2018年下半期に読んだ本のベスト
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今年は、長男6歳と一緒にゲームをたくさん遊ぶようになった。
スーパーマリオオデッセイに始まり、ニンテンドーラボの段ボールを組み立て、マイクラで家を作ってくれとせがまれ、今はポケモンLet's goピカチュウを休日の度に一緒に遊んでいる。めちゃくちゃ楽しい。描いていた理想の親子関係がここにある。
遊びたいゲーム、読みたい本、見たい映画は無限にある。そんな中でも、読んだあと印象に残った本はすべてブログに書いてきた。途中で飽きたり挫折した本もたくさんあるが、読んで得たものを記録しておくのにブログという形式は最高だと思っている。
というわけで、下半期に読んで特に印象に残った本たちを紹介したい。
◆ユービック
- 作者: フィリップ・K・ディック,浅倉久志
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 1978/10/01
- メディア: 文庫
- 購入: 14人 クリック: 175回
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今更Kindleで読んだ。
てか、kindleってこういう「今更読むもの」を読むのに最高だ。
場所をとらないし、思い立ったときに購入して読めるし、特にハヤカワSFは定期的にセールもしてくれるので安くなったタイミングで買っておいて、暇なときにタブレットでもスマホでも自由に読める。
というわけで今更読む名作SF。読むと、かの有名なポルナレフの「あ、ありのまま今起こったことを話すぜ…!」の気分を味わえる。何が起きているかわからないまま話が進んでいく様は完全に新手のスタンド使いか未知の念能力者による攻撃。
ジョジョやHUNTER×HUNTER好きなら是非。
◆半分世界
何にでも好みってものがあるけど、この小説、というか短編全部が僕個人の好みにビタッとはまりました。
どれ読んでも面白い。でも、読めば読むほど他のひとは面白いって感じるかな…とも考えてしまう。どこが面白いのかという説明をしようとすると伝えるのが難しい。
合う人は最初の数ページでどっぷりハマると思います。とりあえず『吉田同盟』から読んでください。
◆死に山
死に山: 世界一不気味な遭難事故《ディアトロフ峠事件》の真相
- 作者: ドニー・アイカー,安原和見
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2018/08/25
- メディア: 単行本
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なんだかネットのレビューでは賛否両論あるみたいだけど、個人的には最高に面白かった。
世界一不気味な遭難事故の「謎解き」には不満があるのはわかるんだが、それよりも事故に至るまでの過程とその調査の描き方が面白すぎる。謎に迫るドキュメンタリーとしての完成度の高さが凄まじい。
冒険小説を読んでいるときのワクワクに近い感覚。ミステリーとアドベンチャー好きにこそ読んでほしい。
◆無脊椎水族館
人間には癒しが必要だ。スポーツだったり読書だったりゲームだったりネットだったりと人によって癒しはいろいろあるだろうけど、水族館で無脊椎動物を見ることによって明日からも仕事を頑張ろうと思う人は一体どれだけいるだろうか。
薄暗い水族館の中で、アメフラシやクラゲなどの無脊椎動物を眺めることこそが日々のストレスからの解放となる。うん、その気持ち、なんとなくわかるかもしれない。自分もやってみたいかもしれない。
少しでもそう思ったなら、いやそうは思わなくても、是非読んでください。とりあえずエッセイとして面白すぎるから。
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下半期に読んだ本だと面白かったのは以上かな。
上半期含めると、『折りたたみ北京』『ゲームの王国』『黙殺 報じられない“無頼系独立候補”たちの戦い』あたりが年間ベストになると思う。