こりゃすごいぞ
STAN・GETZ&KENNY・BARRON
「people time」
内容:
disc1
1 east of the sun (and west of the moon)
2 night and day
3 I’m okay
4 like someone in love
5 stablemates
6 i remember Clifford
7 gone with the wind
disc2
1 first song(for Ruth)
2 (there is)no greater love
3 the surrey with the fringe on top
4 people time
5 softly ,as in a morning sunrise
6 hush-a-by
7 soul eyes
演奏:
STAN GETZ tenor saxophone
KENNY BARRON piano
録音:1991年3月3・4・5・6日
デンマーク・コペンハーゲン、「カフェ・モンマルトル」 にてライブ録音
制作:
エマーシー
GITANES
JAZZ PRODUCTION
EMARCY 510 134-2
定価税込3,648円
※インプレッション:
こりゃぁ まいった まいった
このアルバムは クールジャズの名手 スタン・ゲッツが亡くなる 3ヶ月前にライブ録音されたもの
しかも ピアノの ケニー・バロンとのデュオだぁ
どの曲も何の衒いもない ゲッツの魂そのまんまの演奏
ずどんとこちらの胸の奥に浸みてくる
バロンのピアノも ときに寄り添い どこまでも美しい
(disc2の② 「no greater love」 や ⑥ 「hush-a-by」 ではゲッツに負けじと突き進むがぁ!)
バラードがいずれもいいなぁ
特にdisc2の① 「firast song」 のゲッツのテナーは しみじみ美しいと思う
同じく④ 「people time」 のバロンのピアノも 押さえた表現で クール
disc1の⑥ 「i remenber Clifford」 を聴いて つまらないという人はきっと
ジャズが嫌いなひとなんだろう!
コペンハーゲンの聴衆も 興奮せずにはいられなかっただろう
会場の熱気がCDの音からもにじみ出ている
こんな演奏を聴くことができたなんて
コペンハーゲンのみなさんは幸せだぁ
なんだぁ なんだ このあと3ヶ月後にゲッツは 亡き人となる
なんということだ
こんなにスウィングしていたのに
思わず合掌だ
※購入は おなじみブックオフ 浦和南元宿店 にて 税込500円でした
500円アルバムには普段手を出さないのですが 2枚組ということで 食指が動いたぞ
しかし これは 500円では申し訳ない 価値あるアルバムでしたぁ
いやぁ しかし いいことがあるもんだ こんな素敵なアルバムと出会えるなんて!!
毎度ありがとうございました