モチベーションは楽しさ創造から

自分自身のモチベーションアップ、仕事を楽しくする方法から、部下・上司・顧客のモチベーションアップのヒントとなるノウハウ、コラムをまとめたブログです

チャンスに気づく人と見逃してしまう人。何が違うのか?

チャンスとは、どのようにして生まれるモノなのでしょうか?

最近、この事を考える事が多くなってきました。



  • ビジネスチャンス。(これという商品分野等)
  • 昇進のチャンス
  • 希望する仕事への移動できるチャンス
  • 転職のチャンス
  • 大きな顧客と取引できるチャンス
  • 成長する商品を取り扱えるチャンス

チャンスといってもいろんなチャンスがあります。





今までは、「チャンスは、意図によって作られる」的な考え方で捉えていました。「意図によるチャンスの創造」とでも呼びましょう。



経営計画や人生計画などという「意図」をじっくり考えて作る。

「意図」が鮮明にあるから、「意図」に関しての情報へのアンテナが張り巡らされる事になる。

この「意図」が具体的であればあるほど、「チャンス情報」が引っかかってくる。

例えば、好きな女の子と付き合いたいという意図が生まれると、その女の子の情報が次から次ぎに入ってくる。





この意図を鮮明に意識して、邁進していく事により「チャンス」を生み出していく事がチャンスを掴む為の、黄金パターンだと思っていました。(頭の固いコンサルタントの典型パターンかもしれませんが)





しかし、最近知り合った、成功されている方々は、このパターンとは違うパターンが多いのです。(ニッチ分野を開拓して市場を作った女性社長に学んだビジネスセンス でご紹介した室水さんもそうなのですが)





経営計画や戦略、人生計画などのような、鮮明で強い意図は全くないが、上手にチャンスを掴んだ人達です。

意図があるとすれば、「目の前の事を全力でやる」という事。





日々のルーチンを、誠意を持って全力で取り組む。

全力で取り組んでいるうちに、目の前に現れた新しいチャンスに気づく。

そして、その新しいチャンスにも同じように、誠意を持って全力で取り組む。

結果、チャンスを掴んでいるというパターンです。「目の前の事に全力投球によるチャンスの創造」とでも呼びましょう。







彼らが普通の人達と違うのは、「とりあえず思考」では生きていないということ。

よく、「とりあえず」という口癖の人がいます。

・とりあえずブログを始めよう

・とりあえず電話をしてみるか

・とりあえず営業をしてみよう





「目の前の事に全力投球によりチャンスを創造」している人達は、やると決めたからには、「とりあえず」は存在しない。ホンキでやるだけという感覚ですね。

とりあえずという感覚で生きていると、目の前のチャンスに気づかない。実は、私も、ついこの言葉を言ってしまうんですよね。





彼らは「とりあえず」などといういつでも逃げる事ができる場所など用意せずに、ホンキで生きているから、チャンスが掴めている気がします。本気で生きていないと、気づかぬ間にチャンスが砂のように手からこぼれ落ちるのでしょう。





彼らは、日々、同じ事のように繰り返し行っている事の中にチャンスがある事が本能的に分かっておられるのでしょう。私達の目の前で起こっている同じような事でも、よく見ると、少しずつ変わってきている。その変化の中にチャンスがあるのでしょう。宝物の瞬間は、知らない間に消えていく。その瞬間をホンキで生きている人は見逃さないのでしょう。





「チャンスはリアルライフにあるのではなく、別のところにある」と逃げてはダメであり、リアルライフをホンキで過ごす事がチャンスを掴む事になるのでしょう。





陶芸家で言えば、「デッサンを緻密に描いて、作り始める」というパターンと、「無心で土をこねている中から、デザインが決まってくる」というパターン。チャンスを掴むパターンも「意図によるチャンスの創造]と「目の前の事に全力投球によるチャンスの創造」の2つのパターンがありそうです。




生きている限り、無数のチャンスが目の前に流れているのでしょう。しかし、それに気づく人と気づかない人がいる。チャンスへの感度の問題なのでしょう。両方のチャンスを捕まえるパターンを身につけていき、もっとチャンスへの感度を上げていきたいものです。