち、防御面もカバーできるE.G.O。
《盲目》に比べると長期的に安全に戦うのに向く。
やはりコストが重いのが難点。解析進行による恩恵も大きい。
鏡ダンジョンや高難易度コンテンツ

キャラクター

独特の古風な口調を用いる男性。基本的に無口だが、誰に対しても礼儀正しく好意的。
LCBの中では貴重な常識人枠だが、たまにズレた事を言う。

S社の巣出身で元「九人会」のメンバー。S社の巣からT社の巣に移住しており、T社の巣では技術者兼建築家として活動していた。
九人会の一人が開発した「硝子窓」技術を発展させ、Limbus Companyで使用されている「鏡」技術を開発したその人でもある。
九人会へのT社による技術徴収を逃れた後はN社に軟禁されることとなり、N社から逃げ出した先でLimbus Companyへ勧誘された。

ティザー情報

ポート
イサン_マーク.webpイサン_注意事項.webp
イサン_ポート.webp
하융*2
プロフィール
イサン_マグショット.webpイサン_ティザー_1.webpイサン_ティザー_2.webp
私はイサンと言う。紹介は以上なり。
名前イサン(이상/Yi Sang)
CVミン・スンウ(민승우/Min Seung-woo)
所属LimbusCompany?#01
E.G.Oオガムド(오감도/烏瞰刀)
マーク🪶羽
カラーDreamy Grey*3/#d4e1e8
原典『つばさ』イ・サン
'박제가 되어 버린 천재'를 아시오? *4
PV
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私はイサンと言う。
紹介は以上なり。


外の世界へ関心を置くはいとしも遊戯なことにあらず。
外は理想的ではあらぬがゆえなり。
されど理想的なものがなんぞと問わるると、
私にも理想的な答えが浮かぶことはなし。


鏡の中には音無きなり。
鏡は鏡の世界を映すときのみこそ効きけれ。
ほかは遊び物のようなり...


...只、理想的にはあらざりき。

注意事項
考えること(Ruminating*5
[検閲済]翼所属の最年少主席研究員出身で、他の囚人に比べて優秀な知能を持っています。日常的なコミュニケーションは、恐らく我々が選別した管理人さんの物差しから考えると難しいと思われます。とはいえ、露骨に会話を避けるのもまた不安要素が残ります。たまに本囚人の沈黙状態が長いことがありますが、一連の思考を脳内で処理している最中ですので、広い心で待っていただくことをお勧めします。

人格

拡張表示

スキル枚数別
※最大Lv(50)、最大同期段階()の情報を表示

#人格囚人
#人格囚人S獲得資源体力防御速度攻撃守備属性斬撃貫通打撃
0101LCB囚人LCB囚人イサン0113防2196484-85048斬貫2.00.51
0102セブン協会南部セブン協会6課イサン0212防3223525-85052貫打10.52.0
0103剣契剣契殺手イサン0323反1180463-755550.52.01
0104技術解放連合開花E.G.O::壇香梅イサン232避31180463-754.53.5548貫打10.52.0
0105奥歯事務所奥歯事務所フィクサーイサン22132防199484-748.52.5550貫打0.52.01
0106W社W社3級整理要員イサン03321避216483-753.53.5550斬貫10.52.0
0107ピークォド号ピークォド号1等航海士イサン3213避2188474-752472.00.51
0108ディエーチ協会南部ディエーチ協会4課イサン0221防3223534-649.49.5353貫打12.00.5
0109薬指薬指点描派
スチューデント
イサン032防13190483-7535110.52.0
0110旧L社ロボトミーE.G.O::
厳粛な哀悼
イサンW312防3180523-852.52.555110.52.0

人格(威力)

スキル効果・バトルパッシブも加味したマッチ時の最大威力を表記*6

#人格囚人LvS1S2S3Lv守備
#人格囚人速度攻LvS1S2S3属性守Lv守備
0101
LCB囚人イサン4-85011
4(+7)*1
12
4(+4)*2
12
6(+2)*3
防御4810
7(+3)*1
2.00.51
0102
南部セブン
協会6課
イサン5-85012*7
5(+7)*1
13*8
5(+4)*2
14*9
5(+3)*3
防御5212
9(+3)*1
10.52.0
0103
剣契殺手イサン3-75516*10
6(+7)*1
17*11
7(+2)*2
23*12
8(+2)*3
反撃5519*13
8(+8)*1
0.52.01
0104
開花E.G.O::
壇香梅
イサン3~754.53.559
3(+2)*3
19*14
4(+4)*3
18
6(+4)*3
回避4814
4(+10)*1
10.52.0
0105
奥歯事務所
フィクサー
イサン4-748.50.5513*15
3(+4)*2
16
4(+12)*1
19*16
4(+3)*3
防御4815
10(+5)*1
12.00.5
0106
W社3級
整理要員
イサン3-753.53.5513*17
5(+6)*1
17*18
5(+5)*2
23*19
5(+4)*3
回避5016*20
4(+10)*1
10.52.0
0107
ピークォド号
1等航海士
イサン4-75211
3(+4)*2
15*21
4(+4)*2
18*22
4(+6)*2
回避4713
3(+10)*1
2.00.51
0108
南部ディエーチ
協会4課
イサン4-649.49.5313*23
3(+4)*2
16*24
4(+3)*3
16*25
4(+2)*4
防御5318
12(+6)*1
12.00.5
0109
薬指点描派
スチューデント
イサン3-75312*26
2(+3)*3
20*27
8(+8)*1
25*28
3(+3)*4
防御5124*29
10(+4)*1
10.52.0
0110
ロボトミーE.G.O::
厳粛な哀悼
イサン3-852.52.5515*30
4(+4)*2
21*31
4(+6)*2
28*32
4(+3)*4
防御5150*33
10(+4)*1
10.52.0

人格(パッシブ)

※同期段階(/)の情報を表示

#パッシブ囚人人格効果条件
0101情報伝達イサンLCB囚人操作パネルにて、自分より後ろの味方2名にダメージ量増加1を付与共鳴4
0102観察イサン南部セブン協会6課マッチ進行時、対象のマッチ威力 -2共鳴4
0103冷静イサン剣契殺手マッチ勝利時、呼吸回数1増加
呼吸回数5につきコイン威力+1(最大3)
保有4
0104満開イサン開花E.G.O::壇香梅2名以上を攻撃するとき、ダメージ量+30%保有4
0105こういうときこそ…イサン奥歯事務所フィクサー敵へ振動爆発時に与える混乱区間前進4につき、防御レベル減少1を付与(1ターン/敵1名あたり最大5)保有3
0106空にした頭イサンW社3級整理要員- ターン終了時、自分の充電回数5につき次のターンにてクイック1を得る。(最大2/3)
- 自分がスキルで充電回数を消耗するとき、現在の体力の比率が最も低い味方に充電力場3を付与
保有4
01071等航海士の銛イサンピークォド号1等航海士クリティカル的中時、スキルで付与する出血威力+2(1ターンにつき最大6回)保有4
0108沈む知識イサン南部ディエーチ協会4課被ダメージ時、攻撃者へ沈潜1を付与。バリアがある間は被ダメージ時に沈潜1を追加で付与(最大4回)保有3
0109血点描派
----
課題評価
イサン薬指点描派
スチューデント
<常時発動>
この人格は出血を付与する人格としてのみ扱われる。ランダムで火傷・出血・振動・破裂・沈潜を付与するスキルがこの効果によって該当スキルを付与するスキルとして扱われない。
----
的中時、対象に出血が6/4以上あるなら精神力を2回復。
対象が保有したマイナス効果1つにつき精神力を1追加で回復。(最大3)
この効果で精神力回復時、自分の精神力が最大なら次のターンに攻撃レベル増加1/2を得る
(1ターンごとのパッシブ最大発動回数:4回)
保有4
0110死にゆく蝶を見る。
----
撃て。撃たん。
イサンロボトミーE.G.O::
厳粛な哀悼
<常時発動>
戦闘開始時、生きた蝶・死んだ蝶をそれぞれ10ずつ保有。
生きた蝶・死んだ蝶を消耗するとき、該当効果の生きた蝶(威力)と死んだ蝶(回数)をランダムに消耗。
を付与するとき、該当コインで消耗した生きた蝶・死んだ蝶によって、
-生きた蝶を消耗したなら、消耗した値だけ生きた蝶を付与。
-死んだ蝶を消耗したなら、消耗した値だけ死んだ蝶を付与。
スキル使用中に生きた蝶・死んだ蝶が足りなくなったら、次のコインを全てキャンセルして再装填
再装填をするか生きた蝶・死んだ蝶を得るとき、現在の精神力によって得る蝶が決まる。
-精神力が0以上なら30%の確率で生きた蝶、70%の確率で死んだ蝶を得る。
-精神力が0未満なら70%の確率で生きた蝶、30%の確率で死んだ蝶を得る。
確率はそれぞれの弾丸ごとに個別適用。
----
攻撃終了時、自分のスキルによって対象が死亡したなら再装填
生きた蝶・死んだ蝶を得れば、次のターンにクイック2を得る(1ターンにつき1回)
共鳴3

※同期段階(/)の情報を表示

#サポートパッシブ囚人人格効果条件
0101情報中和イサンLCB囚人精神力が最も低い味方1名が、このターンで精神力が減少した場合、ターン終了時に精神力を10回復保有4
0102分析イサン南部セブン協会6課最大体力値の最も高い味方がマッチ進行時、マッチ威力+1共鳴3
0103師事イサン剣契殺手精神力が最も高い味方1名の、スキル効果で得る呼吸回数+1保有3
0104え辛い春風イサン開花E.G.O::壇香梅精神力が最も低い味方1名が2名以上を攻撃するとき、ダメージ量+10%共鳴3
0105やらかしの収拾イサン奥歯事務所フィクサー体力最大値が最も低い味方1名が振動爆発時に与える混乱区間前進4につき、次のターンに防御レベル減少1を付与(1ターン/敵1名あたり最大3)保有3
0106整理師範教育イサンW社3級整理要員充電回数が最も低い味方1名の、破裂を持つ対象への与ダメージ量が対象の破裂に比例して増加(破裂1につき1.5%, 最大15%)保有4
01071等航海士の手腕イサンピークォド号1等航海士呼吸を最も多く保有する味方1名がクリティカル的中時、スキルで付与する出血威力+2(1ターンにつき最大6回)保有4
0108反復知識イサン南部ディエーチ協会4課速度が最も高い味方1名がスキルを捨てるとき、該当キャラクターの体力最大値の(3/5×捨てたスキルのランク)%だけバリアを得る(1ターンにつき最大1/2回)保有4
0109美学見習いイサン薬指点描派
スチューデント
精神力が最も低い味方が攻撃的中時、対象が保有したマイナス効果1つにつき精神力を2回復(最大6)
対象に出血があるなら追加で3回復
(1ターンごとのパッシブ最大発動回数:2回)
保有4
0110救いの手イサンロボトミーE.G.O::
厳粛な哀悼
味方のスキル的中時、対象の沈潜を2消耗して1を付与(1ターンにつき3回)保有6

E.G.O

拡張表示

E.G.O一覧(簡易表示)

#E.G.O囚人備考
#E.G.O囚人必要資源属性耐性備考
0107凶弾イサンH傲慢26112.010.50.752.0S5限定
0101烏瞰刀イサンZ怠惰13110.7512.012.0
01024本目のマッチの火イサンT憤怒5110.512.012.011S1有償パスLv30
0103願いの石イサンT怠惰貫打41110.52.02.011
0104次元裂きイサンH傲慢332.00.751110.52.0
0105狐雨イサンW怠惰42222.02.00.750.5111S2有償パスLv60
0106過ぎし日イサンZ憂鬱貫打3312.0110.752.01S4有償パスLv40

E.G.O一覧(威力)

E.G.O一覧(上段に覚醒スキル/下段に侵蝕スキル

#E.G.O覚醒侵蝕
#E.G.OLv覚醒侵蝕必要資源属性耐性備考
0107
/
凶弾H傲慢7
7
55
55
30
18(+6)*2
30
30(-8)*2
26112.010.50.752.0S5限定
0101
/
烏瞰刀Z怠惰1
-
46
46
24
18(+6)*1
0
-
13110.7512.012.0
0102
4本目の
マッチの火
T憤怒3
3
52
52
20
12(+8)*1
24
24(-12)*1
5110.512.012.011S1
有償Lv30
0102
4本目の
マッチの火
T憤怒5
5
52
52
20
12(+8)*1
24
24(-12)*1
5110.512.012.011S1
有償Lv30
0103
願いの石T怠惰
1
3
48
48
26
22(+4)*1
24
24(-10)*1
41110.52.02.011
0103
願いの石T怠惰
3
3
48
48
26
22(+4)*1
29
29(-10)*1
41110.52.02.011
0104
/
次元裂きH傲慢1
1
53
55
38
20(+18)*1
42
42(-24)*1
332.00.751110.52.0
0105
狐雨W怠惰5
5
49
53
27
17(+10)*1
30
30(-10)*1
42222.02.00.750.5111S2
有償Lv60
0105
狐雨W怠惰7
7
49
53
32
17(+15)*1
35
35(-15)*1
42222.02.00.750.5111S2
有償Lv60
0106
過ぎし日Z憂鬱
3
4*34
50
50
23
15(+8)*1
22
22(-6)*1
3312.0110.752.01S4
有償Lv40
0106
過ぎし日Z憂鬱
3
5*35
50
50
23
15(+8)*1
22
22(-6)*1
3312.0110.752.01S4
有償Lv40

E.G.O(パッシブ)

※解析段階()の情報を表示

#E.G.Oパッシブ囚人E.G.O効果
0107イサン凶弾攻撃終了時に対象が死亡したなら、呼吸回数が2増加(1ターンにつき最大2回)
0101沈黙イサン烏瞰刀被ダメージ時、次のターンに束縛3を得る。対象を弱点・脆弱属性で攻撃すると与ダメージ量+20%
(ターン毎に1回発動)
0102火の粉イサン4本目のマッチの火マッチ勝利時、対象に(憤怒完全共鳴の数÷2)の火傷を付与(スキル毎に1回)
0103ドルハルバンイサン願いの石毎ターン打撃保護、怠惰保護3を得る
0104彷徨う者イサン次元裂きターン開始時、ダメージを受けなければ自分の充電回数が4増加、自分より速度が遅い敵に攻撃的中時、対象の破裂回数を1増加(1ターンにつき最大3回)
0105雨上がりの陽射しイサン狐雨ターン開始時、全味方の精神力を3回復
0106砕け散った昨日イサン過ぎし日対象の沈潜威力が6以上なら、マッチ威力+1
対象の沈潜回数が4以上なら、マッチ威力+1

E.G.O(侵蝕)

侵蝕.jpg侵蝕.jpg侵蝕.jpg侵蝕.jpg侵蝕.jpgFile not found: "侵蝕.jpg" at page "E.G.O/イサン/凶弾"[添付]

テキスト

人格ストーリー

人格/イサン/南部セブン協会6課

(▌=悩む同僚)
汝の戦闘方式は畢竟、ツヴァイのものにあるべし。
▌…あ、はい!イサンさんにはいつも戦闘の方では押されてましたからね…防御的なアプローチで対抗してみようかと思いまして。
その発想は言ひ腐すことなかれど…汝の持ちし武器の名はなんぞ?
▌あぁ、これはレイピア…。
その武器の刃は致命的なほど薄し、反面ツヴァイの武器は厚く大きなり。
しかして防御と反撃という術策をかしこく使うに能うが、薄きものにて果たし遂ぐにはいちばいに労さん。
▌あ…。
例えば、私はセンクの技術を用いたれども。
▌え?本当ですか?…あっ、そういえばセンク協会と似てる気がしますね。
持て来べしものはただ基本技よ。他が使いしものをさながら使えど、誰も誰も知る術は測らるることか易し。
子供は剣を鞘へ滑るように仕舞い、言葉を続けたんだ。
観察を怠るべからず。
模造品や鏡像に過ぎぬならば自分の物にならぬゆえ。また偵探にて基本技を把握せんことを勧む。
▌あ、ありがとうございます!
子供は話を終えて外へ下りてきたんだ。
付き添いであれ、さっき手ほどきを受けた子供であれ、いつもイサンさんイサンさんと彼に好意を持つ理由は、大体こういう感じだった。
冷たくて無愛想に見えるけど、必要なときは有用な助言を惜しまなかったから。
…美しカウヒイなり。
もちろん、彼自身は何も考えてなかったけど。

人格/イサン/剣契殺手

当職は窓を眺めまほしきのみにあれども、ここは影が紙に歪むのみ。わろきことなり。
障子の窓を未だ釈然としないように細い目で見上げる子は、相手のことを気にも掛けていないように見えた。
瓦葺きの家で寝たいって言ったのはあなたじゃないか。
ずずずっ。茶を飲む音が不快さを唄うように。
そして南方に新しく活動地点を移そうと言ったのもあなた、イサンだ。
肯定するが…。
ケチを付けるような子の言葉に、イサンという子はゆっくり顔を下げて相手を見つめた。
新たに保護費を奪うに能う場所を探すべきにあらんや?当職は適切な代案を提示しきと思いぬ。
やれやれ、一歩も引かないんだな。
負くことは性分に合わぬがゆえ。
では、あなたが私たちを率いればよいのでは? そんな人がどうして私を推戴するんだ?
必要以上の労働と考えは理想的にあらじ。
必要以上に殺して殺手と呼ばれるくせに?
働くときは真具さなる一心が好し。
テンポ良く問答が行き交い、ふと目の下が暗い子供が何かしばらく考えて言葉を付け加えたんだ。
また、そなたがいつぞや言問いしおぼえあり。なぞ常はいたづらなる戯れ言を言いし癖に刀を握らば氷の如く冷ややかで硬き、か?
そんな質問もしたな。
已上で、答にならん。
ずずずっ。
どうってことないように、子供は自分の湯飲みに口を当てた。
向かい側で決まりの悪そうな顔をしている顔が多くを語っているけど、それをあえて説明するのは何だか似合わない気がするなぁ。
そうでしょう?

人格/イサン/開花E.G.O/壇香梅

=勤勉な隊員、▌=連れてこられた泥棒)
さりか…この者が?
子供の声はかなり乾いていた。
気乗りのしない表情と声で、前に連れてこられている人を見下ろしていたんだ。

はい。工ンケファリンを盗もうとしていたのか…単独で支部の地下まで降りて来てたんですよ。
…分かれる、下がりたまえ。
子供の部下なんだろうか。腕の縛られた人を引っ張ってきた者は、子供にペこりと挨拶をしてどこかに消えた。
いで…いま話したまえ。いかなる由に、そこに行ききや?
扇子がバチンと閉じられると、連れてこられた者が抗弁するように話し始めた。
▌あ、あなたがあの人たちの隊長か?
…一応は、さる役に就けり。
▌いや…あんたたちがあの支部を買い取ったわけじゃないし、俺もカネ稼ぐために命がけで下りて来たってのに、ちょっとですら分けるのが惜しいのか?
子供の表情はより一層、どうでも良さそうになる。一体何の話をしているのかという表情にも見えるね。
何か誤解があるめれど…。
▌何が誤解だ!ピッカピカの研究室まで構えときながら…まあ、こっちの支部のエンケファリンはポッケに突っ込める形で残っていなかったみたいだな?
そは、エンケファリンを採取する施設にあらず…。
▌じゃあ!
ジャラッ。
子供はもう聞きたくないという風に、扇子を思いっきり広げた。
その前で不満の声を出している者も、その音とえ辛い香りに圧倒されたのか、一瞬言葉を飲み込んだ。

▌な…なんだよ。よく見るとあんた、変な見た目してるな。頭にも花が生えてるし…。
こは…生えしものなり。
いつかの…呼びたき私の心の郷愁が、さまを整えけり。
戸惑った顔に向かって、子供は立ち上がってゆっくりと近づいていく。
▌ひぃっ、く、来るな!
恐るるに足らず。そなた、今命を賭けしと言わずや。
子供はいかなる攻撃の意思もなさそうに見える。むしろ遥か遠くの何かを眺めているみたいだね。
そなたは…近頃、まともなる花というものを見し試しやある?
▌…直接見たことは…無いと思う。造花は飽きるほど見たけど。
さり…遂に技術は、我らが当初楽しみきて、笑わせしものだに奪いけり。
いつか…失いにけるなり。便宜と便利を追求し、技術より切なりしものを。
さる技術など無からば、そなたが今のごとくエンケファリンなど盗みすることも無きにあらずや?
子供の言葉に、連れてこられた者は目を丸くして戸惑ってたみたいだけど。
▌いや、それでも…。
▌それすらもなかったら、そもそも俺が命を保つこともできなかった…と思うけど?
▌めちゃくちゃ高かったけど、K社から出たアンプルなんちゃらのおかけで命拾いしたこともあるし…。
……。
子供はしばらく言葉を忘れ、何かを思い出すような素振りを見せると…。
さり、その言の葉も正し。
にやりと笑ってそう答えた。
▌え?
私はいかなる由か、この者どもの大将の一人を自任すべくなれど…彼ら皆の叫ぶ意とは少し違う目標を持ちたれば。
初めて造花というものの作られし時、初めて花火というものの作られし時…。
さる物の無かりし時に、世界にうち出でしに感ずる純粋なる歓喜と楽しさ。
そなたもまたその感覚、吟味したくはあらずや?
▌…あんた、マトモじゃないな?
その言の葉もまた正しきやもしれず。されど…。
私はその道がいと麗しく見ゆ。かくて、それを思い浮かぶる我が心はこれまでより、大きにばっと咲き誇るべかりき。
子供の心は強靱で、鮮やかだった。
何人たりとも、手折ることが出来ないくらいに。

人格/イサン/奥歯事務所フィクサー

また他行におはすや?
また…って、言い方が良くないな。これは外勤だ。分かったか?
外務勤中に飲酒の横行せるに、それをいかでや警戒せぬ?
それも仕事だ!依頼人との業務調整のためには、多少のアルコールが必要でもあるからな!
…分かれり。なれば、さばかりにしたまえ。
チッ、この事務所のためにアタシがどれだけ努力してるかも知らないで…。
子供はそのブツクサ言う声を確かに聞いただろうけど、あえて答えはしなかった。
話しかけたところで、長ったらしく役に立たない消耗戦になるだけということを知ってたからでもあるし…。
自分の上官にこれ以上突きつけたところで、いいこともないだろうという考えもあったんだ。

ケホン。とにかく出かけてくるから、そのつもりで。
イサン、一昨日持ってきた「あの仕事」ももうすぐだから、着手する前に解決しなければならない仕事は全て終わらせておくように。
…選択の余地やあらむ。
バタン。
上官が外に出ると、子供は滞りなく自分の席に戻って書類を整理し始めた。
会話から感じられる上官の中途半端な仕事の処理感覚と違って、子供は業務時間中によそ見をせず仕事ばかりすることに定評があった。
周囲で何が起ころうとも、自分に与えられた仕事を一生懸命やり遂げるという意味ではあるけど…。

……。
頭の中で複雑な考えが飛び交っているということまでは、流石に噂になるわけがなかっただろうね。
子供は事務所に入って、苦労しながら依頼を解決していた日々を思い出した。
誰かにとってはつまらない仕事といえそうなものから始めて、一つずつ積み重ねた日々。
依頼期限に間に合わなさそうで戦々恐々としていたときや、敵が予想より多くて命が危なかったとき。
それらを一つ一つ積み上げて、最終的にR社という翼の仕事を勝ち取ったということは、今や子供の事務所がそれだけ認められたってことだろうね。
その事実に、充足感をそれなりに感じてはいるけど…。
一方では、心もとない考えが子供をずっと掠めていた。
頼りない上官は大丈夫か…戦うときはもちろん戦うし、仕事も上手いこと持ってくるけど…。
自分がそこまで優れてるとも思わないのに、こんなドンと大きな仕事を引き受けていいのか…みたいな考えがね。

…ふぅ。暫時、風にでも当たらんや。
子供はせっせと動かしていた手を止めて席から立ち上がり、窓をそっと開けた。
そして降りしきる雨音を聞きながら、心に付着した重い不安感を洗い流そうと息を深く吐いたんだ。
…それでも消えない狡猾な不安感に、疑懼心を抱きながらね。

人格/イサン/W社3級整理要員

(▌=案内放送)
ガタガタいう鉄馬の中の空気はなかなかに重い。
なんぴとも口を開かない。聾唖なのだろうか?いや、鉄馬に座る者たちは皆一人だ。彼らは誰も他人と絡もうともしない。隣にも前にも常にそうだ。
ある方向より見つめると、彼らは唇を動かす力すらなさそうに見える。
ただ肩を落とし、首も同じようにしたまま手にぶら下がった小さき道具を叩くか、ぼんやり眺めてばかりいる。
私も彼らと変わらない。
時々立ち止まりする、私の意志とは少しも似つかわしくない鉄馬の中でそして阿呆のような目つきで、前に座った人にも物体にも、どこにも定まらない視線で静かに座ってばかりいる。
仕事を休んでからどれくらい経ったのだろうか。
数えることは意味がない。もしやすると数えられないやもしれない。
会社は時間を奪い、記憶を奪うことに長けている。
清掃係は彼らのサービスを利用していないと言っているが、欠片になった彼らの肉を組み立てていると、私も彼らのごとく壊れてからまたくっ付いた身かどうかは分からない立場だろう。
もしやすると私は知らないまま、人の一生分よりも多くの労働をしたのかもしれない。これほどまでに身体が疲れているのをみるに、本当にそうなのかも。
しかし、だからといって何の意味があるんだろうか。
…私の人生はこの鉄馬とそう変わらない。
私の両足で歩むことも、両手に操舵することもないままただ群れに押されて動いていることが。
自ら把握できないほどの疲労を持っていながらも、出勤と退勤を繰り返していることが。
他の人が何をしたとしても勝手に止まって去って行く鉄馬のごとく、私が組み立て積み上げる肉がそもそも誰で、いかなる由でこの地獄のような列車に乗ったのか知りも、知ろうともしない私も。
皆、似ているような気がする。
そう思うと、あの列車もこの鉄馬もそう変わらない気がする。
ふと感覚が覚醒する。腰に付けた短剣に自然と手がいく。私は、私が知らない間にあの列車の乗客になったのかもしれない。それならば…。
▌…駅です。出口は…。
鉄馬が止まり、人が乗降する。熱い息がふうと吐き出された。
またうんざりする空想に囚われたのだろうか。冷えた肝はさらに深く落ち込み、疲労感の上に沈む。
私は…。
私の会社の描かれたベースボールキャップを深く被り、席を立つ。出勤しに行く。
その他に、選択肢は特にない。
少なくとも半分の時間は新入りたちを教育することになるはずだ。肉を切って積み上げるよりかは、心が疲弊することはないだろう。
少しだが慰めができたことに安堵しつつ、私は鉄馬より列車に足を運ぶ。
その歩みに意志がないということを改めて感じ、青臭い空笑いが私の口元に浮かぶ。

過去バージョン

がたがたいう鉄馬の中の空気はなかなかに重し。
なんぴとも口を開かず。聾唖ならむや?いや、鉄馬に座れる者どもは皆一人なり。彼らは誰も他人と絡まんとせず。隣にも前にも常にさなり。
ある方向より見ると、彼らは唇を動かす力だになさそうに見ゆ。
ただ肩を落とし、首もさせるまま手にぶら下がれる小さき道具を叩き、ぼんやり眺めたるばかりなり。
私も彼らと変わりあらず。
時々立ち止まりする私の意志とは露似ぬ鉄馬の中にて、阿呆が如し目つきで、前に座りし人やいかなる物のいづこにも至らぬ視線を持ちて、つと座れるばかりなり。
仕事を休みしより、いかばかり経きや。
数うることは無用なり。もしやすると数えられぬやもしれん。
会社は時間を奪い、記憶を奪うことに長けたり。
清掃係は彼らのサァビスを用いずといえど、欠片になりし彼らの肉組み合わせたると、私も彼らのごとく壊れ、付きし身ならぬや分からぬ立場ならん。
もしやすると私は知らぬまま、人の一生より多くの労働せしやもしれず。されど、体の困じたるを見ると、げにさりかもしれず。
されどさりとも何の意味やあらん。
…私の人生はこの鉄馬と変わりあらず。
私の両足にて歩むことも、両手に操舵することもあらぬまま、ただ群れに押され動ける様が。
自ら把握したらぬやもしれぬほどの困ずを持てりとも、出勤と退勤繰り返すということが。
他の人が何すとも自由に止まりゆく鉄馬のごとく、私が組み立て積み上ぐる肉がそもそも誰で、いかなる由にてこの地獄のごとき列車に乗りしや知ることも、知らんともせぬ私が。
皆が似たる気す。
そのため、その列車もこの鉄馬もそう変わらぬ気もす。
ぱっと感覚おどろく。腰につけし短剣におのづから手が及ぶ。私は知らぬほどにその車の乗客になりしやもしれぬ。それならば…。
▌…駅です。出口は…。
鉄馬止まり、人降り登る。熱き息がふうと吹き出だす。
また憂し空想にとらわれきや。ひやりとせる心は尚深く下がり、疲労感の上に沈む。
私は…。
私の会社の描かれしベィスボォルキェップを深く被り、席を立つ。出勤しに行く。
その他の選択肢は特にあらず。
少なくとも半分は新入生を教えん。肉を切りて盛るよりは心が困じはせじ。
少しにも癒やしの得しことに安堵し、私は鉄馬より車に足を運ぶ。
その歩みに意志はあらずということを改めて感じ、生臭き空笑いが私の口元に浮かぶ。

人格/イサン/ピークォド号1等航海士

(▌=船員たち、=慌てる船員、=呆れた船員)
さぁ!かくせば、さらに楽ならずや?
▌お、おお…。
子供は人のよさげな顔をしながら、どこかを指差してた。
かつて帆を張るために使われていた木材は今や廃木になり、船員たちの訓練材料として絶賛活用中だね。
そしてそこには、数百の武器が通り過ぎた痕跡が残っていて。
そしてその中でも一番深いのは、ついさっきできた痕跡だった。

秘訣は疾くやることなり。武器に重さを乗せてはならぬというよしには…あらぬが…。
子供は再び自分の槍を持って、姿勢を整えた。
細長いけど、良く研がれているその槍は軽いから素早く振るにはお誂え向きだったんだ。

さぁ。武器突き刺さば、すぐ重心を動かすべきなり。かくせば…。
いや、待った待った…そんなの急にできるわけないですよ?
そうですよ。何ですかその…教科書通りに勉強すれば1位取れるみたいな感じで言われても…。
…さりや?
子供は顎を撫でながら、微妙そうな顔をした。
自分の説明方法が、船員たちに上手く通じないんだろうかと思ったんだろうね。
可能であれば船員たちがこんな時間を通じてより強くなって、波へ立ち向かったときに生き残る方法として使うことを望んではいたけど…。
簡単なことじゃなかったみたい。
波に向き合い鯨に向き合えば、必ず誰かがやられなければならなかった。
死を迎えたり、湖に落ちて見つからなくなるのはむしろ幸いなことだろうね。
中途半端に強い普通の船員たちは鯨との戦いで傷を負い、段々人魚になっていく様子を見守るしか無かったから。

「…小舟を下ろせ。」
船長はよく、子供にそんな命令を下した。
子供はその意図が痛いほどよく分かっていた。ピークォド号船長の命令無しに、誰もこの船で死ぬことがあってはならないから。
死んだり人魚に変わったりしなかったと主張するためにはその事実を隠してくれる媒介が必要だったんだ。
最初は子供もその命令に反旗を翻すこともあった。
生かすために手を尽くすべきではないか、そもそも波へ向かって今動くべきではなかったのではないか、そんなことを…。
でも子供は悟ってしまったんだ。
1等航海士である自分は、結局船長の言葉に逆らえない位置に置かれているということを。
だから子供は…船員たちのつまらない冗談に付き合ってあげて…。
あまり通じもしない武術訓練を引き続き見せて、少しでもその命令が下される瞬間を減らすことを望んでいたけど。
少しずつ減っていく船の上の人を見ながら悟るんだ。そんなことは意味がなかったってことを。

…この航海さえ終わらば。
そう望むことは、道がただ一つへと狭められたということ。
航海を一番早く終わらせるためには、船長の言葉に忠誠する航海士になるしかないと思うようになってしまったんだ。
まさにピークォド号の船長、イシュメールの命令にね。

人格/イサン/南部ディエーチ協会4課

一般的に拳闘とは、人体の構造を綿密に知るが核心というべし。
実践練習、基礎体力鍛錬、砂袋叩き…身体を鍛うる方法は無数あるといゆれど。
その後、卓に座りて筆書き動かす時を持ちし後になりてようやく、拳闘というものを心得るべからん。
体がくたくたするほど困ぜし時、きらめく小銭のごとく精神が澄み渡る経験せることやある?
かかる時、私はいと愉快になる。一心に人体の設計図面を眺めたると、ひとえに我が脳にも筋肉育ち、なおその結合強く結び付けたらん気す。
我が考えでは、肉体とは建物のごときものなり。
協会の図書館に並びし無数の知識の紙束読み上げつつ、最も我が興をそそりし建築というジャンル。
協会に救われし童が図書館の「あ」線を過ぎ「さ」まで来て、自らに最も強烈なる刺激を迎えし二つの索引語が建築と身体なりきということを思い出さば…。
その二人がいかほど似た軌を有せるや、説明する要は無からむ。
壁式構造、トラス構造、フレット-スレブ構造。
語感すら刺激的なる、さる技法をおのれのノォトに書きつつ心得るべかりしは、それら一つ一つがいかばかり堅固に立つるや悩みし過程の結果なりきといふことなりき。
また、さる設計を眺む時、その強靱なる構造体も脆弱の核心に触ると、めでたく崩れ壊るということも分かれり。
私はさる弱点を究むるが、いと楽しかりけり。
そのよしは、いつであれより正しき構造の発明されし時、誤りし構造を易く崩して、新しき構造体積み上ぐべきためと言うべけれど。
年を取るにつれ協会の仕事をひとつふたつ引き受け、図書館の「さ」ラインに近づくほどに、かかる考えをし初めけり。
あやまちし構造体が身体という名つけ道を歩行せるなり、と。
私はさることを正さばやという気せり。協会の命令ばかりならず、研究家のごとき我が性情反映されきというが正しからん。
身体をいうは一見、さながら同じ構造持てべく見ゆるやもしれねど、育つにつれまた別の構造体に変貌しけり。
ある構造は段々不安定な物理的構造になれど、強靱なる精神という接着剤と鉄骨にその構造強くし…。
ある構造は物理的には安定的にあるとも、正しくなき内部構造を築きゆきけり。
さるものほど、不良なる構造体ほど、弱点は明確になるものなり。
強力に、正確なる一撃にてその構造体崩して正すべしというが過ぎし日の私が立てし研究の結果なりき。
それゆえ、拳派なり。
あらゆる形に変貌し、外装を不必要に壊しおく鍵の様相よりかは構造の核心を打撃し崩す拳。
これが私という構造体が拳闘と呼ばるるロマンを選びし理由にならむ。

人格/イサン/薬指点描派スチューデント

芸術というものは、割れた鏡の欠片の上で乱反射する様々な色のようなものだ。
難解で、予測不可能で、不規則だが、美しい。
いかなるものでも描き出せるがゆえに、いかなるものでも想像していたものを作り出すことができる。
想像すらできなかったことも、誰かの作品を見て悟り着想を得ることができる。
それゆえ薬指との芸術を選んだことは、私の人生において最高の選択でないわけがない。
もしやすると、私の生涯は最初から芸術だったのかもしれない。
私には興味深いものが沢山あったからだ。まるで乱反射して生じた七色の光のように…。
技術一つに没入したまま…ただ、予想可能な範疇の発表会なんかをやる人生はそもそも私には似合わなかったということだ。
点描派に勧誘された点もまた、私にとって非常に素晴らしい機会であった。点一つに込められた無限の宇宙。そしてその点が段々と増えて宇宙の集合が作られ、
またその集まった姿そのものがまた別の宇宙になるという…。
眺めているだけでも永遠に思索できる点描派の作品に、私が惹かれるのは当然であった。
スチューデントという高尚な肩書きを受け取ってから、私はまるで人工の翼をつけたかのように自由と可能性を満喫した。
笑いが出るほど愚かな日々だった。私の翼は、ただ私が描き作りさえすれば良かったというのに、小さな機械部品なんかを弄っていた嬰児時代の私は、死んでも知る由はなかっただろう。
ああ…とても惜しすぎる時間だった。
ぼんやりと過ごしてしまった時間を運命だと思って安住していた日々よ。
筆を取って、それらの姿を手ずから変えてあげよう。
無駄だった過去は、それによって芸術へと昇華する。価値が無いように見えたものが、あっという間に美しくなる。
まだスチューデントに過ぎないが、有数の作品を作ってきたマエストロたちについていけば、私の作品も急浮上するかのように日進月歩するだろう。
一段と気が軽くなったので、今回の「課題評価」はより一段と軽い気持ちで挑めそうな気がする。
…そして間もなく、私は評価現場に到着する。
不快で意味不明な作品たちと極度の不安に包まれている人間たちの姿。
哀願している者たちの声が幾重にも合わさって空間を埋め尽くしているようだが、私にはただのブツブツいう騒音にしか聞こえない。
おそらく、自分の命を保つために評価を緩く下してくれることを懇願しているのだろうが。
答えは落第。
どれもつまらないものばかりだ。
しかし…。
そうだ、答えが無いわけでもないだろう。
私は不安に震える住民たちを一ヶ所にまとめる。作品の評価を下してやると告げる。
そうだ。この団体作品の評価を下してやると言う。
もちろん、彼らの作品は全て個人作品だ。しかし未熟であっても、彼らよりかは優れた識見を持った私の助けが加われば…。
この作品は素晴らしい団体作品になるだろう。
当惑の表情が何人かに浮かぶ。完璧に理想的な状態だ。皆にその表情が浮かんだのなら、あまりにも単純だっただろう。
そして私は、喜びながら…。
点を打ち込むように、巨なる自分の大筆を素早く、多数の素材に突き刺す。
噴き出す赤い絵の具。
驚きと当惑、不安と必死さ宿った表情が非定型的にひっくり返る姿。
彼らがこのような方法で観客参加型の団体作品を準備したという点に、胸がいっぱいになるほどの感動を覚えた。
だから私は彼らに良い評価を与えるしかないだろう。
この作品の評価は…。
A+.

人格/イサン/ロボトミーE.G.O/厳粛な哀悼

(=案内放送、=マルクト)
いや、私は十分休みしぞ。確かに作業へ頻繁に呼び出さるることはあれど、それはさばかり嫌ではあらねば、案ぜでくれ。
軽快な鐘の音が2回。
確かに、隔離室の中で混在してるのは子供の声と鐘の音だけのはず。

過労とな…。それも普段、仕事の少なきときにこそそう感ずるものなれ。かくして過ごし時間なかなか長ければ、そこまで悪しきものならず。
なのに、子供は確かに何かを聞いているかのように答えているんだ。
きっと、あの蝶のような頭をしている幻想体は管理職員の頭に直接対話を吹き込むことができるんでしょうね。

却って、そなたと話せると見識広がるべく心地の良きことも多し。
…子供が相手している幻想体は、それなりに扱いづらい幻想体なんだ。
T-01-68,死んだ蝶たちの葬儀。
この幻想体は、自分を相手する職員を選ぶタイプの幻想体だから。
成長に正義が足りなさすぎると対話の価値を得られず…。
血の気が多い職員だと、すぐにくたびれて疲労を訴えてくるの。
そういう点では、子供はこの幻想体を扱うにとても適した人材といえるでしょうね。
二つを適切に持っているだけじゃなくて、幻想体の衝動を抑制しているにもかかわらず単に強圧的なやり方じゃなくて、討議を通じて知らず知らず管理しているの。
幻想体もそれが管理方法の一種だというのが分かるくらいには知能が高そうに見えるけど、それで気分を損ねたりはしないんだ。
何はともあれ、自分との対話で精神が崩壊しない職員は貴重だから。

ふむ…。
少し鈍い鐘の音が1回。
嗚呼。そなたの手の甲に居りし蝶を見たりき。
確か…いづこにも帰れぬがゆえに、そなたに絡繹(らくえき)されたる者たちと言いきや?
鐘の音の代わりに、頭についた巨大な蝶の翅が微かに動く。
人間でいうと、頷いたようなものでしょうね。

そなたが死なば…その蝶たちもまた飛びゆくや?
座りし状態より、また立ち上がる様に。
子供の言葉を、簡単に理解することは難しい気がするね。
幻想体というものに死が無いということを知りながらもそういう風に言う意図を理解するのも難しいな。
でも…。
清らかに響く1度の鐘の音は、今回の作業も肯定的に仕上がったということを確かに告げていたの。
その言葉がとても気に入ったってことでしょうね。きっと。

うむ。ではこれにて失礼す。息災で。今度また会わんかし。
短い挨拶と共に子供は隔離室の外に出たんだ。
少しの休憩か、そう考えていた子供のすぐ隣には…。

まだ夢見てやがるのか?
…良秀チーフ。
安全チームのチーフを担当しているまた別の子供が煙草を咥えてじっと見つめていたんだ。
幻想体を人格として扱うと厄介なことしか起こらない。
何・同言わせるなと言ったが。
…そう待遇するやのごとき感覚を与うるだけなり。ご存知の通り、この幻想体は…。
口角でも隠しやがれ…。チッ、こうしてる場合じゃないな。
[警告、試練:紫の黎明出現。1段階トランペット発動。各部署の制圧担当職員は…。]
試練哉(かな)。
そうだ、お前は俺と一緒に行くぞ。
否、さる必要もなさそうなり。
子供は蝶の込められた銃を持ち直し、チーフに背を向けたんだ。
チッ。計画が何度も拗れてるな。
元々思いし通りになる会社には無からずや?
…お前はここであいつらを防ぐ。
この部署の隔離室が全部爆ぜたら、お前が生き残ったとしても俺が殺してやる。分かったか?
さる死は避けたけれど…。
子供は嫌そうな表情で、蝶でできた弾丸を撃ち出してるね。
会話を維持しながらも攻撃できるくらいに、子供も今や経験豊富な職員になってたんだ。
チーフは助けおわさずや?
オレは中層部から移された「弾丸」を探しに情報チームへ行く。
弾丸…さりか。管理人様とセフィラ様が我らの息災を謀るために放ちたまうという。
ふん。気に食わないやつをそのままぶっ飛ばせる弾丸がある方がもっと美しいだろうが。
役に立つ奴は生かさないと。
指揮チームのチーフが情報教育を目的に部下へ命じて、中層部の在庫を上に移したらしい。
あぁ、ファウストチーフのことなりや?
それならば…目的ならず口実ならん。
黎明の試練にさる準備すとは、え思はず…。きっと、何か規格外の騒動の起こるしるしなり。
お前にゃ弾丸をぶっ放すのは似合わないだろうよ。中々使える。
彼女の部署を預かるセフィラ様は汝(みまし)が常に優れたらずは、心証を害せられつる方なれば…。
あーあー!聞こえる?上層部!私、マルクトだよ!今日の試練統制は私が直々に担当するよ、みんな私の指揮に従って!
計画は緻密に練るがネジが1,2本外れてる奴だから、きっとあのチーフが非常事態を想定したんだろう。
まぁ、構造の緻密なるほど気付かぬ穴が一つや二つあらざらむや。
教育チーム、情報チーム、安全チーム!あなたたちもみんな該当するからね!分かった?私はあなたたちみんなが上手く対処できるって信じてるからね!
フン、対処できない奴は職員扱いすらしないんだしそういうもんか。
チーフの子供はその言葉を最後に軽く身体を動かして廊下の向こう側に消えて行ったんだ。
はぁ…。
そして子供は、ひとり残って紫色の奇怪な生命体へ銃口を向け。
理解の果実たちよ…そなたらも行き場を失いたらずや。
そして同じく行き場を失った蝶たちを撃ちだしながら、子供はやるべきことをするだけ。
私がそなたらを哀悼するがゆえに…自ずから咲き誇り、互いの行き場となりたまえ。
静かに、そして厳粛に。

台詞

人格/イサン/LCB囚人

人格獲得イサンなり。紹介は以上なり。
朝の挨拶朝はつつがなきや?夜の間に忘れたるもの一切無く、戻りて来しや?
昼の挨拶太陽が私の顔を打ち眺めたり。目を閉じれど同じなり。
夕方の挨拶一日が暮れゆく中、私はただ立ちたりしのみ。
対話1そなたは過去へ向かう方法を見出しけるや、はたまた未来を押し遣る方法を見出しけるや?
対話2いつしか私はただ走るを止み、自らをこのバスに幽閉せり。
対話3そなたの時計は止まること知らず。思ひ絶ゆこと知らず私を帰郷しわたる。
放置そなた、遂に目的地をや見付けしや?
人格編成前へと出でよ。
入場目的地はたぎたぎし。
戦闘中の人格選択望みしものは見つかりしや?
攻撃開始たぎたぎしきものを取り遣りけり。
敵混乱時彼の者は絡繹なり。
混乱時うっ…。
敵討伐たぎたぎし鏡は割れけり。
味方死亡そなたの時計が動かねばならぬ。
選択肢成功愉快を迎えけり。
選択肢失敗人は絶望せり。
戦闘勝利これもまた永遠にはあらじ。それゆえ私は淡々とせり。
EX CLEAR戦闘勝利酷使に対する対価にあんめり。しおる心地せり。
戦闘敗北おろおろと、潰れけり…。

人格/イサン/南部セブン協会6課

人格獲得私にはいかなることも隠す必要あらず。
朝の挨拶昨日を反芻せよ。さて今日を助けられむ。
昼の挨拶太陽光線の中には無数のスペクトラムが存在せり。この世も同じく、無数の秘密が籠る。
夕方の挨拶暗闇の中で密語が囁かれん、常に耳を傾けるべし。
対話1いつか機会あらば、そなたの頭を探求せまほし。
対話2弱点無き人間あらず。どれほど華麗で危険なる技術であれ、私の前では要無しである理由なり。
対話3少しばかり注意を傾けらば、数多の情報を知らる。仮に、今ヒースクリフ君に言ひ掛かるはわろきことなどのよう。
同期化後の対話1もし、そなたの過去が心に懸かりしは、私に依頼したまえ。…遠慮するとな。ダンテ、そなたは見らば見るほどに奇異で興味深し。
同期化後の対話2まだここには、おもしろきもの多し。発見の歓びは、私の空腹を鎮めけり。そなたもまた、さなり。
放置ふむ…沈黙も良き情報の一つである。
同期化進行予測せし事項なり。
人格編成知識が蓄積されし時間よ。
入場探求せしものは何ぞや?
戦闘中の人格選択彼の者を探求せしは、いかにぞ?
攻撃開始探求は了んぬ。
敵混乱時彼の者の弱点なり。
混乱時あっ…。
敵討伐沈黙せり。
味方死亡容態がわろし。
選択肢成功予測とも一様なり。
選択肢失敗予測外の事なり…。
戦闘勝利敵達の攻撃方式を分析するに功あり。
EX CLEAR戦闘勝利皆の弱点を効率的に看破せり。
戦闘敗北他の方法を探査すべし…。

人格/イサン/剣契殺手

人格獲得私は流麗ながらも非凡に心臓を斬る方法を心得けり。
朝の挨拶剣の饗宴を遂げる時間、到来せり。
昼の挨拶笑いが多い者には戒めよ。その虚勢の如し笑いの中には、刀が隠れたり。
夕方の挨拶月明かりはあいなしなり。照らしてはならぬものをわざと、ありありと鮮やぐがゆえ。
対話1この傷達か?既に治し。それよりかは…この痕を作りし者共がいかになりしか、聞くべきにあらずや?
対話2どれほど善く研がれし刀であれど、持たざるは無用に過ぎぬ。
対話3私の昔やゆかしき?さなるものは…昔に総て切り捨てにけり。
同期化後の対話1秘密を一つ言わば、私は目と耳を塞げども敵を斬らる。…冗なり。ダンテ、そなたはいと心若し。
同期化後の対話2今まで時計は私にとって、ただの無用の長物に過ぎぬものなりけり。ダンテ、そなたの時計はげに魅力的なほど異常なり。
放置そなた、対話が終わるや否や即ち帰るか。いとつれなし。
同期化進行刀が折れるまで共にせん。
人格編成血が氾濫する時間なり。
入場そなた、この刀が必要や?
戦闘中の人格選択刀は未だ鋭し。
攻撃開始罪を刻まん。
敵混乱時血が狼藉なり。
混乱時ふむ…。
敵討伐痕の結果よ。
味方死亡痕は残らじ。
選択肢成功痕は経験よ。
選択肢失敗墓穴を堀りし心地せり。
戦闘勝利彼の者らが順応を知りし者ゆえ幸いなり。
EX CLEAR戦闘勝利くだくだに切り刻みけり。これより精神が澄みしときはなし。
戦闘敗北私の剣は飽くまで切り裂きけり。さすれば未練なぞなし。

人格/イサン/開花E.G.O/壇香梅

人格獲得いざ給え。私の心が…心に付ききや?
朝の挨拶障子はそのまま開けおけ。日差しが…久々に暖かければ。
昼の挨拶食事せりや。どれ...ジャガイモはいかがなりや?昼餉にひたと適いけり。...芽は出でたらねば、安心なされよ。
夕方の挨拶夜は慣れぬ...一寸先が見えねば。消え失せし新しき仲間たちを思い出すと...また、寂々さに飲み込まれぬやと恐るることもあり。
対話1K社の彼の人のことか。いまや朋にも何にもあらず、ただ汚し思想に技術を凌辱す...いや、あえて口まで汚す要こそなかれ。
対話2...稀にこう思わずや?いと秀でしものを見しより、いっそこれをより分かち合わねばと。
初めてそれを見し瞬間を、誰であれ再び経験させたきものなり。
対話3鶏どもの戦いを見し試しあり。小柄なるが、日ごろ頭をつつかるるが常なりき。
いままでの私たちも、さにあれど...いづこ、いつまでさにあるか。やがて分からむ。
同期化後の対話1え辛き香りやせぬ。地面に倒るるほどの目くらむ...濃厚に香ばしき香りぞかし。
同期化後の対話2いかで、人の顔を穴のあくほど眺むなりや。げに...暫時、魂抜けきめりかし?
放置そよ、そなたもやれることを収めたまえ。いづかたにせよ、互いの目標が大事ならざらむや。
同期化進行さぁ...ご覧ぜよ。咲き乱れたらずや。この花全てを赤く染み...初めて、「私」も咲きださん。
人格編成な催促しそ。定かに行かん。
入場...純粋なりし日々へ。
戦闘中の人格選択お呼びか?
攻撃開始咲かせん。
敵混乱時乱れきかし。
混乱時あな…よもあらじ。
敵討伐二度といびることはあらざらむ。
本人死亡時が来ば…枯るべき運命…。
選択肢成功かたじけなし、かかる瞬間を見し給いて。
選択肢失敗…土を覆り置くはいかがなり。
戦闘勝利蕾が咲きき。実を結びけむ。
EX CLEAR戦闘勝利開花せり…。この瞬間を何かに込めたし
戦闘敗北今まで運の良かりしばかりなり…。ただ、今まで私たちの掘れる土地が、肥沃なりしばかり…。

人格/イサン/W社3級整理要員

人格獲得出勤中は成る程触らで欲しけれど…なんなりや?
朝の挨拶この時に座りゆかるということばかりに、小さからぬ幸運なり。少し…眠れ…ん。
昼の挨拶これにて半日や過ぎし…。しかし、また半日が二たび過ぎばここにまた働くらん。断ち切る術すら見えぬくびきなり。
夕方の挨拶夜にならば月も無き晦日の漆夜に…真黒く、いかなるものも見えやせず。我はかかる時間がいと恋し。人が寝所に入るべく…考えも暗闇にいと消えぬれば。
対話1特別何かを考えたらず。何か考うまじく努めるたる*36と言いしこそ正しきやもしれず。かくて眠りに就かば…少しは楽にならん。
対話2かかる列車に働きつつ、また別の列車に身載せ何処かへ行くということはいと腹痛し。そなたもさ思わずや?
対話3日ごろは新しく入社せる社員にこの会社を教うる仕事を頼まれき。なかなか楽しかりぞ、列車を整理するよりもなお。もしやすると、私は誰かを教ふる才能がありもこそ。あるい興味など。
同期化後の対話1かかることするとき、特別に何も考えず。いや、何か考うまじくす。あ、いつか言いし試しやありし。心得なむ。崩るる前に引き締めたるところなれば。
同期化後の対話2共に社友を教うる仕事を発令せられし社友におかれば、そのいとなみあいなしめり。いっそ私の仕事をその者持ちゆくべからむ。無論、会社がさは置かじ。
放置はぁ…いつほど終わらむ…。
同期化進行私に才能ありというや?…さりや。教うる方の才能も買われまほしけれど。
人格編成出勤す。
入場整理を始む。
戦闘中の人格選択他に仕事か?
攻撃開始……。
敵混乱時漸く…。
混乱時あ…。
敵討伐休みたまえ。
本人死亡遂に…くびきを外され…き?
選択肢成功解決せりな。
選択肢失敗…此度は解決せられざりき。
戦闘勝利整理は終わりき。次の整理まで僅かに寝ばや。
EX CLEAR戦闘勝利何とやら他の社友たちの分まで解決せめり。報酬なきや、しばし他のしごとするにてもよろし。
戦闘敗北…これをみたまえ。私はこの仕事合うまじ。私に対する評価のあやまちたらずや、再考をば…。

人格/イサン/奥歯事務所フィクサー

人格獲得結局、私たちが出でて処理すべし。
朝の挨拶この上なきほど平素のようなる、平凡な朝なり。依頼関連にあらば、事務室の内側に来たまえ。
昼の挨拶うむ…一日の半分が過ぎけり。そなたは安寧なりや?
夕方の挨拶夜半に退勤せられぬが不幸に見ゆるやもしれねど、それも処理すべきことありという意味なれば悪しきことばかりならず。
依頼一つなき事務所も都市に所狭くあれば。
対話1依頼受け仕事を処理せば、公式的に契約書を成すべき。
まぁ…言い方の事々しかるのみ、ただ互いに対する約束をすということばかりなり。
対話2姐さんは…外回りに行かれき。伝うることあらば、代わりに伝えん。
…連絡先を願うば適切に思えず。間違いなく対話の通じる相手にあらざらめば。
対話3この武器のことなりや?当然工房を通じ作られし物なり。
改造…?はあ、その必要やなからぬ?私がさることをすることも、あらずと思えど。
同期化後の対話1協会より来る依頼と翼より来る依頼には、その重さが違う。
翼が一介の事務所に依頼を任すということは、さほど認められきということならめば。
此度のR社の依頼も、さる意味にいと重き…依頼なり。
同期化後の対話2一方では覚束なくなるもまことなれど…また、大きくなる機会なることを十分知りたれば。
姐さんさえよく補弼せば、解決せらると信じたり。
放置残る時間は書類整理することよろしけれ。かかる時こそ、怠くべからず。
同期化進行ふむ。重き信頼受くることになりしぞ。期待に応うるよう努めん。
人格編成うち出づや、付きゆく。
入場良い経験とならんことを。
戦闘中の人格選択未だ異常なし。以上。
攻撃開始落ち着きて。
敵混乱時機会が来たり。
混乱時くっ…。
敵討伐難きこともあらざりき。
本人死亡…やはり、やり遂げられずや。
選択肢成功賭博手なりきや。事合いき。
選択肢失敗…いと賭博手になりすぎき。
戦闘勝利…依頼は解決せり。より煩わしきことの起こる前に疾くここを出でん。
EX CLEAR戦闘勝利落ち着きゆかば、この程度の依頼は全く解決せらる。
戦闘敗北過ちの多すぎしや、いたづらなりきかし。すまない。

人格/イサン/ピークォド号1等航海士

人格獲得イサンと呼ぶが良い。ピークォド号の1等航海士を預かれり。
朝の挨拶夜通し安寧なりや。今日の湖は中々穏しき方かな。外の形式を一寸楽しむはいかがと思えど。
昼の挨拶ふむ…この干からびし鰭肉を食も、一寸あからさまに疲る。そなたの口に合うや?
夕方の挨拶夜間航海を長すぐるはわろし。安全を考えば、そは常識ならん。そなたは入りて休みたまえ。
対話1さぁ、鯨のここを攻むるなり。重き一発を出すが難くば…一ヶ所疾く何度も刺し、かかる効果を得らるなり。
対話2甲板!油を売らで、位置へ戻りて働け!…あっ、そなたが聞くには少し五月蠅かりけん。謝らん。
対話3航海士の仕事は…まあ、悪くはあらねど。さりとて私は、この航海を終えばキャフェを一つ開きたし。急迫せることより、今はのびらかなる夢見るべくなりゆくかし。
同期化後の対話1綱を手放すでない!銛を持ちし手を滑らせば死ぬるぞ!賢明に…大胆に臨め!
同期化後の対話2イシュメール船長はそなたらの死を命ぜず!我らみな…あれ捕まえ、各自の居場所に戻るべし。
放置ふむ…水を切る音ばかり残りしも、なかなかおかし。
同期化進行遂に私まで出づべしや…!よろしい、我が銛を持たん!
人格編成舵ばかり取れる場合ならずかし。
入場銛、手放すでない。
戦闘中の人格選択船長が危うしや?
攻撃開始私が手本を見せん。
敵混乱時ふむ!中々困じきめり。
混乱時はぁっ…。
敵討伐ちっ、油も出でぬ奴かな。
本人死亡はは…我が航海が…ここで…終わるや。
選択肢成功この程度のことは笑うべし。三等航海士もうまくやり遂ぐべし。
選択肢失敗うーむ…私は一生、船のみで暮らししために。
戦闘勝利さぁ、いまや航海の終わりまで残り僅かかな。いま少し進まん!
EX CLEAR戦闘勝利やり遂げき! いまやこの船舐めかかる海賊も、鯨も少なからん。ふうむ、満足かな。
戦闘敗北船体に破損せる部分が多すぐ。…停泊し、修理せん。…かくて、また湖に向えばよからん。

人格/イサン/南部ディエーチ協会4課

人格獲得イサンなり。少し静かにせんや、ここは知識の聖堂なれば。
朝の挨拶あな、日や昇りし。うぅぅん…さ聞くと疲労が少し押し寄せくる気す。少し休まぬと…。
昼の挨拶食事…?あな、ここの中には食事が諫められたり。お腹が減らば、あなたに見ゆる出口より出で右へ曲がりたまえ。そこに食堂あべし。
夕方の挨拶うむ、来る半ばに見き。日ぞ落ちし。夜陰に読む活字こそ、目に入りくるものなれ。今より緩々と本を読まんと思う。
対話1知識は積まるときに最大限積みおくべし。いついづこにて揮発するや分からねば。
対話2ここには万世の知識が収納されたり。新たなるもの深く掘り進むに、ここより優れしかたやあらん。誇張を少し加うれど、この空間にばかり無限に居たし。
対話3ここでは、行き場のなき者の面倒を見るいとなみもやれり。そうしていま一人、知識吟味し積む者が生まれば皆にとりて嬉しきことならずや。
同期化後の対話1当人と拳派が似合わぬと…ふむ、いさ。知識は直々に我が手にて書きつけつつ得るもの。その手を使いて相手を制圧することに何の違いのあるや分からず。
同期化後の対話2知識が少しずつ磨り減るとも問題あらず。知れりや?復習は分かりを積み重ぬる過程が一番楽しきことということを。
放置ふむ…。
同期化進行さりか。学問より繁くすべしな。精進す。
人格編成出発せん。
入場知を心得さするためなり。
戦闘中の人格選択気になることやある?
攻撃開始分かりとは、わりなきもの!
敵混乱時悟りは苦しきぞ。
混乱時えへん…。
敵討伐これにて終わらせん。
本人死亡あな、死を避く知識は…忘れたりきや。
選択肢成功本に書かれたりし通りかな。
選択肢失敗うむ…復習を要ずるなり。
戦闘勝利我々の勝利なり。されどあれこれ…頭の中の空になりし単語が気になるかし。戻りて復習でもすや。
EX CLEAR戦闘勝利手が鍵よりも強し。それをさやかに心得させき。かくて…ふむ、何を言わんとせりや。
戦闘敗北失望したまひけむ。どうにも私の勉強が不足せめり。より勉学を力を入るべし…。

人格/イサン/薬指点描派スチューデント

人格獲得あなた様より、新しき着想呼び起こしたまうや?然らずんば…特に興味湧かねど。
朝の挨拶カァテンは開くでない。急な朝日に、先ほどまで集中せるこの点の密度を失うまじければ。
昼の挨拶五秒以内に滋養を供給せらるる食事、あらまほし。一日の半分を裂くこの瞬間に、食事という味気なし行為に作品を創る時間を損ぬとは…。
夕方の挨拶眠りは死にて寝るものなり。命が停止せらばその瞬間、作品を創る機会も散らばるがゆえ。なれば一瞬一瞬を只、作品に投資すべし。
対話1たとえ、たかが指輪一周の見習いなれども、なかなか気を配るべきこと多し。マエストロの与え給う課題を忠実に果たし、住民たちの出す味気なき作品を評すべし。
対話2不満…とな。筆を自在に弄べる裏腹、さほど同意できぬドーセント達の作品性にも心になき賞賛強いらるという点には多少不満あり。されど、小さな塵のごとき短所なるばかりなり。
対話3過去はさほど面倒を見る要なし。作品と洞察力は発展し続けゆくがゆえに。あっ、まあ…過去の作品を再解釈し作るは、いと興味深きことやも。
同期化後の対話1これも落第…これも落第。…あっ!そなた、B+.この泥水の中で唯一輝きし蓮の花なり。
同期化後の対話2我が君の作品や、着想思い浮かぶる様が中々気に入りき。今度は喜びて、足らぬ所を私の方から描き直さん…。今度はより私を驚かすものを持ちきたまえ。
放置ふぅむ。構想の時間は妨げず。それが貴重であることを私はよく知りたれば。
同期化進行あな、そなたも評価の瞬間が気になりきや?こなたへ来たまえ。見応えのあるものを、いくつか教えたてまつらん。
人格編成素材や、したためられし?
入場これまた、胸こそ高鳴れ。
戦闘中の人格選択我が作品に意見でもありや?
攻撃開始点を打ちしぞ!
敵混乱時曲がりにけり。
混乱時くっ…。
敵討伐ようよう、完成せりや。
本人死亡作品を創りつつ死ぬべきなど…それこそ…理想…的…。
選択肢成功合格点なり。
選択肢失敗うむ…落第点なりや…。
戦闘勝利悪しくはあらざりけりかし。筆を幾度か動かす機会さえあべかりけれど…。
EX CLEAR戦闘勝利傑作編みいだしきや…。ふぅ、マエストロ様がいかなる評したまうや、興奮消え去にけらず。
戦闘敗北最悪なり…。素材は壊れ、着想は既に離れて久し。かかる屈辱的な心地は、げに久しぶりなりかし…。

人格/イサン/ロボトミーE.G.O/厳粛な哀悼

人格獲得死に関するそなたの意見はよく分かれり。暫し、衝動的なる心はさておき、いま少し対話してみぬか。
朝の挨拶早朝よりそなたに迷惑を掛けるべくなりしことは申し訳なく思えり。そなたの夢を覚まさぬやと思いて。
昼の挨拶昼食は食い来たらず。そなたと交わしし話が、思索に耽るにあまりにも良き主題なれば。そなたも誰かを哀悼する時は定めてそうなりけん。
夕方の挨拶本日の管理は今が最後の予定なり。そなたも疲労したると思えど、苦々しき考察はとばかり置きて、熟睡するはいかがなりや。
対話1人は死なばいづこへ行くや。げに、考察するに足る話題なり。私もいつなりしや、人生の終わりに対する考えを記録にて残しし試しあれど、今後はそれと共に談笑してみんとす。
対話2遺書を十三通も書きしに、私には我が死を哀悼する者はあらじという気せり。かかる人、有りなば良かりけるものを。ここには、去にし者を追憶する余裕一つなき者ばかりなれば。
対話3銃口より蝶の弾丸放たれず、銃の向かいし座標に生きし蝶と死にし蝶の咲くばかりなり。
同期化後の対話1そなたが贈り物と言いて負わせしこの棺は中々重し。また、そなたが私有せる蝶々が私に宿りしものもまた、軽く撃つは難し。哀悼の心に、唐突な軽薄さ一つが過ちて被せられぬや…と私は恐れたるばかりなり。…なれば厳粛たる気持ちにて引き金を引くべからん。
同期化後の対話2哀悼に美辞麗句は必要なし。或る者曰く、この棺を背負いし哀悼者こそ救いの使者と言いたれど…。当人もまた翼に刺さりしただの羽にほかならず、他に価値は絶えて無し。私もいつか花粉を求めぬ蝶になりぬべし。
放置私が死ぬなら、硝子窓の向こうの通話口を必ず塞ぎて死なんと思う。させば、私に止まれる蝶も飛び立ためば。
同期化進行身に余る贈り物を背負いき。行き場を失いし魂は両手にひしと握りき。これより我らはいづこへ飛びゆくべしや?
人格編成管理なりや、あるいは哀悼なりや?
入場死の欲動抑制、観念封印。
戦闘中の人格選択哀悼に雑談が挟まることは悪しきことなり。
攻撃開始進みたまえ。
敵混乱時そなたもまた眠りたまえ。
混乱時うむ…。
敵討伐我、眠りしそなたを称えん。
本人死亡小さき蝶の翅といえども…ここを…抜け出すこと…叶いけるや…。
選択肢成功抑圧作業が成功せり。
選択肢失敗愛着作業は正しからず…。
戦闘勝利眠れる者たちには喜びて一輪の花を置かん。蝶が彼らに咲くべく。
EX CLEAR戦闘勝利一丁は彼岸(ヒガン)へ逝きし者に対する祝辞を、一丁は此岸(シガン)にて命に縛られ生き続くる者に対する厳粛な哀悼をば。葬儀はイサンより、以上。
戦闘敗北割れし鏡の中央に死にゆく蝶を見たり。哀悼の任務が私にあれど、いざ彷徨う蝶を咲かすことあたわぬに、口惜しくこそおぼゆれ。

戦闘中ボイス

人格囚人対応スキルセリフ音写
開花E.G.O::壇香梅イサン《血を宿した香り》피어나라.(咲き誇れ。)ピオナラ
W社3級整理要員イサン《次元の狭間》*37단숨에…!(一息にて…!)タンスメ
薬指点描派
スチューデント
イサン《滴血の彩色》합격점.(合格点。)ハッギョッチョン
ロボトミーE.G.O::
厳粛な哀悼
イサン《葬儀はイサンより、以上。》편히 쉬시게.(安らかに眠り給え。)ピョニ シシゲ

ダンジョンイベント

非常に高い却りて、遣り甲斐あらん。
高い却りて、遣り甲斐あらん。
普通やり遂げられんと思わば、やり遂げられん。
低い侘しき結果になれどよろしきか?
非常に低い徒にならん。
結果※人格ごとの選択肢成功/失敗を参照

バトルアナウンス

小ネタ

報告書
公式Twitter画像・映像
その他
  • いと雅びなる話し方す。通称「イサン語」といはる。
    今は昔、「ビナー」といふ者ありけり。旧エル社にてエネルギイを取りつつ、難解なることいみじき言を話しけり。こは「ビナー語」となむいひける。

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Tag: キャラクター


*1 約3-4ヵ月ごとに定期開催。現在開催中につきリセマラおすすめに記載
*2 ハヨン、原典作者の画家としての雅号
*3 非現実的な/夢想的な/美しい 灰色
*4 「剥製になってしまった天才」を知っているか
*5 沈思黙考
*6 注釈で条件記載
*7 マッチ進行時、対象のマッチ威力-2/暴食×4共鳴
*8 マッチ進行時、対象のマッチ威力-2/暴食×4共鳴
*9 マッチ進行時、対象のマッチ威力-2/暴食×4共鳴
*10 13→16:呼吸回数5につきコイン威力+1(最大3)/傲慢×4保有
*11 11→17:呼吸回数5につきコイン威力+1(最大3)/傲慢×4保有
*12 14→23:呼吸回数5につきコイン威力+1(最大3)/傲慢×4保有
*13 16→19:呼吸回数5につきコイン威力+1(最大3)/傲慢×4保有
*14 16→19:メインターゲットの沈潜回数が6以上なら、コイン威力+1
*15 11→13:自分の振動回数が5以上なら、コイン威力+1
*16 13→16:自分の振動回数を10消耗してコイン威力+2
*17 11→13:充電回数が10以上なら、コイン威力+2
*18 15→17:充電回数が10以上なら、コイン威力+1
*19 17→23:充電回数を15消耗してコイン威力+2
*20 14→16:充電回数5につき、基本威力+1(最大2)
*21 12→15:自分の呼吸が5以上なら、マッチ威力+3
*22 16→18:自分の呼吸が7以上なら、コイン威力+1
*23 11→13:対象の沈潜が5以上なら、コイン威力+1
*24 13→16:対象の沈潜が5以上なら、コイン威力+1
*25 12→16:自分の体力が50%未満なら、コイン威力+1
*26 11→12:対象の出血が6以上なら、マッチ威力+1
*27 16→20:対象の出血3につきマッチ威力+1(最大2)
対象の出血回数3につきコイン威力+1(最大2)

*28 15→25:対象の出血3につきマッチ威力+1(最大2)
対象の出血回数3につきコイン威力+1(最大2)

*29 14→24:対象の出血1につき基礎威力+1(最大10)
*30 12→15:保有した生きた蝶・死んだ蝶が10以上なら、マッチ威力+1
対象の沈潜と全ての蝶の合計が6以上なら、コイン威力+1

*31 16→21:保有した生きた蝶・死んだ蝶が10以上なら、マッチ威力+1
対象の沈潜と全ての蝶の合計6につき、コイン威力+1(最大2)

*32 16→28:保有した生きた蝶・死んだ蝶5につき、基本威力+1(最大4)
対象の沈潜と全ての蝶の合計6につき、コイン威力+1(最大2)

*33 14→(50):体力最大値の(指定対象の全ての蝶)%だけバリアを得る(1ターンにつき最大20%)
*34 憂鬱共鳴数が3以上なら、攻撃加重値+1
*35 憂鬱共鳴数が3以上なら、攻撃加重値+1
憂鬱共鳴数が5以上なら、攻撃加重値+1

*36 原文ママ
*37 3コイン目で敵討伐時