はてなデパート

はてなデパート (フラワーコミックスアルファ)

夜のデパートに迷い込んだ女の子。
ショーウィンドウに立つマネキン。
一風変わった支配人のいるデパートで、
訪れた人が見つけた大切なものは――
優しさに包まれる、オムニバス・ストーリー。

　
グズグズに泣かされてしまった。
　
いい。むっちゃいい。凄くいい。
　
印象批評ではなく、できるだけ論理批評に徹しようとしている
自分だけど、まずはこんな言葉から始めるしかなかった。
　
一つ一つの話はちょっとだけ不思議なファンタジーなんだけど、
最終話で全ての意味がつながって……
　
そしたらもう、泣くしかないじゃん。
　
読み終わってからもう結構な日数が経ってたので（大抵こうなってしまう）
この感想書くときに、改めて一話目から読み直してみたんだけど、
最初からもうずっと、グズグズに泣かされてしまった。
　
これは本当に素晴らしい作品。
　
「リリリライト」も「魔法自家発電」も秀作だったし、
谷和野、追いかけなくちゃいけない作家がまた増えてしまった。