日本一ソフトウェア「ディスガイア3の受注は予想以下」〜業績予想修正を示唆

バンナム、セガと景気の悪い決算報告が出されていましたが、また一つサードから決算が出ているようです。それは日本一ソフトウェア。

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日本一ソフトウェアと言えば、先日ディスガイア3をPS3に出したばかり。

元々電撃PSと仲が良い影響か、PSよりのファミ通レビューにおいても「PS2でよかったんじゃ」と酷評食らったりしていましたが、初週販売はXbox360版デビルメイクライ4を上回り5万本を越える週販6位の売り上げとなっていました。

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ただ、PS3ソフトとしては頑張った感じの売り上げなのですが、日本一ソフトウェアによるとこれでもかなり苦戦しているようですね。

平成20年3月期 第3四半期財務・業績の概況

上記の報告書では、ディスガイア3の受注が予測を下回ったため、2008年3月での業績予想が修正の可能性があると述べられています。いくら見た目がPS2レベルであっても、それなりに開発費もかかっていたということなんでしょうね。

PS3やXbox360でも、それなりに消費者は獲得しており、DMC4などは前作越えを果たしていたりするのですが、やはりPS2時代から比べると縮小傾向は否めないと言うところでしょうか。任天堂ハードが任天堂の強さにサード売り上げが圧迫されるよう、PS3であっても購入者層が限られてしまっている分、大手サード有名タイトルに他のタイトルが圧迫されてしまうのかもしれません。

これまでPS2で頑張ってきたサードにとっては、任天堂ハードは母数は多いものの客層にずれがあり、PS3では客層は合っているものの購入者絶対数がまだ足りていない割には開発費がかかる状態。PSPが比較的候補としては有力ですが、こちらも海外に流れている数が相当ありそうで、日本国内ソフト市場としてどの程度の規模なのか、微妙に分かりにくいところもありますからね。DSも解像度が低い分、グラフィックを売りにした展開はなかなかむずかしいですし、今後もしばらくはサードの試行錯誤と苦境は続きそうな感じです。