六時のおやつ

札幌発 朝夕六時に更新、またはどちらか、はたまた何もない日が続く不定期 写真日記。

セミを自宅で羽化させてみた

camera: OM SYSTEM OM-1 Mark II lens: M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro


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25日の夜に捕獲したセミの幼虫(メス)を自宅に持ち帰ったのは羽化を撮影しようと思ったからだ。
部屋のカーテンにセミを置き、部屋の電気を消して暗くする。

下から上に登っていくセミが上に到達したら、また下におろす。
スマホの灯を頼りにそんなことを数回繰り返していたら、セミが動かなくなった。
2~3分様子を見て動く気配のない事を確認したので部屋の電気をつける。






camera: OM SYSTEM OM-1 Mark II lens: M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro


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まだかまだかと待つこと47分、ついに背中の縦線の所から割れた!






camera: OM SYSTEM OM-1 Mark II lens: M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro


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背中が割れてから9分経過したが、パッと見たら蜘蛛かと思えるぐらい丸く膨らんでいる。






camera: OM SYSTEM OM-1 Mark II lens: M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro


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【12分経過】(これから書く経過時間は全て背中が割れてからの時間になります)
ちょっと角度を変えて横から見てみる。






camera: OM SYSTEM OM-1 Mark II lens: M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro


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【13分経過】ぬる~っと出てくるのかと思っていたが時折、体を小刻みに震わせながら殻から出てくる。
思わず頑張って頑張ってと自然に声が出てしまう。






camera: OM SYSTEM OM-1 Mark II lens: M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro


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上の状態を角度を変えて見るとこのようになっているが、グリーンと白い翅が美しい






camera: OM SYSTEM OM-1 Mark II lens: M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro


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【21分経過】お尻の先端が見えて来た。
まるで荒川静香選手の得意技のイナバウワーのようだ。
この体制から今度は腹筋運動のように頭を上に持ち上げて体をすっぽりと出すのだ。






camera: OM SYSTEM OM-1 Mark II lens: M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro


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【31分経過】翅は白くグリーンの翅脈(シミャク)が美しすぎて、神秘の世界だ。
この時に翅には絶対に触れてはならない。

触ってしまうとクシャクシャになった翅となり飛べないセミになるのだ。
実は小学校2~3年生の時にこの状態のセミを校庭で見つけ、片方の翅をつまんでしまったのだ。

片方の翅は伸びることなく飛べないセミになってしまい、苦い思い出となった。






camera: OM SYSTEM OM-1 Mark II lens: M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro


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【42分経過】翅が翅らしいらしい形になってきたと同時に翅のグリーンの翅脈が消えて行く






camera: OM SYSTEM OM-1 Mark II lens: M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro


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上の状態を横から見るとこんな感じだ。
しっかりと殻につかまっているが、ここで落下すると羽化失敗という事になる。






camera: OM SYSTEM OM-1 Mark II lens: M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro


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【51分経過】段々と翅に色が付いてくる。
殻の隣で、じぃーっとしている姿が可愛らしい。
このまま翅が乾くのを待っているのだ。時間は深夜00:01分。
私はここで一旦寝るとして翌朝にご対面することにした。






camera: OM SYSTEM OM-1 Mark II lens: M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro


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目が覚めたのは朝6:50分のことで、カーテンを見に行くと大人になったアブラゼミの姿があった。
顔を洗い歯磨きを終え、その間もじーっとセミは動かず大人しい。

生まれ故郷に返すため、すぐに着替えて幼虫を捕獲した場所まで片道15分、往復30分の散歩に出る。






camera: iPhone 15 Pro Max


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カメラを持つのは面倒だったので、この写真はiPhone 15 Pro Maxで撮ったものだ。
人目に付かぬよう木に放し、再会を誓うとセミは私に軽く会釈をしたあと手を振りながら2メートルほど離れた木まで飛んで行った。
私事で申し訳ないが最後に嘘をつかせてもらったよ。






捕獲したセミが何のセミなのかなと興味津々だったが前回のコメントで頂きました a-wiさん のご指摘通りアブラゼミでした(^-^)

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