SNUG Journal

「SNUG Journal」は毎週金曜日に発行! 対話のプログラム設計や教育、ファシリテーションを行う 「対話の場づくり屋 SNUG」の活動レポートや代表の考えなどを発信します。

「SNUG Journal」は毎週金曜日に発行!
 対話のプログラム設計や教育、ファシリテーションを行う 「話し合いの場づくり屋 SNUG」の活動レポートや代表の考えなどを発信します。

【第56号】明けましておめでとうございます、SNUGの2025年がスタートです!

「SNUG Journal」 へようこそ!

 「 対話の場づくり屋 SNUG」にまつわる情報や活動内容、公正な対話の場づくりに関するトピックを毎週金曜日にお届けします。ライターはSNUG代表の 長谷川友子です。

 みなさん、明けましておめでとうございます。今年も対話の場づくり屋 SNUG、そしてこのSNUG Journalをどうぞよろしくお願いいたします。

 さて今回は第56号。2025年最初のSNUG Journalです。今回は2025年に控えているSNUGが関わる対話の場についてと今年の抱負(?)をお届け。私が思う公正な対話について少しまた整理してみました。

 今週もぜひ最後までお読みください。今年の対話の場づくり屋 SNUG、スタートです!

 

今週のSNUGの動きは?

 年末はインスタでご挨拶をしたり、このジャーナルで連載しているオリジナル漫画「たいわのふしぎ」をインスタで一挙公開などプチ企画をしたものの、年末はしっかりとお休みしました。

 ひょんなことから非常勤講師を務める知人から連絡があり、オンデマンド授業のゲストとして「公正な対話」について話してくれないかという依頼があったので友情出演としてお応え。それが昨日の1月2日(!)、ということで年始はなんだかんだ動きつつ、餅を食べたりまったりともしつつ過ごしました。

 

2025年1月以降のSNUGが関わる現場についてお届けします!興味のあるものは、ぜひ日時の確保をよろしくお願いします。

 新年早々ですが現在SNUGが関わっている現場や関わる予定の現場について詳しくお伝えします。

 よりよい(または少しでもマシな)社会のため、いやご自身のため?いいや、なんとなくでも、参加の動機はなんでもいいのです。対話の場のつくり手として、皆さんのご参加をお待ちしています。

 ではご紹介を始めます!

 

ジェンダーコレクティブ北海道 ユースコミュニティメンバー募集中!」

 ジェンダーコレクティブ北海道ユースコミュニティのメンバーを募集中です。私はコーディネーター、ファシリテーターとして関わっています。

 まずは概要をビジュアルでお届け!

 ビジュアルデザインはTanpo Cecileさん。

 ジェンダーについて学びながら、まずは地域のユースが集まり話し合ってみようというこの企画。

 大元の「ジェンダーコレクティブ北海道」とは、北海道のジェンダー平等を企業やNPO、ユースなど様々なステイクホルダーによってコレクティブ・インパクトの視点から実現していくための事業(事務局:札幌市男女共同参画センター)。

 このユースコミュニティは、まだまだ少ないジェンダーについての対話の場を地域でつくり、そして行動していくために、まずは若い世代のみで安心して対話できる場をつくってみようというチャレンジです。ジェンダー平等までは程遠い現在。だからこそ、まずは話し、聞いて、現状を見つめてみませんか。

 ジェンダーに関する知識や経験、問題意識の多寡は問いません。少しでもご興味のある方、ぜひご検討ください!お申し込みはこちらのフォームから。

 

「私たちのまちのありたい姿を対話しよう 第3期さっぽろ未来創生プラン策定に向けた若者向けワークショップ」参加者募集中!

 札幌市主催のこのワークショップは、札幌市在住の40歳未満を対象とした対話の場。私はファシリテーターを務めます。

 市の計画について自身の声や意見を届けるチャンスでもあるこのワークショップ、参加するとクオカードももらえます。

日時:2025年1月19日(日)14:00〜16:00
場所:国際ホール(札幌国際ビル8階)
対象:札幌在住の概ね15歳以上40歳未満の方
定員:先着40名(謝礼として2000円分のQuoカードをお渡しします
お申し込み: こちらのフォームからお申し込みください。

 現在札幌市は、このワークショップのテーマでもある「第3期さっぽろ未来創生プラン」(令和7年度~令和11年度に施行予定)の策定に向け「パブリックコメント」の募集もしているそう。パブコメにSNUGは関わっていませんが、声を届けられる仕組みのご紹介でした。

パブコメとは

国の行政機関は、政策を実施していくうえで、さまざまな政令や省令などを定めます。これら政令や省令等を決めようとする際に、あらかじめその案を公表し、広く国民の皆様から意見、情報を募集する手続が、パブリック・コメント制度(意見公募手続)です*1

www.city.sapporo.jp

 

「さっぽろ気候変動タウンミーティング2024」も開催中。途中からのご参加も大歓迎です!

 私はコーディネーター、ファシリテーターとして対話の場づくりに関わっている札幌市環境局が主催のさっぽろ気候変動タウンミーティング。全8回のワークショップですが、どなたでも、いつからでも参加いただけます。

 気候変動と聞くと「あんまり自分には関係ないな」と思う方もいらっしゃるかもしれません。

 しかし地球規模の気温上昇やその影響は地球にいる人々は全員受け(てい)ますから、実は気候変動に関係ない人はいません。とはいえこの大規模すぎる課題について何をしたらよいの…と思われる方も多いのではと思います。

 このタウンミーティングは「まずは集まって対話する」ところから始めています。気候変動について考える際についてまわる感情やジレンマ、難しさにも目を向けます。

 また気候変動は大きな問題ゆえ多様な分野の専門性が求められます。そこでこのタウンミーティングでは科学、正義論、ジェンダー論まで様々な角度から気候変動という課題を考えます。

 このタウンミーティングでは、多様な意見、感情、声を持った参加者がともに学び、考え、行動していくために「公正な対話の場づくり」を大切にしています。

 ユースファシリテーターも活躍中!ぜひこの地域としてのチャレンジをご一緒しましょう。これからのタウンミーティングのスケジュールを記載します。

 

第4回:「気候変動おしゃべりカフェ」

日時:2025年1月25日(木)18時00分~20時00分
場所:bokashi(ぼかし)中央区南2条西1丁目7番地1 二番館ビル

講師はおらず、参加者同士の対話の場です。

 

第5回:「『気候正義』ってなんだろう?私たちのまちでともに考えよう」

日時:2025年2月18日(日)14時00分~17時00分
場所:札幌エルプラザ2階会議室1・2(北区北8条西3丁目)

講師:宇佐美誠さん(京都大学大学院地球環境学堂 教授)

 

第6回:「市民参加や市民活動が生まれるまちの姿とは?」

日時:2025年2月24日(土)14時00分~17時00分
場所:札幌エルプラザ2階会議室1・2(北区北8条西3丁目)

講師:両角達平さん(日本福祉大学社会福祉学部 講師)

 第7回、第8回はcoming soon…。

 お申し込みはこちらから。またnoteでは各回のコーディネーターレポートと参加者インタビューを掲載しています。こちらも併せてお楽しみください。

note.com

note.com

 

2025年も「公正な対話の場づくり」ってどんなだろう?という問いとともに。

 対話が大事と言われても「どうせ伝わらない」「対話して何になる」と感じる瞬間は、その差はあれど、今の社会に生きる多くの人にあるのではと思います。

 でも現実、私たちは対話すること、話し合うことからは逃れられない。

 SNUGにとって、対話をよりよく、よりマシにするための一つの手段であり目指す方向性、それが「公正な対話の場づくり」です。

 対話の中にある規範や権力構造を見つめ、その要素要員を一つひとつ眺めながら、ときに大胆に、ときに悠然と「公正な対話」へのプロセスを進みたい。

 先に述べた授業へのゲスト出演などの経験を通して、もっとSNUGが考える「公正な対話場づくりとはどんなものか」ということを伝え、より多くの方と対話する必要性を感じているところです。

 

 対話すること、話し合いに参加することは疲れるし、第一面倒。それに不快になるかもしれない。行ってみたら釈然としないことでいっぱいかもしれない。私は、誰かが対話に参加することは常にリスクとともにあると考えています。

 でも?だからこそ?これからよりいっそう、対話の中にある安心や充実、そして不思議さ、嬉しさにも目を向けていきたいなと考えています。

 

結び

 さて、2025年最初のSNUG Journalはいかがでしたか。読んでくれてありがとうございます。

 いつも一通り文章を書き終わってからタイトルを決めているのですが、今回は書く前からなんとなくタイトル案が浮かんでいました。ずばり、「力を抜いてよ、長谷川さん」。もちろん文脈が伝わらないのでボツです。

 新年が始まるとか、何かの節目だとかの時期は、世間のムードに飲み込まれやすい私。気張っている自分自身への投げかけとして浮かんだ言葉でしたが、こうして書いていると穏やかな気持ちになります。

 新年早々、邪気を払うため(?)、先日映画館で中島みゆきのコンサート「歌会 Lol.1」を観てきました。その中で聴いた最新シングル「心音」の歌詞の一部をここでご紹介して今回のSNUG Journalは終わろうと思います(中島みゆき、アニソンもやっちゃう!)。

 今年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

誰も問わない 誰も触れない 時は進まない

www.youtube.com

 

 

 

2025年1月3日(金)
対話の場づくり屋 SNUG
代表 長谷川友子

 

 

【第55号】2024年最後のSNUG Journal!〜年の瀬といえども現場は続くよ〜

「SNUG Journal」 へようこそ!

 「 対話の場づくり屋 SNUG」にまつわる情報や活動内容、公正な対話の場づくりに関するトピックを毎週金曜日にお届けします。ライターはSNUG代表の 長谷川友子です。

 さて今回は第55号。2024年のSNUG Journalは今回が最後です。とはいえ今回もSNUGが関わってきた対話の場についてお届けします。

 今週はオリジナル連載漫画「たいわのふしぎ」もあります。今年最後のSNUG Journal、ぜひ最後までお読みくださいね。

 

今週のSNUGの動きは?

 現場がたくさんの1週間でした。まずは2024年12月21日に北海道大学 大学院環境科学院にて8月の授業の続編企画「公正な対話のためのトレーニング:エクイティを実現する対話の場とは何か、ともに考え練習しよう Day2」のコーディネーター・ファシリテーターを務めました。

 その翌日、12月22日(日)はコーディネーター・ファシリテーターとして関わっている札幌市環境局主催の「さっぽろ気候変動タウンミーティング」の第3回目。

 そして昨日2024年12月26日午後はファシリテーターとして関わっていた札幌市子ども未来局主催の「令和6年度札幌市子ども議会市長報告会」が終了。

 そして新たなワークショップや対話の企画もリリース。これからひとつずつお伝えさせてください!

 

ファシリテーターとして関わっていた札幌市子ども未来局主催の「令和6年度札幌市子ども議会市長報告会」が終了!

 無事2024年12月26日13:30~14:30に秋元克弘札幌市長に子ども議員が自分たちで考えた提案をしました。子ども議員の話し合いを支えてきたユースファシリテーターも市長に自分たちの学びを報告。今年の市長報告会の様子は札幌市の公式YouTubeに後日アップされる予定です。

 ユースファシリテーターも、子ども議員も知らない人同士から関係性をつくり、ともに提案づくりに向けて協働してきました。

 今年も札幌市子ども議会にファシリテーターとして関わることができてとても光栄でした。子ども議会は一旦一区切り、皆さんありがとうございました。

 

「公正な対話のためのトレーニング:エクイティを実現する対話の場とは何か、ともに考え練習しよう Day2」を開催!

 北海道大学大学院環境科学院にて山中康裕教授とともに共同コーディネーターを務めた授業の授業の続編企画が開催されました。今回も私はコーディネーター・ファシリテーターとしてプログラム作成と当日のファシリテーターを担当しました。

 今回は前回の授業を踏まえた内容だったため、出席者だけに参加者を限定したセミクローズドでの実施。

 このイベントでは山中教授とともに、前回の授業を踏まえ「公正な対話」のあり方をさまざまな角度から探究しました。

 例えば、普段の話し合いや対話の中にある規範を洗い出すために、対話の場の中にある「不公平な制度的構造や政策」「慣行」「支配的イデオロギー」を洗い出してみたり*1、特権について考えたり。

 

 「公正な対話の場づくり」について考えるこのプログラム。前回の授業と今回を合わせた合計6時間実施してきました。

 「公正な対話とは何か」と考えること、そして「公正な対話の場づくりに必要な仕組みづくり」にはまだ答えや結論や合意には程遠いテーマだということを改めて実感。

 だからこそSNUGとして「公正な対話」についてこだわり続けたいと思いましたし、考え対話する場をつくっていきたいと強く感じました。

撮影:山中教授

 参加してくださった皆さん、ありがとうございました!珍しく集合写真を撮りました。


さっぽろ気候変動タウンミーティング第3回目 気候変動と正しい科学の知識:地域・ローカル編」が終了!

 コーディネーター・ファシリテーターとして関わっている札幌市環境局主催の全8回の市民対話型ワークショップ「さっぽろ気候変動タウンミーティング2024」、第3回のテーマは「気候変動と正しい科学の知識:地域・ローカル編」が2024年12月22日に札幌テレビ塔2階で開催されました。

 今回は、特定非営利活動法人気候ネットワーク上席研究員の豊田陽介さんを講師にお迎えし、気候変動と地域について学ぶとともに参加者同士での対話を行いました。

 詳しい現場レポートはさっぽろ気候変動タウンミーティング公式noteで年明けにコーディネーターレポートを掲載予定ですが、ここでは重要なところのみ先にお届け。

 社会課題について考える際に、「行動する」という言葉はとてもよく聞く言葉だと思います。

 「行動すること」は重要。しかし私たちは「行動」という言葉自体になんとなく固定のイメージを持っていたり、ときにそれが偏見となってしまったりすることがあるのではないか?そんな問いとともに、第3回目のタウンミーティングでは「行動」を問い直すためのプログラムを実施。 

 私は対話の可能性の一つに、既存のイメージを問い直し意味をつくっていくことができるものだと考えています。

 このタウンミーティングでは引き続き「行動」、そして「自分らしい行動」について考えていきます。

 年が明けてもタウンミーティングは続きます。どの回からのご参加も大歓迎ですので、ぜひお気軽にお越しくださいね!

 次回は2025年1月15日(水)18:00~20:00、bokashi baseにて開催。詳細はタウンミーティングHPからご覧ください!お申し込みはこちらから。

 

おまけ:会場の場づくりをするユースファシリテーターたち 

 ユースファシリテーターはグループ対話でのグループファシリテーターはもちろん、プログラムの一部を担ったり、会場の場づくりを一緒に考えています。

 

ジェンダー・コレクティブ北海道 ユースコミュニティメンバー」募集中!素敵なチラシを大公開。

 ジェンダー・コレクティブ北海道 ユースコミュニティメンバーを募集中です。

 こちらフライヤーのデザインはTanpo Cecileさん。私たち運営の意図を汲み取り、素敵なビジュアルを作成していただきました。

 

 さて、「ジェンダー・コレクティブ北海道ユースコミュニティ」とは、地域やまちをよりよくしたいと感じているユースが集まり全4回のワークショップを通して「ジェンダー」という言葉をキーワードに対話し行動していくコミュニティです。

 私はこのワークショップのコーディネーター・ファシリテーターを務めます。ジェンダーについて知識や経験がなくても大歓迎です。何か行動してみたい、何かもやもやすると考えているユースの皆さん、対話を通して地域とジェンダーについてぜひ一緒に考えましょう。

 お申し込みと詳細は以下のHPから!対話しながら地域やジェンダーのことを一緒に考えませんか?

www.danjyo.sl-plaza.jp

 

「第3期さっぽろ未来創生プラン 策定に向けた若者ワークショップ」のファシリテーターを務めます!U40の皆さん、ぜひお気軽にご参加ください。

 さて来月はこちらのワークショップのファシリテーターも務めます。

日時:2025年1月19日(日)14:00〜16:00
場所:国際ホール(札幌国際ビル8階)
対象:札幌在住の概ね15歳以上40歳未満の方
定員:先着40名(謝礼として2000円分のQuoカードをお渡しします
お申し込み:こちらのフォームからお申し込みください。

 このワークショップに参加するとQUOカードももらえるそう。あえて太字にしたのは「ラッキーですよ〜!」という意味ではなく(ラッキーと思ってもよいと思いますが)、ユース世代が対話の場に参加する際の(特に市政へ意見を届けるプログラムにおいては)対価保証はとても重要だなと考えています。

 なぜなら何かに参加するためにバイトや仕事を休んだりする必要があるかもしれませんよね。

 ということで、ぜひありたい札幌市の姿について対話しましょう!札幌在住の40歳以下限定ですが、該当する方はファシリテーターとしてお待ちしております。

 

SNUGオリジナル漫画「たいわのふしぎ」

 4コマ漫画「たいわのふしぎ」を連載中。漫画を通して対話で起きることや可能性などを少しずつお伝えしていきます!

結び、そして皆さんへの感謝

 さて、あまりに年の瀬感のない内容でお届けしてきました。まずは皆さん、2024年も対話の場づくり屋 SNUGに関わっていただき、このジャーナルを読んでいただきありがとうございました。皆さんがいるから私の毎日とお仕事があります。

 昨年の年末のジャーナルでは、自分自身の影響力の変化とともに私は自分にこう問いかけていました。「自分が持っている影響力を使うのと使わないの、どっちが怖い?どっちがまし?」

 今、私は自分に「自分が持っている影響力を使いなさい、できることはやってみよう、できなくても伝えるか提案しよう、別にあなた一人ぼっちじゃない」と声をかけたい。

 性暴力、埋まらないジェンダーギャップ、地球沸騰、虐殺、戦争、紛争、格差の広がり、生物多様性の損失、抑圧されるマイノリティ。課題だらけのこの社会。無力感と疲労感は正直免れない。

 それでも私は私のスタイルで公正な対話の場づくりを目指したい。そのためにはもっと学ばなくちゃと思う今日このごろです。

 今年もたくさんの現場に関わることができました。感謝を込めて。いつもありがとう。来年もどうぞよろしくお願いします。

 

2024年12月29日 土曜日
対話の場づくり屋 SNUG
代表 長谷川友子

 

*1:参考図書:ダイアン・J・グッドマン著,出口真紀子監訳,田辺希久子訳(2017),『真のダイバーシティをめざして 特権に無自覚なための社会的公正教育』,上智大学出版

【第54号】謙虚でいましょう、 私たちの弱さを自覚しましょう。対話の力を信じ続けるための努力をしましょう。

「SNUG Journal」 へようこそ!

 「 対話の場づくり屋 SNUG」にまつわる情報や活動内容、公正な対話の場づくりに関するトピックを毎週金曜日にお届けします。ライターはSNUG代表の 長谷川友子です。

 さて今回は第54号。気づけば年末、このSNUG Journalも2024年残すところ今回を含めて2回です。師走!餅はまだ買っていません。

 前回は徒然なるままに回でしたが、今回は一転しSNUGが関わるお仕事や現場を中心にお届け。ぜひ最後までお読みくださいね!

 

今週のSNUGの動きは?

 さて、今週は準備準備の1週間でした。先週の体調不良により打ち合わせの日時を再調整していただいた関係者の皆さんに感謝しながら、たくさんミーティングしてきました。今は健康なことがとっても幸せです。

 準動き出す事業、明日に迫った(セミ)クローズドの「公正な対話」を考えるためのセミナー、これから詳しく書きますが、今週末に控えたさっぽろ気候変動タウンミーティングも今週日曜など盛りだくさんの最近。

 そして来週は令和6年度札幌市子ども議会(主催:子ども未来局)の市長報告会もあります。現場を控えた1週間はわくわくどきどき。

 

全8回のさっぽろ気候変動タウンミーティング2024、第3回は今週末日曜日です!

 札幌に関係のある市民が集い、対話を通じて学び、考え、自分らしく行動していくための全8回のワークショップ「さっぽろ気候変動タウンミーティング2024」(主催:札幌市環境局)。

 私はコーディネーター、ファシリテーターとして関わっています。

 「ふむふむ・もやもや期」と名付けられた前半4回の折り返しでもある第3回。テーマは「気候変動と正しい科学の知識:地域・ローカル編」。チャレンジングなプログラムをご用意してお待ちしています!

 お申し込みはこちらから!タウンミーティングのHPのバナーも新しくなりました。タウンミーティングのHPもぜひご覧くださいね!

 

タウンミーティングのユースファシリテーターとのミーティングも実施!

 タウンミーティングをよりよい対話の場とするため、ともに公正な対話の場づくりを目指しているユースファシリテーターたちと各回、プログラムについて話し合うミーティングをしています。

 今回は少人数でしたが、それゆえじっくりと、グラフィックのミニ練習もしたりと楽しく刺激的な時間でした。

 

タウンミーティングのnoteの記事も続々公開中!

 タウンミーティングでは各回、コーディネーター目線での現場レポートと参加者によるインタビュー記事二つをnoteにて配信中!

 まずは私長谷川友子が書いている第2回目の開催レポート。タウンミーティングがどんなプログラムなのかを知ってもらえたらとの思いで書いています。ぜひお読みください!

note.com

 そしてお次は参加者インタービューの記事。タウンミーティングってどんな人が参加しているんだろう?どんなきっかけで参加しているだろう?ということが等身大の言葉で書かれています。

 素敵なインタビューなのでこちらもぜひチェックしてくださいね!

note.com

 

こっそりおひろめ…ついにこの企画が始動。

 時は来た!ジェンダーコレクティブ北海道ユースコミュニティメンバー募集が始まりました!

 こちらは計4回のワークショップ(ミーティング)を通して「ジェンダー」という言葉をキーワードに対話し行動していくユースのコミュニティメンバーの募集です。

 ついに!札幌、北海道でこのようなジェンダーに特化した対話の場、ワークショップにファシリテーターとして関わることができることを嬉しく思っています。

www.danjyo.sl-plaza.jp

 この企画をする際にいろんな方にヒアリングをしていた中で、「ジェンダー」という言葉を「LGBTQのこと」「世界の貧しい女の子問題」と捉えている方が少なくありませんでした。もちろんどちらもジェンダーのこと。

 しかし、ジェンダーとは性別に関して「こうあるべき」「こうあるのが自然」といったように、みんなの中で共有されている考え方や価値観などのことを言います*1。だから関係ない人はいない、誰しも身近なものなのです。

 じゃあ「ジェンダーギャップ」「ジェンダー平等」ってなんでしょう…?それはこの企画で探究していきます。お楽しみに!こちら、素敵なフライヤーとともに詳しくは次回のSNUG Journalでお知らせします。

 

2024年を終える前に…SDGs採択から10年が経とうとしているということ

 今日は資料作成の学習を兼ねてSDGsに関するドキュメンタリーを見ていました。

www.unic.or.jp

 私が対話の場づくりに出会ったのは2019年秋に参加したイベント。そのときのテーマがSDGsでした。当時の私はSDGsという言葉を全く聞いたことがなく、社会問題にも関心がない、特にニュースにも興味のない大学生でした。

 それから対話の場づくりに関わり始めたのが2020年。当時は「行動の10年(Decade of Actio)」と呼ばれる10年の最初の年でした。

 それから5年が経とうとしている今、私(たち)は果たして行動できていただろうか。

 行動の10年の折り返しが始まる2025年。2030年までのゴールというのが遠くに思えた2020年から確かに時は流れ、私自身も大人と呼ばれる立場になった今、5年の短さと重さを感じています。

 このドキュメンタリーの最後に国連事務総長のグテーレス氏が語っている言葉をここに記しておきます。

Let's be humble,

let's recognize our fragilities,

and Let's understand that only in unity and solidarity will be able to address them.*2

 

謙虚でいましょう、

私たちの弱さを自覚しましょう、

そして一致団結できた時のみ それができると理解しましょう*3

 

 これを機に、グテーレス氏に続いて私からも…「対話の力を信じ続けるための努力を続けましょう」。

 

結び

 突然グテーレス氏に続きだすこの遠慮のなさ、おこがましさ!!

 私はおこがましい人間ですが、それでも日々気持ちが引き締まったり、引き締まりすぎて緊張したり不安になったりもします。大胆に出ておいて勝手に卑屈になったり。

 それでも対話の不思議さや楽しさ、そして力強さを必死に信じるために努力したい。ワンダーは忘れずに。

 先日、美容師室に行ってきました。いつもお世話になっている美容師Sさんに現状の髪の悩みを伝えた上で、思い切って「お任せ」でオーダーしてみました。「長谷川さんのイメージに合うようにしますね」と言われながらパーマ開始。全て終わるまで自分がどうなるのかわからない、身を委ねる面白い体験でした。

 そして…完成したのは少年風のもこもこヘア。気に入っているのでお会いしたらぜひほめてください。

 さて、今週のSNUG Journalはこれで終わりにします。また来週、ここSNUG Journalでお会いしましょう。

 

2024年12月20日金曜日
対話の場づくり屋 SNUG
代表 長谷川友子

 

 

 

*1:ヒューライツ大阪さんのホームページより用語の説明 「ジェンダー」を参考に作成した文章です。ヒューライツ大阪さんには許可をいただきました。ありがとうございました!https://www.hurights.or.jp/japan/learn/terms/2011/08/post-8.html

*2:英語字幕より

*3:日本語字幕より

【第53号】熱を出し寝込む、遠くで活躍する同級生に想いを馳せる、ほか

「SNUG Journal」 へようこそ!

 「 対話の場づくり屋 SNUG」にまつわる情報や活動内容、公正な対話の場づくりに関するトピックを毎週金曜日にお届けします。ライターはSNUG代表の 長谷川友子です。

 さて今回は第53号。今回は週の大半寝込んでいたのでぶっちゃけ仕事が進んでおらず、よってあまり書くことがありません!

 が、せっかくなので熱を出して思うことや熱にうなされながら見た動画で再開した私の同級生についてなど書いてみます。徒然なるままに回です。

 今週はオリジナル連載漫画「たいわのふしぎ」もあります。ぜひ最後までお読みくださいね。

 

今週のSNUGの動きは?

 今週は日曜日、しっかり休み、本も買い、月曜日からモリモリ働いて…そして何の前触れもなく火曜日早朝に発熱。38度後半を彷徨っていました。熱が下がり切ったのが今朝で、今朝から仕事を無事再開することができました。

 …日程の再調整案件多数。関係者の皆さんにはお手間をおかけしました。お忙しいにも関わらず優しい言葉をかけてくださった方々のメールを見ながら、私も優しい大人になりたいと思った1週間でした。

 

委員を務めている第13次札幌市環境審議会第1回会議の情報、議事録が公開されました!

 私長谷川友子は第13次札幌市環境審議会の委員を務めています。先日行われた第1回会議の諸資料と議事録が公開されましたので、ぜひこちらからご覧ください。

 

熱を出し、寝込む

 急に高熱が出てお仕事をお休みし、3日間寝込んでいました。おかげさまでもう平熱まで下がりました。今週末までは大人しくします。

 各所にご迷惑をおかけしたなと本当に申し訳なく思いつつ、と同時にコントロールが難しいことでもあるので過度に責めたくもない…。

 私はただでさえ身体がそんなに強くない。でも私より体調が悪い方はたくさんいらっしゃる。体調が悪い方、身体が弱い方は圧倒的に生きにくい社会だからこそ、私の経験を書き留めておきたいと思います。

 

熱を出すと陥りがちな極端な思考

 私は自分で選んだ個人事業という仕事の仕方に一応誇りはありますが、一度体調を崩せばそんな矜持も吹き飛び冷静さを失います。

 「熱なんか出していたらクライアントはもう契約してくれない!!」「熱なんか出したら業界から干される!!!!!」「でも動かない頭で仕事もできない!!!」 と泣き喚く元気もなく悲劇感が増す日々。これはマジ。

 私に関わる方の名誉のために一応言っておきますが、私が熱を出したことを責める方は一人もいません。

 「個人事業としてやっていくって悪くないかも」と思った矢先「この働き方で生きていけるのか」と思う、この不安定を、どうしよう。

 

寝込みながら見た画面上の高校の同級生に想いを馳せる

 上記の問いは一旦保留にするとして、熱が下がりかけのときにYouTubeを見ていると私の高校の同級のAさんがサムネイルに出てきました。

 最近ある分野で急激に人気者のAさん。Aさんは私のことを覚えていないと思うけれど、同じ学年で同じ活動もしたAさんは、これまた人気者のあるチャンネルで話している。Aさんが楽しそうで、誠実そうで、胸がすっとした。偶然読んだ雑誌にAさんが寄稿していた文章もすごく素敵だった。

 YouTubeの番組でAさんが過去の話をしていた。私と同じ高校の話もしていた。しかし私は私に覚えのある母校の話よりも、Aさんが大学を卒業して今の分野に入ってからコロナ禍になったのだということ、そしてコロナ禍であるはずの仕事が全てなくなったこと、そしてなんとか地道にやってきた(全て意訳)というエピソードに、急激に親近感、いや親近感ではなく、同じ時代を生きているということはこういうことかという妙なリアリティ。

 同級だった過去ではなく、その後のともにしなかった時間のほうが実感を持って迫ってきて、Aさんが頑張っているのが伝わってきた。何かをともにする時間も、そうでない時間も同じくらい大事にしたいと思った。

 

子ども議会の様子をミニ紹介

 前回のSNUG Journalで書いた子ども議会第5回委員会でのリハーサルのお写真をいただきましたのでここでお届けします。視聴報告会が楽しみ。

 

次回のタウンミーティングは12/22(日)14:00~17:00@さっぽろテレビ塔です!

 次回のテーマは「気候変動と正しい科学の知識:地域・ローカル編」!講師には特定非営利活動法人 気候ネットワーク 上席研究員の豊田陽介さんをお招きします。

 

テーマ:気候変動と正しい科学の知識:地域・ローカル編
日時:2024年12月22日(日)14:00~17:00
場所:さっぽろテレビ塔 2階しらかば・あかしあ
お申し込み:こちらから!

 

 第2回目のコーディネーターレートはただいま執筆中!

note.com

 タウンミーティングのことは前回のSNUG Journalでも書きましたのでぜひ!

unitsnug.hatenablog.com

 

SNUGオリジナル漫画「たいわのふしぎ」

 4コマ漫画「たいわのふしぎ」を連載中。漫画を通して対話で起きることや可能性などを少しずつお伝えしていきます!

 

結び

 さて、今週のSNUG Journalはいかがでしたか?ちょっと異色の回となってしまいますがこんな回も、まあいいでしょう。 

 近くのコンビニもどこのお店もシャンシャンクリスマスソングが流れています。気候変動によってずれ込んだ四季が店内BGMによって補正されているような気分になることが多いです。 

 では、来週もここSNUG Journalでお会いしましょう!くれぐれもご自愛くださいね。

 

今週のP.S.

カフェの店員さんの「ショートサイズですか?」が「ショートスリーパーですか?」に聞こえた。じわ。

 

2024年12月13日
対話の場づくり屋 SNUG
代表 長谷川友子

 

【第52号】自分らしい行動を考えるための対話場づくり、対話の場とファッション論、ほか

「SNUG Journal」 へようこそ!

 「 対話の場づくり屋 SNUG」にまつわる情報や活動内容、公正な対話の場づくりに関するトピックを毎週金曜日にお届けします。ライターはSNUG代表の 長谷川友子です。

 もう12月、とても寒い札幌。そろそろ手袋と帽子がないと歩くのがキツいです。みなさんのお所はいかがでしょうか。

 さて今回は第52号。さっぽろ気候変動タウンミーティングの第2回目や対話の場づくりとファッション論などについてお届け。

 ぜひ最後までお読みくださいね。

 

今週のSNUGの動きは?

 執筆している土曜日の今日、午前中は令和6年度札幌市子ども議会の第5回委員会のファシリテーターをしていました。無事リハーサルも終わり、札幌市子ども議会は残すところ市長報告会のみ!

 今週は、コーディネーター・ファシリテーターを務めているさっぽろ気候変動タウンミーティング2024の第2回が終了。詳しいことは後述します!

 個人的には炊き出しのボランティアに参加したり確定申告の講座に行ったり病院に行ったりとお仕事以外でも盛りだくさんの1週間でした。

 

「さっぽろ気候変動タウンミーティング2024」第2回目「気候変動と正しい科学の知識:地球・グローバル編」が終了!

 コーディネーター・ファシリテーターとして関わっている札幌市環境局主催の「さっぽろ気候変動タウンミーティング2024」の第2回が2024年12月1日に開催されました。

 今回のテーマは「気候変動と正しい科学の知識:地球・グローバル編」。前回のDEIJの視点とは打って変わって科学者の気候システムのお話を学び、気候変動について対話しました。

 講師は東京大学先端科学技術研究センター准教授の小坂優さんです。控えめながらユニークな語り口の小坂さん。

 IPCCのAR5「人間活動が大気・海洋及び陸域を温暖化させてきたことには疑う余地がない。」という言葉の裏側を学びました。

 今年度のタウンミーティングは「参加者が安心できる対話の場づくり」に加えて「自分らしい行動を考える場づくり」となりそうです。 

 小坂さんのお話を聞きながら、社会の課題という文字通り、社会課題は関わっている人がとんでもなく多いというのがある種の"おもしろさ"であり魅力なのかな、と感じました。

 自身の好奇心や問いから生まれる行動を生み出すためにも、引き続き対話を続けていきましょう。

 

 詳しいコーディネーターレポートは公式noteにてお届けします。公開されたらここでもお知らせします!

 次回は2024年12月22日(日曜日)14時00分~17時00分、場所は札幌または大通駅近辺で予定しています。講師は特定非営利活動法人気候ネットワーク上席研究員の豊田陽介さんです。

 お申し込みはこちらから。ぜひお気軽にご参加くださいね!

 

余談

 今年度からのメガネスタイルも板についてきた感じがします。

 

いきなりコラム:確定申告と私

 今年から青色確定申告にチャレンジすることにしました。仕事を始めたころは「確定申告何色?」と問われて「赤!」と答えていた時期もありました(赤色申告など存在しません)。

 現在青色申告の準備のための無料セミナーに通っています。セミナーは学習塾を思わせる雰囲気で、講師によるテキストの読み上げと個別相談ができるスタイル。受講者は同期です。

 第3回目セミナーを終えた今、やや青色申告のステップの全体像が見えてきました。知らない業務、知らないソフト、知らない分野は怖いものです。何か始めるためには「始めるための準備」がとっても大事と再確認。

 ややぶっきらぼうな講師に質問するとなんでも教えてくれたので、ようやく「なんとかできるかも」と思うことができました。知らないことって怖い。知ることは安寧につながるな、と改めて痛感しました。

 

メイク道具と仕事着が経費に入らないなんて…

 お仕事で使うものはなんでも経費に入るだろうと思い込み領収書をもらい続けた一年間でしたが、そう簡単なお話でもありませんね。

 私が通ったセミナーの講師曰く、メイク道具と仕事用の衣類は経費に入らないそうです*1。日常生活、つまり業務以外でも着ることができるからということは理解できますが、直感的にはなんだかなあ、と。

 というのも、仕事とファッションは分かち難く結びついている態度と言えます。ファッションは非常に政治的な側面が強い。

 例えば、着ているものが言葉の説得力を変える場合があります。ジャケットを着用している人とスウェットを着ている人が同じ内容を話しても、受け取り手によっては話し手への判断・評価が異なることがあると思います。

 もう一つ。現状、私を含むジェンダー女性が全くメイクをしない場合、仕事の評価やイメージに影響しないことは到底考えられません。

 

 と、以上のことを一応セミナーで提言しごねたのですが、講師に「ではあなたのメイクと服装で売り上げが異なるという根拠となるデータを持ってきてください」と一刀両断され引き下がることに。う〜む。

 

対話の場づくりとファッションのつながり

 ファッションの話しが出たので、かねてからここで話してみたかった「対話の場づくりとファッション」についても触れます。

 先ほど書いたようにファッションは政治的なものと解釈しているため、私は対話の場づくりにコーディネーターとして関わる際に、特に主催や運営の服装についての提案をすることがよくあります。

 例えば、ジェンダー男性の主催者には基本的に現場にはスーツで来ないようお願いすることがあります。できるだけ関係者から権威性を抜き、参加者と公平な関係を築くことができるようにという意図です。

主催(札幌市環境局)がスーツを着ない
さっぽろ気候変動タウンミーティングの運営会議の様子。

 私も発言力を高めたい研修講師や委員会活動の際はジャケットを着用するようにしています。まだまだ私は講師や委員として「若手」と見なされるし、ジェンダー女性でもある。だからこそファッションからパワーをもらいたい。

不特定多数の参加者が集まる場でもジャケットを着てみたり。

 一方、ファシリテーターが権威を帯びることが成果につながらない場合はやや風変わりな服を着たりします。

札幌市子ども未来局令和6年度札幌市子ども議会の
ユースファシリテーター研修の初日。

 基本的に、仕事で着る服は基本的に日本製を選んでいます。これはナショナリスティックな理由ではなく、輸送コストや人権リスクが少ないことを想定して(もちろん、全ての洋服はできていませんし、追跡も容易ではないです)。

 本当は、誰もが好きなファッション、メイクをできる社会になってほしい。でもまだ道半ば。そんな中での私の服装の選択、SNUGとしてのこだわりのご紹介でした。

 何を着るかって、面白いなと思います。

 

結び

 さて、お腹が空いてきたので今週のSNUG Journalはここで終わり。今週はいかがでしたか。

 先日きのこ鍋を作ろう!と意気込んで鍋にきのこを詰め込みぐつぐつ似ていたら、真っ黒の謎鍋が出来上がりびっくり仰天。

 今年の年末年始はどうなるかな。そしてもう少しで来る自分の誕生日に思いを馳せつつ、私はこれでいいのかなとふりかえる毎日です。

 民主主義のあり方をともに探求し、この世界の平和を本気で願って(行動して)*2いきましょう。

 ではまた来週ここSNUG Journalで。

 

 

2024円12月7日土曜日
対話の場づくり屋 SNUG
代表 長谷川友子

 

 

*1:メイクの場合、その日のみのスタイリング費用や特殊メイク、衣類は着ぐるみや特殊衣装などは経費と考えられるそう

*2:

www.youtube.com

【第51号】初心はどこへ?知らんがな(と、言いたい)

 

「SNUG Journal」 へようこそ!

 「 対話の場づくり屋 SNUG」にまつわる情報や活動内容、公正な対話の場づくりに関するトピックを毎週金曜日にお届けします。ライターはSNUG代表の 長谷川友子です。

 前回のブログの公開が月曜日となってしまったため間隔が短いですが今週もSNUG Journalをお届けします。

 さて今回は第51号。現場のレポートは前回したので、今回は徒然なるままに回となります。

 オリジナル漫画「たいわのふしぎ」コーナーもありますので今週もぜひ最後までお読みくださいね。

粉雪降る札幌の街。

今週のSNUGの動きは?

 SNUG Journalの発行が月曜日にずれこんでしまったので火曜〜金曜の動きとなります。さっぽろ気候変動タウンミーティングのnote記事が2個公開されました(後述します)。

 さっぽろ気候変動タウンミーティング第2回目を今週日曜日に控え、プログラムを検討したりユースファシリテーターとの打ち合わせをしたり。また業務連携しているお仕事のお打ち合わせやなども進んでいます。

 もう少しで発表できそうなユース向け事業のフライヤーデザインが確定したりと嬉しいこともたくさんありました。楽しみ!

 

さっぽろ気候変動タウンミーティングの公式noteにてコーディネーターのレポートを書きました!

 さて今週の日曜日に第2回を控えた札幌市環境局主催のさっぽろ気候変動タウンミーティング。第1回のコーディネーターレポートを書きました。

 タウンミーティングの様子は前回のSNUG Journalでも触れていました。しかしこのnoteのレポートではSNUGとしての活動ではなく「ワークショップとしてのタウンミーティング」をコーディネーターの視点でお届けしています。ぜひお読みいただきたいです!

note.com

 

タウンミーティングの参加者インタビューもアップされました!

note.com

 また以上と併せてタウンミーティングの参加者のインタビュー記事も公開されました。

 このインタビュー記事はタウンミーティングにどんな思いの参加者がいるのかを知っていただき、未来の参加者のハードルが下がれば…との思いもあります。

 今回インタビューにご協力いただいたイヌスキーさんは等身大の言葉でタウンミーティングへの参加体験を語ってくださいました。ぜひお読みくださいね!

 

 

 

ユースファシリテーターたちとのタウンミーティング運営会議、開催!

 さて、今週はタウンミーティングのユースファシリテーターとの作戦会議が2日間行われました。そのうち一日の様子です。

わいわい感があります。

 タウンミーティングにユースファシリテーターが入ったのは今年が初めて。それゆえどんな場づくりをしていくのかも全員未知数。可能性でいっぱいです。

 市役所担当者とユースファシリテーター、コーディネーターの私で集い、タウンミーティングのありたい姿を対話しました。

 私はファシリテーター養成講座の講師を担当し、ユースへファシリテーションの基礎をお伝えしていました。しかしユースファシリテーターたちが現場に入り基礎どのように活かすか、対話の技術をどう自分なりに応用していくのかということも、今後丁寧に伝えていきたいです。

 改めてファシリテーションや場づくりは答えもないし果てしないなと思うとともに、対話の場づくりをする「ファシリテーターチーム」がいることを心強く思いました。

 

さっぽろ気候変動タウンミーティング第2回目は今週日曜日です!

 ということでみんなでつくるタウンミーティング、ぜひお越しください。どの回からでもご参加いただけます!

日時:2024年12月1日(日曜日)14時00分~17時00分
場所:札幌エルプラザ2階会議室1・2
講師:小坂優さん(東京大学先端科学技術研究センター 准教授)
参加お申し込みはこちらから!
(全8回共通の申し込みフォームのため、一度お申し込みしていただければ次回以降のご連絡もいたします。)
主催:札幌市環境局

 

「丁寧に伝える」で思い出す私の町の町医者たち

 突然ですが、私はいくつかの病院を掛け持ちしており、それぞれの分野のかかりつけ医がいます。いつもお世話になっているお医者さんたちはいわゆる地域密着型の病院の「町医者」です。

 そんな町医者の皆さんにたくさんお世話になった今週。私の健康、心身の仕組みや現状を丁寧に過不足なく説明してくれているなと気づきました。

 例えば診療内科のF医師はうつ病の仕組みと私がなりがちなうつ病一歩手前の危険信号を順序立てて教えてくれます。産婦人科のK医師は低用量ピル服用による血栓ができる仕組みと血栓の防止策を噛み砕いて教えてくれました。

 それゆえ待ち時間は長いのですが、丁寧な過不足ない説明の安心感たるや偉大。いつも病院を出たあと、安心感のある晴れ晴れとした気持ちになっていることに気づきました。

 私の専門分野である対話の場づくりでも、丁寧な過不足のない説明を大事にしながら、地域の中で誰かの晴れ晴れとした気分や安心感をつくれたらと思いました。

 

初心はどこへ?知らんがな(と、言いたい)

 とはいえ、今週は「ファシリテーター」という言葉の定義のすり合わせによく遭遇する1週間でもありました。改めてファシリテーターという仕事、役割の捉え方は人によって様々。もはや多義語です。

 カオスな毎日の中、「初心忘るべからず」という言葉が頭をよぎります。…が、初心なんて思い出せないよ!だって日々こんなに変化している。

 でも思いました。当たり前だけど私が必要だと思うことをやること、言うこと。存在してほしい対話の場をつくること。そのために会議し提案しプログラムをつくり準備し現場に向かうこと。それがSNUGとしての仕事であったと!

 初心はの在処は現在不明ですが、私は今の私の感情、気持ち、問いからは手を離さないでいたい。

 「初心忘るべからず」など「いい感じ」な言葉には影響を受けやすい私。そろそろ「知らんがな」と言えるようにもなりたい。規範との戦いです。

 

SNUGオリジナル漫画「たいわのふしぎ」

 4コマ漫画「たいわのふしぎ」を連載中。漫画を通して対話で起きることや可能性などを少しずつお伝えしていきます!今回は好きだけど苦手な懇親会での一幕。

結び

 さて今週のSNUG Journalはいかがでしたか。最近のジャーナルの中ではライトな回となった気がしますがいかがでしょうか。

 外は雪、街がとても綺麗でした。いつまでも綺麗な季節があるように、気候変動や街の課題をこれからも考え続けたい、考え続ける仕組みをつくっていきたいなと思う日々です。

 さて、取り留めのなくなりそうなところで今週はおしまいにします。体調が芳しくなさそうな方もちらほら見かけます。くれぐれも皆さん、あったかくしてください。

 ではまた来週、ここSNUG Journalでお会いしましょう!

 

2024年11月29日
対話の場づくり屋 SNUG
代表 長谷川友子

 

【第50号】外は寒いが現場はアツいぞ!SNUGの現場の現在地と可能性とは?

「SNUG Journal」 へようこそ!

 「 対話の場づくり屋 SNUG」にまつわる情報や活動内容、公正な対話の場づくりに関するトピックを毎週金曜日にお届けします。ライターはSNUG代表の 長谷川友子です。

 第50号!大変キリがいい号ですが通常回です。今回はここ最近の現場の様子やその意義をお写真とともにお届けします。 

 今週も現場がアツいぞ!ぜひ最後までお読みください。

 

今週のSNUGの動きは?

 今週は現場は「気候変動・生物多様性タウンミーティングin円山動物園」から始まり(後述します)、次回のタウンミーティングのロケハンや準備、そして業務提携先とのお仕事をしたり内部調整を進めていました。

 また令和6年度札幌市子ども議会も大詰め!第4回委員会が終了しました。様子は後述します。

 

「気候変動・生物多様性タウンミーティングin円山動物園

 札幌市円山動物園、北海道地方ESD活動支援センター(EPO北海道)が主催する札幌市円山動物園×気候変動教育プロジェクト「気候変動・生物多様性タウンミーティングin円山動物園」の第1回、第2回のファシリテーターを務めました。

 先週の土曜日に第2回「アジアゾウ・オランウータン編~アジアの森と私たちの暮らし~」が開催されました。

 今回はタイトルにあるとおりアジアなどの熱帯林の動物たちを通して私たちの社会について考える対話型のプログラムです。

 今回のメインコンテンツの一つ目は、札幌市円山動物園で超!長く働いている朝倉卓也さんによる熱帯林の動物の園内ガイド。

快晴でした。

あまりいい写真を撮れず…1頭4000kgくらいあるらしい。

 

 そしてもう一つの目玉は、NPO法人開発教育協会スタッフの八木亜紀子さんによるパーム油に関するワークショップ。今回は八木さんによるレクチャーやワークショップを通してパーム油に関する世界の現状を学び、私たちにできることを考えました。

 NPO法人開発教育協会スタッフの八木亜紀子さん。

 

皆さんは「パーム油」をご存じでしょうか?

 アブラヤシとも呼ばれるパーム油。生産国はインドネシアやマレーシアなどですが、私たちの生活と切り離すことはできません。

 例えば私たちが口にするマーガリンやショートニング、お菓子やインスタント食品、石鹸やシャンプーなどの商品の多くにパーム油は含まれています。(「植物油脂」と表記されることが多いです)。

 しかし原生林を伐採し大規模なパーム油を開発することには森林伐採による生物多様性の損失、気候変動への影響、土地を巡る先住民への権利侵害など様々な課題があります*1

 ですから、パーム油をめぐる問題は生産国だけにとどまりません。全員が考えるべき問題なのです。

 

なぜ動物園で市民対話企画ワークショップをするの?

 北海道、札幌に住んでいる市民にお馴染みの札幌市円山動物園(北海道にとどまらず有名ですね)。現状、多くの人が動物園をレジャー施設、デートスポットのように「楽しむ場所」と捉えられがちです。

 しかし!札幌市動物園条例には「動物園のあるべき姿」として以下が挙げられています。

生物多様性保全に寄与することを目的としている。
・野生動物を主とした飼育及び展示を行っている。
・野生動物の繁殖による生息域外保全の取組を行っている。
・野生動物の保全に関連する調査研究及び教育活動を行っている。*2

 「動物園にはもっと環境教育、ESD(Education for Sustainable Development)など学びの場としてのポテンシャルがある!」という札幌市円山動物園、北海道地方ESD活動支援センター(EPO北海道)の強い思いがこの企画のきっかけだそう。

 実際に動物を見、動物の専門家の話を聞くことができる動物園。私自身もこの企画に携わりながら動物や動物の関係者からたくさんのことを学び、考えました。

 環境教育やESDに対話は不可欠。多くの人々が集まる動物園という場所で対話のプログラムを実施していくことの意義と可能性を感じました。

 皆さん、ありがとうございました! 

 

さっぽろ気候変動タウンミーティング第1回目「気候変動を考え対話するための「公正」の視点とは?札幌でDEIJを考えよう」のミニレポート!

 先週のブログでお伝えしましたが、札幌市環境局主催のさっぽろ気候変動タウンミーティング2024の第1回が2024年11月10日にさっぽろテレビ塔で行われました。

 さっぽろ気候変動タウンミーティングは全8回の市民対話型ワークショップ。私長谷川友子はコーディネーター、ファシリテーターを務めています。

 詳しくはさっぽろ気候変動タウンミーティングのnoteでコーディネーターのレポートを書く予定ですが、SNUG Journalでもミニレポを…。

 このさっぽろ気候変動タウンミーティングは「気候変動などの社会課題を地域で対話することを当たり前に」「社会問題について公正に対話する場をつくる」というチャレンジングなビジョンのもと実施中。

 第1回目の講師は公益財団法人プラン・インターナショナル・ジャパンアドボカシーグループリーダーの長島美紀さん。参加者全員で「気候正義」や「DEIJ」について考えました。

 

ともに対話の場づくりを行っていくユースファシリテーターとは?

 さて、このタウンミーティングでは「公正な対話の場づくり」を担うユースファシリテーターが活躍中。

 年功序列、経験至上主義的な社会の中で抑圧されがちなユース世代。社会の中で抑圧されているということは、対話の場で発言しづらくなることにもつながります。

 そんなユースがファシリテーターを担うことは、ユース世代がエンパワーメントされ、全世代にとって充実感のある対話の場をつくることにつながります。

 (ユースファシリテーターの事前研修の様子は以下のブログよりお読みいただけます!)

unitsnug.hatenablog.com

第1回のユースファシリテーターの皆さん。

対話の場づくりをどう捉えるか?現場を通して浮かぶ問いとともに

 対話の場づくりをどのように捉え、考え、評価していくのか(いくべきか)ということは、対話に携わる者として常に考えています。 

 対話の場を参加者数、アンケートなどで得た参加者の満足度や感想、起きた変化など成果の視点から考え捉えることは重要です。一方、対話の場は相互理解を深めながら信頼関係を築き、自他の影響力を学び、変化していくプロセスそのものとして捉えることもできます。

 「公正って、公正な対話の場ってなんだろう」「そもそも対話ってどんなことができるんだろう」という素朴すぎるとも言える様々な問いが浮かびます。問いを持つこと、答えがわからないことと仕事を進めることは両立するはず。

 今年もさっぽろ気候変動タウンミーティングに関わることができていることを心から幸せに思っています。

 


第2回のタウンミーティングは「気候変動と正しい科学の知識:地球・グローバル編」!ぜひお気軽にご参加ください!

日時:2024年12月1日(日曜日)14時00分~17時00分
場所:札幌エルプラザ2階会議室1・2
講師:小坂優さん(東京大学先端科学技術研究センター 准教授)
参加お申し込みはこちらから!
(全8回共通の申し込みフォームのため、一度お申し込みしていただければ次回以降のご連絡もいたします。)

 タウンミーティングはほっとできる、たのしく参加できる場であってほしいと思っています(「たのしい」という言葉も多義ですが…)。

 気候変動についての知識や活動経験の有無は一切問いません。ぜひお気軽にご参加くださいね!コーディネーター、ファシリテーターとして皆さんをお待ちしています。

 

そして先ほど令和6年度札幌市子ども議会第4回委員会が終了しました!子ども議会の皆さん、ユースファシリテーターの皆さん、お疲れさまでした!

 現在、札幌市子ども未来局主催の令和6年度札幌市子ども議会のファシリテーターを務めています。先日の土曜日に第4回委員会が終了。午前中は意見交換会、午後は提案作成づくりの大詰めと盛りだくさんのプログラムでした。

 

声を上げ、提案し、参加している場を変えていく子ども議員たち

 提案づくりの大詰めの午後、グループでの作業中に一人の子ども議員から「ゆうこさん、提案があります。作業時間をもう少し延ばしてほしいです」との声が。

 私は提案を伝えてくれた子ども議員に対し、その提案の答えファシリテーターの私だけでなく全員の意見を聞く必要があること、会場の全員に伝えたければみんなに聞いてもらうように作業している全員に私から声をかけることができると伝えました。

 ぜひみんなに伝えてみたいとのことだったので、私は会場にいる全員に子ども議員の提案に耳を傾けてもらえるように呼びかけました。

 子ども議員は全員にこう提案しました。

「作業時間を〇〇分まで延ばしてほしいです。なぜかというと、どのグループもまだ作業がありそうだし、作業時間を延ばしたほうがよりよい提案になると思ったからです。」

 すると、主催の担当者含む全員から賛成の表明がありました。ファシリテーターの私は会場の全員に作業時間を延ばして作業することを伝えました。

 自分や自分たちの意見を「提案」し、あがった提案に対し賛否を表明することができる子ども議員たち。子ども議員たちは、提示された決まりやルールは声を上げたり提案することで変えることができると身をもって表しました。

 

子ども議員の話し合いを支え、対話の場づくりで活躍するユースファシリテーターたち

 子ども議会でもユースファシリテーターが活躍中。朝の事前会議から子ども議会、夕方のふりかえりのミーティングまで一日中の大仕事。

 子ども議会の場が先に述べたような子ども議員による提案が生まれるような場になったのは、各グループに入り子ども議員たちの話し合いをサポートしているユースファシリテーターたちの存在が欠かせません。

 ユースファシリテーター一人ひとりが自分の目標や問いとともに試行錯誤しながら対話の場づくりを通して子ども議会のサポートをしています。

 子ども議員の話し合いを支え続けたユースファシリテーターの皆さん、お疲れさまでした!市長報告会が楽しみですね。

 

SNUGオリジナル漫画「たいわのふしぎ」

 4コマ漫画「たいわのふしぎ」を連載中ですが今回はお休みです。

 

長谷川友子のおすすめコンテンツコーナー

www.youtube.com

  突然ですが面白動画をご紹介します。女性芸人のお笑いコンテスト「女芸人No.1決定戦 THE W 2024」のファイナリスト記者会見のアーカイブ

 とにかくめちゃおもしろいです。笑えます。ピン芸人からカルテットまでユニットのあり方も多様でとても豪華。

 女性の芸人さんのあり方も多様になりつつあるのかなと思っています。例えばメイクやスタイリング、ファッションがとても自由で多様。スーツばかりのM-1とはまた異なった新しい雰囲気があります。

 安心してけらけら笑えます、もしよかったら息抜きに見てみてくださいね。お笑い芸人をめぐるあれこれに疲れてしまった方もこの動画は楽しめるのではないかなと思います。おすすめ。

 

結び 

 さて今週もSNUG Journalをお読みいただきありがとうございました。SNUG Journalが1周年を超えたあたりから、毎週書きたいことが溢れてくるようになりました。

 取捨選択したり、書き散らかしてみたり、今後もたくさんのチャレンジをここSNUG Journalでしていきたいです。第50号を迎えられて嬉しいです。読者の皆さん、いつもありがとうございます。これからもどうぞよろしくお願いします。

 ではまた来週、いや今週金曜日!ここSNUG Journalでお会いしましょう。 

 

2024年11月24日(月)
対話の場づくり屋 SNUG
代表 長谷川友子