Zen CodingでよりスマートにHTMLを書く | Zen Coding 3-4
ネットで話題の"究極の超速コーディング"がだれでもマスターできる!
この記事は、書籍『HTML+CSSコーディングが10倍速くなるZen Coding』の内容の一部を、Web担向けに特別にオンラインで公開しているものです。
前章までは、Zen Codingの基本である省略形を使って、ふだんよく使うHTMLのタグを書いてみました。
Zen Codingでは、コードを入力してからテキストを入力する方法と、テキストを先に入力しておいて、HTMLタグを適用する方法があります。また、同じタグをくり返すコードを一気に書くこともできるのです。
ここからは、Zen CodingでHTMLをよりスマートに書くために覚えておきたい入力方法について説明します。
- 同じタグをくり返し入力する
- Zen Codingで複数の要素をグループ化する
- Zen Codingでid属性を指定する
- Zen Codingでclass属性を指定する
- Zen Codingでid属性とclass属性を指定する
- Zen Codingでid属性とclass属性を付与したdivタグで囲む
同じタグをくり返し入力する
HTMLタグで属性を指定したり、同じタグを続けて入力したりを手で入力していると、HTML文書が複雑になればなるほどコードも煩雑になり、思わぬうっかりミスもふえてしまいます。
Zen Codingを使ってくり返し指定をすれば、そのようなミスを防ぐことができます。
たとえば、表のデータのくり返しをZen Codingで指定して展開すると、表組みのHTMLが作成できます。
tableタグで表を作成するのはとても煩雑ですが、Zen Codingを使えばこのように、1行記述するだけで表組に必要なコードをまとめて入力できます。
一見むずかしそうに見えますが、「*3」のようにくり返すタグを回数をしているだけです。さっそくひとつひとつ確認してみましょう。
- 省略形の入力
Zen Codingを導入したエディタで、タグのくり返し指定の省略形を入力する。 ここでは「tr*3」として、表の列を3回くり返し、また「td.item+td.price」としてそれぞれの列にアイテム、価格のデータのタグも入力する。
table#pricelist[summary]>tr*3>td.item+td.price
- 省略形の展開
ショートカットキーで展開する。
- コードが展開された
アイテム、価格を入れる列のコードが3回くり返して展開され、表組が作成できた。 続いて内容を入力する。
<table id="pricelist" summary=""> <tr> <td class="item"></td> <td class="price"></td> </tr> <tr> <td class="item"></td> <td class="price"></td> </tr> <tr> <td class="item"></td> <td class="price"></td> </tr> </table>
この記事は、書籍『HTML+CSSコーディングが10倍速くなるZen Coding』の内容の一部を、Web担向けに特別にオンラインで公開しているものです。
ネットで話題の"究極の超速コーディング"がだれでもマスターできる!
めんどうなタグ入力も、一瞬でラクラク変換! Zen Codingを使えば、かんたんな「省略形」だけでHTML/CSSタグがどんどん入力でき、複雑なHTML/CSSも、あっという間にコーディング可能です!同じタグの繰り返しや入れ子構造、連番も一発で自動変換。Webページ制作が画期的にスピードアップできます。 日々大量のタグを打つWebデザイナー、マークアップエンジニア、サイト更新担当者らが泣いて喜ぶマジックツール、Zen Codingのはじめての解説書です。
ソーシャルもやってます!