MacからLinuxに乗り換えた
そろそろ家のMacbook Air (2013 Mid)が限界にきてたので、Thinkpad X1 Carbon (Gen 5th)を買ってArchLinux入れた。 この時期は毎年Lenovoのオンラインショップで40%以上ディスカウントされてるらしく、SSD以外モリモリでつけても17万円を切って財布にやさしい。
久々のLinux環境だけど、GUIも非常にサクサク動いてて満足度高い。 昔の印象だと輝度やボリュームが調整できなかったり、ファンクションキー効かなかったりした記憶があるけど、特に何もせずに最初から使えて、これが現代か・・という感じだった。 X1 Carbonは当たり前だけどCarbon素材なので、冬にいきなり膝の上においても冷たくないのはMacと比べて地味によい。
インストール
pockeさんの記事が詳しく、ArchWiki と合わせて見ながらやって特に詰まるところはなかった。
自分はデュアルブートにはせず、すべてLinux用にパーティション切った。
arch-chrootした後、reboot後にもwifi-menuが使えるよう pacman -S dialog wpa_supplicant
を入れておかないと無線しかない環境だとつらくて1回やり直した。
デスクトップ環境
特にこだわりないのでGNOME3にしました。GDMからログインしてます。 なんだかんだGUIからWiFiやBluetoothの設定ができるのは便利。 昔Unity使ってて結構重い感じだったけど、GNOME Shellは今のところ快適。
GNOME3.22からはデフォルトでWaylandを使うようになったらしく、.xinitrcや.xsessionにxrdbやxsetの設定を書いても実行されなくてハマった。 Waylandのドキュメントを見たらdesktopファイルに書くという記述があったので、見よう見真似で設定したら動いた。
~/.config/autostart/startup.desktop
[Desktop Entry] Name=Startup GenericName=Startup Comment=Startup settings Exec=/usr/local/bin/startup Terminal=false StartupNotify=true Type=Application Categories=X11;Legacy;Startup
/usr/local/bin/startup
#!/bin/sh xrdb -merge /home/yo_waka/.Xresources xset b off xset r rate 200 30
日本語環境
最初ibus-skkを入れたところ何故かインプットメソッドが動かなくて、ibus-mozcを入れたら動いた。 無変換キーとカタカナ/ひらがなキーを切り替えに使ってる。 たまに変換が暴走することがあるので、よいやつがあれば切り替えたい。
フォントはNoto-FontsをYaourtで入れたら自動で設定された。 正直日本語フォントはMacがやっぱり一番だなーと思うけど、Noto-Fonts(特にsans-serif)も非常に綺麗でいい意味で裏切られた。 特にPDF開いたときにとても読みやすくて、GNOME標準のEvinceがとてもよいものに感じるw
ランチャー
MacのAlfredライクなAlbertというのをYaourtで入れた。 アプリの起動くらいしかしないので特に不満なし。
ターミナル
GNOME Terminalも使いやすいけど、透過させたかったのでrxvt-unicodeを入れた。 urxvtはXResourcesで見た目をカスタマイズできるのがよい感じ。
このような設定になった。
! Common URxvt.geometry: 200x40 URxvt.scrollBar_right: true URxvt.scrollBar_floating: true URxvt.scrollstyle: plain URxvt.cursorBlink: true URxvt.cursorUnderline: false URxvt.pointerBlank: true URxvt.visualBell: false URxvt.saveLines: 3000 URxvt.fading: 40 URxvt.perl-ext-common: default,tabbed !! Tab URxvt.tabbed.tabbar-fg: 2 URxvt.tabbed.tabbar-bg: #001020 URxvt.tabbed.tab-fg: 3 URxvt.tabbed.tab-bg: #001020 !! InputMethod URxvt.perl-ext: xim-onthespot URxvt.preeditType: OnTheSpot !! Font list and Spacing URxvt.font: xft:azuki_font:size=16 URxvt.letterSpace: -1 !! Color Scheme and Opacity - gruvbox-dark https://github.com/morhetz/gruvbox URxvt.depth: 32 URxvt.color0: [90]#282828 URxvt.color1: [90]#cc241d URxvt.color2: [90]#98971a URxvt.color3: [90]#d79921 URxvt.color4: [90]#458588 URxvt.color5: [90]#b16286 URxvt.color6: [90]#689d6a URxvt.color7: [90]#a89984 URxvt.color8: [90]#928374 URxvt.color9: [90]#fb4934 URxvt.color10: [90]#b8bb26 URxvt.color11: [90]#fabd2f URxvt.color12: [90]#83a598 URxvt.color13: [90]#d3869b URxvt.color14: [90]#8ec07c URxvt.color15: [90]#ebdbb2 URxvt.foreground: [90]#ebdbb2 URxvt.background: [80]#282828 URxvt.colorIT: [90]#8ec07c URxvt.colorBD: [90]#d5c4a1 URxvt.colorUL: [90]#83a598 URxvt.scrollColor: [90]#504945
シェル
最近は補完が便利なのでfishに乗り換えた。シェルの設定で重くなりがちだったので設定が少なくてすむのが好き。 fishermanで以下を入れて使っている。
- z
- fzf
- ghq
- git_util
GoogleDrive
memo というCLIツールでメモを書いていて、GoogleDriveでリストを同期させているので無いと日常が死ぬ。 Linux向け公式クライアントはない模様だけど、gdriveというのがシンプルで使いやすそうだったので入れてみた。 fuseでマウントするやつもあったけど、依存パッケージが多かったのでやめた。
# Drive上のmemoディレクトリのIDを取得 $ gdrive list -q 'name contains "memo" and trashed=false' # memoディレクトリに同期ダウンロード $ gdrive sync download <ID> memo # memoディレクトリを同期アップロード $ gdrive sync upload memo <ID>
ディレクトリ名やファイル名を直接指定すると重複して作成されるので、IDを指定する必要がある。 IDは一度作ると変わらないようなので履歴からサクッと同期は可能ではある。 これで今まで通りできるようにはなったものの、公式クライアントが欲しい。
その他開発ツール系
全部Yaourtでインストールできて便利。
- git
- docker
- tmux
- neovim
- tig
dockerは一瞬で立ち上がるのでMacのときよりめっちゃ使っていきそう。
不満なところ
これまで常用していた、Tweetdeck、Kindleのクライアントアプリがないこと。 Wineを入れれば使えるがWine入れたくない。。。 Tweetdeckはブラウザ版がよくできてるのでいいけど、Kindle Cloud Readerはオフライン機能が使いやすくないのでElectronの機運が高まってきた。