感動の源は理解力










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今年の正月は定番の3映画を観ることもなく、初めて観た TV ドラマが1本、それから久々に観たアニメがもう1本と、例年に比べて観る本数は減ったものの、日曜劇場【JIN -仁-】 はドラマにしては放送時間が長過ぎて、一つの大河ドラマを丸々観たような気になりました。

…で、

この 【JIN -仁-】 ですが、ストーリー解説は面倒だから省くとして、とにかく涙を流して心の汚れを落としたいという方にはお勧めしたい感動もので、私は年始めから己の卑しい心をデトックスすることが出来ました。




…あ、

感動といえば今から8年前のこと、




「オマエは年がら年中、とにかく暇さえあれば深夜アニメをボーっと観てるけど、その中で一番感動したものは何なんだ?」




…と、

我が家に居候していたオタクに訊ねてみたところ、その男は不思議そうな顔をして一瞬首を傾げ、その後に取り繕ったように何かのタイトルを挙げておりましたが、あれは多分、心当たりどころかヘタをすれば心動かすという感情が本人に欠けていたのではないかと思います。

…で、

そのことについて友人に話をすると…




『物事に感動を覚えないということは即ち頭が悪いということですよ。』




…と、

いとも簡単にそう言い放たれてしまいましたが…




【言い得て妙】




その居候の生活態度を思い返せば、納得できることが三つや四つ…いや、五つや六つ。

およそ他人の家で世話になっているという姿勢は乏しく、徹頭徹尾、自分の為だけに日々を暮らしているような塩梅でした。

…まぁ、

最終的には本人の為にならずといった判断で追い出しましたがね。




『物事には感動の種がある。 その種を見つけられないような馬鹿者は、先の人生できっと寂しい思いをするだろうよ。』




…これは昔世話になった人の言葉。




【感動の源は理解力】




カッコイイ! カワイイ! オモシロイ!

…それだけの感性で物事を捉えるならば、

それは幼稚園児と何ら変わりはありません。