えす、えぬ、てぃ

好きなものの話をしよう

マーブル模様のまだら

ふわふわしている。すこぶるに。

実家に帰っている期間、生きてはいるけどなんというかそれこそ「精神と時の部屋」に入ってるような気持ちになることがある。

進んでいるけど時の流れが違う。だからかも。日常生活を送る街に帰ってきてほっともしているが「あれ、なんか一気に時間進んでない?」とちょっと引いてる。

いや、本当の「精神と時の部屋」はその部屋に入っている間、時間がきちんと止まるんだっけか。

 

 

仕事中もボケてる、とまではいかないけど、でもどっか現実味のないまま進めている気がする。

あれやこれやと処理しながら「あーもっとこの仕事店舗よくやったほうがいいんだよなあ」と反省することも多い。そういうとこだぞ、と何度今日頭を抱えただろう。

正月ボケという言い訳はいつまで許されるんだろう。

 

 

なんだかそんな感覚のまま過ごしていて、でも好きなことについて考えている時間とか面白かった瞬間とかだけ、縁取りをしたようにハッキリとするからまたそれも相まって「えっと今は何がどうなっているんだ?」と頭がバグる。

ハッキリとした意識とぼんやりした意識が混ざってるんだな、これは。

 

 

来週末には京都の文学フリマにでる。

大阪の文学フリマは2回ほど出たが、京都は初だ。メインは既刊になってしまうが、コピー本で先々月ぶっ倒れていた頃の日記とその期間に救われたかまみくの話をエッセイで書こうと思っている。

最初は「エンタメに生かされている」というテーマで短く書く予定だったのだけどそう決めた直後にぶっ倒れ、その中でも「エンタメ」に生かされていると感じたので、なんというかそれを煮詰めたくなったのだ。

 

ごくごく個人的な話で、と書きながらそもそも私の文はずっと個人的な話ばかりなんだけど、それはそれとして、今回はより「自分」の文な気がしている。まあ完成するかは分からないけど。

 

 

今年はコミティアにも出たいな、とか、小説も久しぶりに書いちゃうか、とも思っている。もし書くなら、のストーリーをイメージするたびにわくわくする。

ああでもないこうでもないと思いながら、たまにメモをして書き出しまでの余白を楽しむ。書き出してしまうと意外にその余白はあっという間に消えるしそもそも思ってたのと違う、の連続になるので。でもこの「書きたいそわそわ」をうまくジップロックに詰められたらいいのに。

 

 

そんなそわそわこそ、この薄ぼんやりした毎日の中でハッキリと分かる数少ないものなのかもしれない。

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