つれづれの窓から

日々かんがえたこと

おしるこの紫の池 サラサラと おこげが少し泳いでいった

小豆色の池にパックもちの焦げが粉々になって漂っている。

 

おしるこを食べたいという願望を昨年末からすくすくと育て続けていた。

やっと作戦実行に移せる。

 

トースターの網にパックもちを寝かせ、設定を調節していく。

焼き加減を5段階から選ぶことになったが、

おしるこを1、2度しか食べたことがない自分にとって

理想形を築くためにはどれくらい焦げをつけてよいのかわからない。

 

とりあえず、中くらいにしておく。

 

パックもちを焼いている隙に、こしあんと水をレンジで温めて汁をつくる。

混ぜ合わせた2つはレンジから出てきたときには、もう分離していた。

また混ぜ直す。

 

そうこうしているうちに、パックもちが焼けた。

あら、、

焦げ目がくっきり。

 

あんこの汁に浸からせると、おこげがサラサラと

紫の池に泳いでいった。

 

焼き目調節の中くらいを選んで

こんなに焦げているんだから

これを上回る出力は、もはや必要がないんじゃないか…?

 

いや、でも車と同じで通常使用において必要以上の速度(スペック)を

出力できるようにしておかないと

普通に使っただけでメカに甚大な負担がかかるのかなあ…

 

幼いころ父に質問した

「車はなぜ制限速度以上の速度が出せるようになっているのか?」

に対する答えがよぎった。

 

そうとかなんとか考えながら、食べ終わる。

 

食べたあと、悔しかったのでもう1回パックもちを焼いた。

焼き目調節を最小にすると、

ほどよくきつね色に焼き上がったパックもちが顔を覗かせた。

 

おしるこの理想形に1つ近づけたようだ。