モチベーションは楽しさ創造から

自分自身のモチベーションアップ、仕事を楽しくする方法から、部下・上司・顧客のモチベーションアップのヒントとなるノウハウ、コラムをまとめたブログです

ヒドイ会社にケリをつけて、新しい道を自己選択するにも準備がいる

敗残兵から一言 - reponの日記

ロスジェネとか雇用とか - syncのれんあい☆にっき ver1.1

を読んで、自分が以前、会社を退職する時を思い出しました。





私も退職前、毎日、深夜まで、今思えばパワハラされてましたね。毎日、毎日、レビューと称しては、「なんで、どうして」と何度も何度もループ状に突っ込まれ、気がつくと、既に1時、2時。それから、最後の仕事。(「なんで、どうして攻撃」って、昔の仲間の間では愚痴ってましたね)





どこかでぶち切れて、「いい加減にしてくれ!」と思い、退職を決意しました。





「今後、どうしようかな?」と迷いました。ちょうど、結婚したばかり。妻を食わせていかないといけない責任ができてまだ1年も経っていない状況でした。




何か、今、会社を退職するというのは、妻をだましたような話になるんじゃないか?」なんて考えてましたね。当時は、同じ年齢の割には、それなりの給料を貰っていたし、転職したところで、給料ダウンは裂けられないなどとウジウジと迷う日々でした。(今と違って、当時はまだ年齢給的な給与体系が多かったですからね。)





「辞めよう」とは決意したけど、「今後どうしようか?」と思ったら、また「我慢するしかないか?」という選択肢が戻ってきていました。



ヒドイ状況にいたとしても、不思議なモノで、人間は「その場所の方が安全だ?」と感じてしまうのでしょうね。冷静に考えると、その場所にいる事自体が、もっとも危険なことなのに、それが分かりませんでした。ある意味、洗脳状態におかれていたのかもしれませんね。





自分でも、その洗脳から解放されたキッカケは、自分を見つめ直したことでした。「これからの自分の選択肢は、どのようなものがあるのだろう?その為の準備はどれくらい済んでいるのだろう?」と客観的に自己分析した事でした。





冷静に考えてみると、過去の仕事の結果、私にはたくさんの選択肢がある状況を作れている事に気づきました。最初から、意図したワケではありませんでしたが、就職してから約7年くらいの間、コンサルティングから、営業まであらゆる仕事を経験し、それなりに実績も残してきました。



結果論ですが、どんな仕事にも転職できるだけの技量も磨けていると思えたし、独立してメシを食べるだけの技量と人脈も磨けていました。(この事には、ホントに前の会社に感謝しています。)次の人生を自己選択できるだけの準備が完了できていた事に気づきました。





あの時、「次の人生へ自己選択ができるだけの準備が整ってなく、選べるのは今より酷くなる選択肢しかない」という判断だったら、私も、「我慢する」事を選択したかもしれません。





結果、「転職しても、給料下がるのなら、独立して自分でビジネスをしていこう!」という選択を行いました。





どんな業種、職種につくか?

どんな会社に入るか?

という事は、「人生の戦略」です。



「これが正しい!」という戦略はハッキリとはないかもしれませんが、誤った戦略はハッキリあるように思えます。誤った戦略とは、「倒産しかかっているような会社を選ぶ」とか「夢や目標を放棄したような社長が経営する会社」とか「人を奴隷のようにしか思っていない社長か経営する会社」を選ぶとか。





この誤った戦略で進むと、「仕事を楽しむ」という事は、かなり難しくなってしまいます。「天才レベルの楽しさ創造力」が要求されるワケになりますからねぇ。(ヒドイ仕事であればあるほど、それを楽しく行おうとすれば、高度な楽しさ創造力が必要になります。)





「誤った戦略を今、進んでいる?」と感じたとき、軌道修正が必要になってきます。戦略転換というやつですね。しかし、誰もが自由に、好きに戦略転換ができるワケでは実際はできません。



戦略(こんな会社に入ろう)は描けたとしても、実行はムズカシいものになります。自分の過去の人生、仕事において積み重ねてきたモノによって、選べる戦略の選択肢が決定されると思うのです。





どんなに給料が高く、待遇のいい○○という会社に入りたいと思っても、そこに入るには、今までの仕事で培ってきた実績、経験、能力が問われてきます。どれだけの準備を整えてきたか?という事です。





端的な例で言えば、募集要項ってやつですよね。どんなにこの会社に入りたいって思っていても、募集要項に書いてあるような資格を最低、持っていなければ受験もさせてくれません。私なども、「要=英会話」と書いてあったら、その会社では書類選考でアウトだと思います。英会話を磨いてきませんでしたからね。





望むような戦略を、自由に自己選択したければ、「それに見合うだけの準備」が必要になる。




会社からの指示で動いているだけで、「次の人生に向けての準備」ができればそれでいいと思うのですが、現実はそうでないケースが多いでしょう。そうでなければ、「自ら次の人生に向けた準備」をしっかり、自分の意志で計画的に整えていく事も大事になってくるのでしょう。





次の人生(仕事)への段取りが済んでいなければ、既存の事態に甘んじるしかないという選択しか、怖くてできないという話になってしまうのではないでしょうか?





今、退職する前の自分の精神状況を改めて思うと、あのまま会社を辞めずに続けていたら、「仕事が楽しくなければ、我慢したところで、不幸な人生だったろうって事ですよね。人生の3分の2の時間を堪え忍ぶなんて、苦痛で、苦痛でたまりません。ホントにゾッとします。





また、我慢してやらないといけないような仕事だったら、しょせん、大した仕事もできなかったでしょうしね。イヤイヤ我慢して、上手くいくほど仕事は甘くはありませんから。





我慢した挙げ句、成果もでない。うーん。良かった、思い切って退職して。

どう努力しても、楽しくする事ができない仕事なら、やっぱり新たな道の選択が必要だと思いますね。





その為には、自分が次の人生の選択肢を自由に選べるだけの準備をしておくという事。しっかりツメを研いでおく事が必要になってくると思うのです。望むような自己選択をしたければ、それに向けて準備を行うという自己選択が必要になるのではないでしょうか?





今の時代、イヤイヤ仕事をやっていて成果が出せる時代ではなくなりました。我慢して仕事をやって成果が出せるほど甘い時代ではなくなりました。楽しく、ハッピーに仕事をしていく。そうやって、初めて、人とは異なるプロフェッショナルな仕事ができる時代です。

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