爆獣合体ジグルハゼル ハゼルセイオー レビュー

メガハウスより新トイシリーズ始動！
『爆ぜろ！！』『自組れ！！』"ジグルハゼル"第一弾ハゼルセイオーを紹介！！

パッケージ


『爆ぜろ！！』『自組れ！！』のキャッチコピーが衝撃的な新作トイシリーズ。
ハゼルモンスターをパーツ単位でバラバラに分解＝爆ぜる、そして
パズルのように組み替える＝自組る、がコンセプトの組み替え玩具です。
今回の第一弾はハゼルゴクウ、ハゼルサゴジョウ、ハゼルハッカイの3種類が同時リリース。
さらにそれら3体がワンセットになったパッケージでも販売されています。
そちらは合体後の"ハゼルセイオー"の名前で販売され、今回紹介するのはその
ハゼルセイオーバージョン。ボックスタイプのパッケージになっています。
ちなみに個別バージョンはブリスターパッケージだそうです。

中身はブリスターに3体のハゼルモンスターが収められています。
商品は組み立て塗装済みで開封してすぐに遊べます。
写真の3体のほか武器などのオプションパーツと取扱説明書、自由に使えるシールが付属します。

ハゼルゴクウ



ジグルハゼル第一弾は西遊記モチーフ。
こちらは孫悟空がモデルのハゼルゴクウ。
赤いボディの金のラインがいかにも中華な感じ。

全身の関節が可動。尻尾も根元でスイング＆回転が可能です。

槍型の武器が付属します。如意棒でしょうか？

背中のスイッチを押し込むことで
腰、両腕のジョイントのロックが外れバラバラになります。
意図がよくわかりませんが申し訳程度の”爆ぜ”要素かと。
仮面ライダーカブトのトイ、キャストオフライダーを思い出しました。

ハゼルサゴジョウ



続いてこちらが沙悟浄がモデルのハゼルサゴジョウ。
日本では河童のイメージが強い沙悟浄ということで
ハゼルサゴジョウの外見も河童っぽいです。
コミカルな体型ですが白地に赤いラインが格好良いです。

こんな体型ですが思いのほかよく動きます。
足の関節の仕込み方が面白い。

サゴジョウにも槍型の武器が付属します。

またサゴジョウはゴクウとは異なり別のギミックを搭載。
背中の甲羅のスイッチを押すことでワンプッシュで3枚の刃が展開します。

ハゼルハッカイ



孫悟空、沙悟浄ときたら当然最後の一体は猪八戒がモデル。
もともと猪八戒といえば豚ですがボディカラーを黒にして
ただの豚ではなく黒豚にしてあるのはなかなかセンスあると思います。

流石にこの体型なので前の2体に比べると可動範囲は劣りますが
可動箇所自体はかなり多いです。
腕はもちろんのこと足も地味につま先まで動きます。

ハッカイは背部のスイッチを押すことでボディがちょっとだけ伸びます。
写真ではほとんど変わりないように見えますが…
パッケージでは『胴体が巨大化！！』とか記載されてますが流石に無理がある！

あと武器としてクワのような槍？も付属。
猪八戒は様々作品でどんなアレンジされても必ずこれは持っている気がします。

3体集合。意外にもサゴジョウが一番小柄だったり。

3体のハゼルモンスターはそれぞれパーツ単位に分解可能。
分解図を綺麗に撮る自信がなかったのでパッケージの写真で代用。
パーツ数はご覧のとおりゴクウが１９、サゴジョウが２０、ハッカイが２７となっています。

そして『爆ぜる！！』『自組る！！』
バラバラにしたパーツを各部の共通ジョイントを駆使しブロック感覚で組み直します。
そして3体のハゼルモンスターのパーツを混ぜ合わせ組み上げると…

ハゼルセイオー


全高約220?の巨大ロボット形態、ハゼルセイオーが完成。
3体のハゼルモンスターのパーツをバラバラにしてからくみ上げていますが
一応ゴクウがボディ、サゴジョウが腕、ハッカイが下半身と
大まかなパーツ配置は決まっています。
赤、白、黒のカラーリングがバランスよくミックスされており
全体的に調和が取れていて非常に格好良いです。
甲冑のような装甲や頭部の飾りなど中国武将さながらのデザインも魅力的。

それにしてもこの見事なパーツ配置、どっしりとしたプロポーション。
どこかで見覚えが…はい、まぎれもなくコイツの系譜です。
冒頭からずっと皆まで言うまいと思っていましたがもう限界です。
この商品はジグルハゼルと名を変えただけの往年の食玩ムゲンバインです。
だが、それがいい！

食玩バインの系譜ということであの異常ともいえる可動範囲も完全継承。

肘部分は1軸可動からさらにパーツを引き出すことで2重関節に。

スカートは4方向に展開、大きく足を広げることができます。

デザイン上立膝をつくのは苦手ですが
足首がここまで可動するため大きく腰を落とすことができます。

足首の横スイングも搭載。接地性も高いです。

フェイス部分はゴクウのマスクが左右に割れてロボフェイスが顕になるという構造。
なかなかツボをついた設計ですね。

武器は3人の槍を合体させた大型の槍。
腕にはサゴジョウの甲羅のカッターを装着できます。

あと余ったパーツは手斧風の武器を組む事ができます。

ちなみにサイズはこの程度。
食玩から完成品玩具になったことで一回り大きくなっています。
ファラオら食玩バインをそのまま用意できればよかったんですが実家です…
これを機に持ってこようかな。

アクションポーズ










合体前も亜人型ということで可動範囲が広く
いろいろ動かして遊べるのが嬉しいです。

以上、ジグルハゼル第一弾、ハゼルセイオーでした！

”爆ぜる!!””自組れ!!”というなかなかにパンチの効いた
キャッチコピーを引っ提げて登場したメガハウスの新作トイ！
その正体は塗装済み完成品に化けた食玩ムゲンバインでした！

発表時からなんとなく語感やデザインラインが似てるなーと思っていましたが
実際に触って確信。完全にファラオ〜サタンの系譜です。いい意味で騙されました…
ちなみに私はまだ試せていませんが全身のジョイントもムゲンバインと
互換性アリとのことです。

食玩ムゲンバインがエヴォルバイン、マシンロボNEXTと
コンセプトを変えていき、気づけばムゲンサタンから早3年。
まさかこうして再び新作を手に取ることができるとは感無量です。

クオリティの高さに関してはもはや説明不要。
塗装済み完成品に進化して開けてすぐに遊べるのも素晴らしい！
これまで食玩という制約の中であれだけのことをやってのけてきたので
オリジナルのジグルハゼルではさらなるハジケぶりに期待したいところです。
既に2弾も決定しているとのことで非常に楽しみ！