玉砕覚悟で経営幹部に突撃してみた 結果報告編

「生産効率を上げろ!生産効率がすべてだ!」と叫んでやまない弊社と弊社の極悪評価制度(生産効率のみに特化した評価基準)を打破すべく、「生産性も大事だけど、それと同じくらい品質も大事でしょ?」という思いを明日、経営者レベルの幹部の方々にぶつけてこようと思います。変わるかどうかはわかりませんけど。言わないより言ったほうがいいじゃないですか。
なんで「生産効率」が第一で「品質」が二の次なのか - とりあえずなんですけどね

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結果報告

僕「プログラマの評価が"生産効率"だけなのはおかしいです。"品質"も評価軸に入れるべきでは」
経営幹部A「今、高品質な部品を別の部署で作ってるから、それを使えばおk」
経営幹部B「高収益を目指すためには生産性の向上は絶対不可欠」
経営幹部C「(うなずいてる)」
経営幹部D「(うなずいてる)」
経営幹部A「その高品質な部品を顧客に提供すること、そしてその上で使われるシステムがお客様にとって喜ばれるもの、お客様にとって付加価値の高いものであるべき」
経営幹部B「当然品質も大事、だから評価として品質を加味するのも検討したいと思う。ただ品質の高い部品が出来上がれば問題はないはず」
経営幹部C「(うなずいてる)」
経営幹部D「(うなずいてる)」
僕「だ、だめだこいつら早く何とかしないと……!」(心の中で)
経営幹部A「お客様に喜ばれることが当社にとっていちばん大事なこと。私がこの会社に入る前はね……(昔の良き時代の話がえんえんと続く)」
経営幹部B「(うなずいてる)」
経営幹部C「(うなずいてる)」
経営幹部D「(うなずいてる)」
僕「高品質なものを使うことによってお客様に最大限の付加価値を提供したい、それが大事だということはわかりました、私もそれに向けて邁進したいと考えております。」
経営幹部A「(うなずいてる)」
僕「ただ、その理想と現実にはかなりのギャップがあるように思います。社内にいる多くのプログラマーは必死に頑張っていますが、彼らが正当な評価を受けていない現実があるということだけでも認識していただければ幸いです。」
経営幹部A「……。」
経営幹部B「……。」
(以下省略)

結論

  • 偉い人たちは簡単に「高品質」を手に入れられると本気で考えているようだ。
  • 偉い人たちは「高品質」なものがあれば簡単に「生産効率」が上がると本気で考えているようだ。
  • 理想と現実を伝えても、現実を直視しない傾向にある。
  • ただし、「お金」という現実にだけ、ものすごい勢いで興味を抱いている。
  • 現実はそう簡単には変わらない。

toriaezu先生の次回作にご期待ください!