食品安全情報blog過去記事

はてなダイアリーにあった食品安全情報blogを移行したものです

食品安全ヘルプラインからクリスマス関連話題

Christmas tales from the food safety helpline
14 December 2009
http://www.nzfsa.govt.nz/publications/media-releases/2009/2009-12-14-quirky-helpline-calls.htm
「裏庭にクジャクがいるのだけれど、クリスマスのディナーに食べてもいい?」
この1年にNZFSAの無料電話相談に寄せられた問い合わせの一例である。
答えは?我々は狩りなどの伝統的ニュージーランド人の活動を規制していない。従って野生動物を殺して食べることについての食品安全上のルールはない。しかし野生動物は不健康だったり汚染されていたり不適切な取り扱いがなされたりする場合には食べると病気になる場合があり、そのような場合の安全上のTIPSを発行している。

「おばあちゃんの冷凍庫を掃除したら10年前の冷凍品が見つかったのだけれど、これをフードバンクに提供してもいいか?」
クリスマスには慈善団体が食品の提供を呼びかけているが、質の悪いものや期限切れのものを欲しがってはいない。経験上、冷凍生チキンは4ヶ月以内、調理済み肉や魚は2ヶ月以内、キャセロールは2-3ヶ月以内、卵白は12ヶ月以内に食べるべきである。疑わしい場合には捨てる。

「道路で(交通事故で)死んでいる動物は食べてもいい?」
あまり良い考えではない。例えばその動物は病気のせいで道路で躓いたのかもしれないし、あるいは事故の衝撃で内臓が破裂して体内に雑菌が拡散しているかもしれない。我々の助言は道路で死んでいる動物は腐肉を食べる動物のためにそのままにしておくことである。

面白かったのは70歳代の新婚男性が警察に大好きなチーズの性で不能になったと苦情を申し立て、警察が我々に照会してきたが食品安全上の問題は見つからなかったことである。

NZFSAのヘルプラインは年に約15000件の問い合わせを受け付ける。クリスマス期間はお休みである。