バンダイ 学炎合体 モエバイン 忍術部 レビュー 後編

学炎合体モエバインのレビュー後編です。
5人のバインガールズが集結、そして機動教師ミツルギカイザー出動!



大神ウルハ

冷静沈着な忍術部副将。
その華麗な技と姿は下級生の憧れの的。
実は非常に涙もろくキョウコからはウルルと呼ばれ
からかわれているという設定です。
18歳の3年生。






目つきがキツくてちょっとイジワルそう。
アイペイントがずれているのか
視線が左に向いているように見えます。





チェーンブレード

ウルハには武器の鎖鎌が付属。
いかにも忍者らしい。





コウガウルフ


ウルハの狼型のバインメイト。
言葉遣いの荒い暴れん坊ですが
ウルハだけには逆らえず
時には首にチェーンかけられるそうです。






腰まわりが若干貧相ですが
顔がなかなかカッコよく、首もよく動きます。






ツーショット。
ウルフにチェーンつければよかったなぁ。






お手。





バインクロス

両腕にクロー、背中にウイング、両足にアーマーと
タカネのバインクロスとほぼ同じ構成になっています。





チェーンブレード

バインクロス形態ではチェーンブレードに
ウルフの頭部がつきます。





コウガキャノン

ウルフの余剰パーツは大型武器、コウガキャノンに。
キョウコのフウマリボルキャノンとほぼ同じです。
リボル分がなくなったせいで余計微妙に見えます。








視線のせいでどうしても同じ角度からしか見れないです・・・





パッケージ

よくみるとちゃんと涙目になっています。





申飛サリィ

感情を表に出さない寡黙な少女。
ウルハを異常に慕い、常に忍び護衛している。
その出生には大きな謎が秘められているが
まだ誰もそれを知る由はない、とか。
16歳の1年生。


「まだ」ってなんですか。







無表情なせいか顔の出来はなかなか良いように思えます。
サルがクールというのも結構珍しいかも。
黄色でサルという部分はシンケンジャーと共通してますね。





シノビスラッシャーソード

サリィには刀が付属。
しかし柄が太く一番下の凸ジョイント部分しか
保持できないためちょっと不恰好。





シノビエイプ


サリィのサル型のバインメイト。
言葉を話せる他のバインメイトとは違い「ウホッ」としか言わない。
しかしサリィとはなぜか意思疎通でき、一番の理解者で
寡黙なサリィの真意をボディランゲージで周りに伝えようとするが
イマイチ誰にも理解されない。
実はサリィ本人も知らない出生の秘密を知っているらしい。


なんだかこのコンビは突っ込みどころが多いです。






「ぼくエイプ ウホホイウッホ ウホホホホ」

バインメイツの中では正直彼が最も微妙な出来です。
バランスも悪く、前後に倒れやすいのでスタンド推奨。






ツーショット。





バインクロス

両腕に巨大なブレードを装備。
ブレードは腕に対してすこし角度がついています。





シノビスナイパーキャノン

余剰パーツはシノビスナイパーキャノンになります。
物凄い寄せ集め感ですが言われてみると確かにエヴァとかの
スナイパーライフルに見えてくるような。






モエバインは実はのけぞり姿勢が得意なので
このように伏せて構えることが出来ます。








エイプと絡めて遊ぶのは難しかったです。




パッケージ

ウルハ様以外は眼中に無いようです。






バイン学園忍術部

バインガールズ集合。
忍術部はこのような派閥になっているようです。





それではいよいよモエバインの最大ギミック
バインメイツ5体による合体「スーパーバインクロス」によって
誕生する忍術部の顧問「ミツルギカイザー」を紹介!





学園赴任!! 機動教師ミツルギカイザー



5体のバインメイツが合体したバイン学園忍術部のバインキーパー(顧問)。
合体前のバインメイツの記憶を引き継いでおり、部員の行動を厳しく評価する。
その作戦指揮・戦闘能力は高く、きたる学園内対抗戦、
他学園との戦闘にも対処する能力を持つ熱血女性教師という設定。


今更ですけどモエバインは「バイン学園」の生徒達が最高栄誉「モエバイン」の座
目指して戦い、青春するストーリーになっています。


で、ミツルギカイザーなんですがご覧の通り色合い、バランス共によくまとまっていて
非常にかっこいいです。合体に使用しないパーツは組み合わせて武器になります。







頭部は最近の食玩ムゲンバイン同様、ヘルメットをかぶる構造になっています。
フェイスは女性型らしくスッキリとしたマスクになっています。






メットを外し、内部の頭部を180度回転させるとアナザーフェイスに。
こちらはバイザー状の目とキバのような野生的なマスクになっています。
熱血指導モードとかでしょうか。





ホムラカイザー


リアスカート内に収納されているホムラホークの頭部パーツを使用すれば
また別パターンの頭部にすることができます。
こちら頭部の状態ではホムラカイザーと名乗るようです。







手首は平手と武器持ち用の手の2種類が付属します。






唐突ですがキャストオフ。
ご覧のようにミツルギカイザーはシンプルな内部フレームに
鎧を着込むような構造になっています。








中の人は全身の関節がフル可動。胴の前後スイングもあります。
パーツを装着したあとも腰アーマーなどは可動し、
全身の可動に極力干渉しない構造になっています。
ただし関節の保持力には若干不安ありで
パーツを装着し、さらに武器を持たせた場合
ポーズによっては自立できないこともあります。





それではその武器の紹介。



カザギリブーメラン

タカネのバインクロス時に装備するカザギリブーメランは
そのままミツルギカイザーにも装備可能。





コンゴウザンブレード

大型の剣。
ちょうどいい位置にこれといったグリップがないので
適当に工夫して装備させます。





コウガチェーンブレード

鎖鎌。鎖部分はタマミとウルハの
チェーンパーツを組みあわせてあるので
非常に長いです。





ゴウライキャノン

様々なパーツを組み合わせた大型キャノン。
ゴチャゴチャしている割りによくまとまっていて
カッコイイです。
わきに抱えるように装備させると上手く保持できます。





シップウガン

小型の銃。
タマミの銃にバレルが追加されたものです。






オフィシャルの武器は以上ですが
あとは腕のクローとか
ムゲンバインなのでつくろうとと思えば
幾らでも武器は生み出せますね。





ちょっと長めですが
アクションポーズ









一晩中ポーズつけてました。






最後は集合写真。
あの夕日に向かって走れ!


以上、学炎合体モエバインでした。


ムゲンバイン+美少女アクションフィギュアというコンセプトは
最初は抵抗ありましたが実際触ってみると悪くないです。
単体同士で絡めて遊ぶもよし、クロスさせて遊ぶもよしです。


フィギュアの素体の出来自体も思ったよりもよくて
神姫やfigmaには取れないポーズも取れたりします。
顔の造型は悪くは無いけど良くも無いといった感じ。
最初から期待していなかったので今更文句は無いです。


ミツルギカイザーはバランス・プレイバリュー共に高レベルで
このために箱買いしたことを後悔させない出来でした。


個人的には総合的に見てかなり満足なんですが、
ただどうしてもスルーできない部分というのはありまして


やはりその商品としての立ち位置。
実際遊んでみた身としては、内容を考えれば定価はギリギリ肯定できます。
しかしやはりそれは食玩としては高い、トレーディングフィギュアとしても高い
でも可動フィギュアとしては安いという微妙な価格で
購入者がモエバインというものをどういうカテゴリに当てはめて見るかによって
割高か、適価か大きく変わってきます。


ミツルギカイザー目当てで食玩バインの延長的な商品に捉えている
人にとってはかなり割高な商品かと思います。
実際素材は食玩同様のチープなABSで、ほぼ未塗装でシールを貼る必要もあります。


今の状態ではQ-JOY同様かなりの玄人(?)向けアイテムという印象。
食玩・トレフィグとして売りたいのであれば
フィギュアとムゲンバインのセットをやめバラ売りにして単価を下げ、
アクションフィギュアとして売りたいのであれば素材を変えて
塗装もしっかりしてキチンと完成品として売るほうが
ユーザ側も納得して買えると思うのですが。


やたら世界観やキャラ設定が細かかったり
伏線っぽいものも盛り込んでいる当たりこの忍術部の売れ行き次第では
シリーズ継続も予想されるので今後がどうなるのか楽しみではあります。